栃木県を中心に小売事業を展開するカンセキは、2024年1月のNTT東西による固定電話のIP網移行に伴い、電子発注システム(EOS)で自動発注を行っている仕入先を対象に、流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)に移行する。
同社は、流通BMSを補完する Web-EDIシステムを短期間で構築するため、データ・アプリケーション(DAL)のエンタープライズWeb-EDIシステム基盤「ACMS WebFramer」を採用した。併せて、積年の課題となっていた発注業務のペーパーレス化や属人化の解消、コスト削減も目指す。
Web-EDIシステムを選択する際には、7社の提案から3社に絞り、最終的にACMS WebFramerを選択した。流通BMSに対応した業務テンプレート「ACMS WebFramer 小売業界向け流通BMS対応Web-EDIテンプレート」が決め手となった。
さらなる発注業務のシステム化を進めることを考えており、将来的には、卸・メーカーからの出荷から始まる出荷開始型モデルの導入や、蓄積したデータを使った発注分析も検討している。