データ・アプリケーション(DAL、中央区)は6月30日、データを収集、変換、蓄積するETL(Extract/Transform/Load)ツールの新版「RACCOON バージョン2.1」を発表した。対応するファイルフォーマット、クラウドデータベース(DB)などを拡充。同日から発売する。
入出力できるフォーマットに「Excel 2019」「Excel for Microsoft 365」を追加。また、クラウドのデータ、アプリケーションを呼び出すウェブAPIでの活用が多いJSONを新たにサポート。ウェブAPIのインターフェースを持つデータ連携基盤「ACMS Apex」などと組み合わせ、統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP S/4HANA」、クラウド型営業支援(SFA)システム「Salesforce」などと連携したデータ変換、加工が自動化できるとしている。
連携イメージ(出典:DAL)
クラウドDBでは、「Microsoft Azure SQL Database」、「Amazon RDS」、PostgreSQL互換の「Amazon Aurora」、「Oracle Database Cloud Service」を新たにサポート。また、稼働環境には「Oracle Cloud」を追加している。
対応するクラウド環境一覧。青字が今回の追加項目(出典:DAL)
拡張機能一覧(出典:DAL)
税別販売価格は、スタンダードエディションが300万円、セレクトエディションが100万円から。最低期間3カ月からのタームライセンスの場合、スタンダード エディションが月額12万5000円。また、月額4万円からのサブスクリプションモデルも提供する。
DALは、RACCOONの活用例としてクラウドとオンプレミス環境を併用するハイブリッドなデータベース連携、オンプレミスからクラウドへ移行する際のDB、アプリケーションのデータ集約、加工、格納などを紹介している。