DIGIPASS Key 1 は、VASCOにとって PKI (公開鍵基盤)をベースとした初の認証ソリューションであり、同社のPKIミドルウェア「DIGIPASS CertiID(デジパス・サーティアイディ)」と連携して動作します。DIGIPASS CertiID も DIGIPASS Key 1 と同様に本日より提供を開始します。VASCO は、新たに発売した両製品の提供開始によって、今後 PKI を始めとするさまざまな認証技術を活用した安全である強力な認証のためのあらゆるニーズに対応してまいります。
DIGIPASS Key 1 は、強固な認証、セキュアなアクセス、トランザクションの保護を提供する、非常に携帯性の高いポータブルなソリューションであり、ICカードと同様の機能を備えています。同製品は、大企業、政府機関、金融機関向けの認証ソリューションとして開発され、セキュアな Web ログイン、PKI ベースの Windows ログオン、電子メールの電子署名/暗号化、セキュアな VPN アクセスなどを実現する強力な二要素認証を提供することで、認証に対するニーズの拡大や変化に応えます。欧州の各種規制ガイドラインにも対応するため、個人情報の管理、e バンキング、電子政府のトランザクションにとって最適なソリューションとなります。
DIGIPASS Key 1 に内蔵されたチップは、きわめて安全なデータコンテナです。ユーザの秘密鍵は、ユーザが証明書を要求する際にチップ内で生成されます。チップ内の秘密鍵をチップの外にエクスポートすることはできません。ユーザが DIGIPASS Key 1 上の証明書にアクセスしてトランザクションに署名を追加する場合は、PIN コード(暗証番号)の入力が求められます。
DIGIPASS Key 1 の特長は次のとおりです。
・セキュリティの強化:
強力な認証、セキュアなアクセス、トランザクションの保護を提供する DIGIPASS Key 1 は、電子署名機能を使用してデスクトップへのセキュアなアクセスとデータの保護を実現する場合に最適なアプローチです。署名を追加する場合、必ず PIN の入力が求められます。
・コスト削減の支援:
スマートカードと同等の機能が搭載されているため、スマートカードリーダへの投資が不要になります。また、大規模展開を想定して薄型で軽量で配送に適したパッケージングも設計されており、標準の郵便料金で配送できます。このため、郵便サービスを利用して製品を大規模展開することも容易です。
・利便性:
複雑な PKI 環境を簡素化できます。操作性に優れており、PKI に関する知識を持たないエンドユーザでも容易に利用可能です。デバイスのサイズは超小型 (43.9 mm x 16.1 mm x 4.3 mm) で約2グラムと軽量なため、持ち運びが非常に便利です。複数のPCを利用しているユーザにも適しています。
・対応規格:
JAVAカード対応、RSA 1024、2048 ビット鍵長、 DES、3-DES、SHA1、SHA2、AES、ECDSA。アプレットはEAL4+ およびEAL5+の Protection Profile SSCD (欧州法)。ICチップ: FIPS 140-2 level 3。X.509電子証明書、PKCS#15。
VASCO の代表取締役および COO であるヤン・バルキー (Jan Valcke) は次のように述べています。「DIGIPASS Key 1 と DIGIPASS CertiID は、当社初の PKI対応認証ソリューションです。このたびの両製品の提供開始をもって、VASCO は認証に関するあらゆるニーズに応えるソフトウエアベンダとして、今後さまざまな要件に対応できる PKI ベースのソリューションに取り組んでまいります」
DIGIPASS Key 1 の製品写真は下記からダウンロードできます。
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●VASCO Data Security (バスコ・データ・セキュリティ) について: VASCO (VASCO Data Security International) は強力な認証と電子署名のソリューション、およびサービス分野における No.1 サプライヤです。1,150 社もの国際金融機関をはじめ、100 カ国以上の 7,600 社を越す企業を顧客に持ち、こうした企業のインターネット上の安全を日々守り続けている、世界をリードするソフトウエア・カンパニーです。VASCOのソリューションは、主に金融、エンタープライズセキュリティ、電子商取引、電子政府で活用されています。
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