ヤンマー情報システムサービス、アジア/欧州をまたがる帳票システムにSVF/RDEを採用

帳票業務の一元管理により、セキュリティ環境の強化とコスト・工数を削減

ウイングアーク1st株式会社

2009-04-22 10:00

 Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、ディーゼルエンジンや農業/工業機械、環境機器を提供するヤンマーグループの情報システムの構築・管理を一手に引き受けているヤンマー情報システムサービス(本社:大阪市淀川区、以下:YISS)が、世界にまたがる部品販売システムの一元管理を目指しシステム改革に着手し、これに伴う帳票システムの刷新にあたりウイングアーク テクノロジーズの「Super Visual Formade(SVF)」と「Report Director Enterprise(RDE)」を採用したことを、お知らせいたします。


 この新部品販売システム「RPMS(Regional PartsManagement System:海外現法補用部品システム)」は刷新に伴い、新帳票システムが開発されました。RPMSは、2008年7月よりシンガポールで稼動、続いて10月には米国2拠点でカットオーバーを迎え、2009年3月オランダで本システムが稼動を開始しています。
 YISSでは、かつて海外拠点では、ディーゼルエンジンなどの保守・メンテナンス用部品の調達や修理を日本で行っていましたが、現在では現地調達の形に変わり、扱う部品の数も製品数の増加にともなって約200万点数以上にのぼっていました。業務プロセスの変化や拠点ごとに分散されたシステム体系のため、約20年前に開発された部品販売システムは、データやインフラの一元管理がしにくい状況にありました。そこで、これらの課題を改善するため、YISSは世界20拠点以上にまたがる新システム「RPMS(Regional PartsManagement System:海外現法補用部品システム)」の開発に取り掛かりました。
 一方、これらに伴う帳票運用については、種別ごとに各専用紙が必要でコストもかかる上、印刷の都度用紙を載せ変えるなど煩雑な作業が生じていました。また、バーコード印刷や文字の大きさ変更が、プリンタの機種に依存しているという問題もあり、帳票の追加要件に柔軟に対応できない環境でした。そこで、RPMSの刷新にともない、帳票運用の課題を解決するため新帳票システムを検討。日本側に帳票サーバを置き、専用回線を通じて海外から印刷指示に対して出力を行う新帳票システムを構築しました。SVF/RDE採用にあたっては、[1]英語および中国語対応 (*1)、 [2]プリンタの非依存性(中国語の印字対応) [3]海外拠点における高レスポンスを実現するデータ圧縮機能、が評価されました。


 新帳票システムは、3カ国でプリンタ台数合計20台、全ユーザ数は約115人、常時ユーザ数は30~85名で運用され以下の導入効果をあげています。
・帳票運用コスト削減:専用紙のコストがゼロ、PDF出力により保管スペースの低減
・開発工数の削減:800種類以上の管理帳票を絞り込み80種類に削減
・24時間365日の運用に耐える安全性とパフォーマンス
・利用者の権限設定によるセキュリティ機能強化
・RDEのデータ圧縮機能による、出力指示、データ送付、印刷のレスポンスの確保
・PRMSと連携した、帳票出力管理
・容易な帳票フォームの変更で現場の業務負担をふやさない柔軟性の高い帳票運用を実現


 今後、YISSは中国への展開をすすめ、さらに電子帳票の仕組みを強化すると共に韓国、タイ、インドネシアなど他の海外拠点への展開を検討、創業100周年にあたる2012年に全展開の完了を目指しています。


 YISS様のSVF導入事例詳細については以下URLをご参照ください。
  (リンク »)


 注釈1:中国語については個別の検討・対応が必要となります。詳細はウイングアークテクノロジーズ迄お問い合わせください。


[ヤンマー情報システムサービスについて]  (リンク »)
設立:1986 年9月
所在地:大阪市淀川区
事業内容:海外現地法人を含むヤンマーグループのネットワーク管理とシステム開発・保守・運用・教育事業を展開


[ウイングアーク テクノロジーズについて]
「Form&Data」のウイングアーク テクノロジーズは、大手SI企業や企業の情報システム部門が取り組むシステム開発と現場業務の効率化をはかるため、「帳票、レポート、ドキュメント」の分野に特化したツール・ミドルウエア製品、サービス、サポート、導入支援、トレーニング等のサービスを提供します。とくに、情報システムに共通する「データ」のINとOUTに対して、業務に見やすい「フォーム」を使ったユーザインターフェイスによって、ソフトウエアの組み合わせによる短期システム構築と、わかりやすい業務の運用を実現しています。
・「SVF」【帳票出力】基幹系帳票システムの統合・共通化、帳票運用の効率的な一元化
・「Dr.Sum EA」【データ活用】業務に蓄積されるデータの高速な集計分析と可視化
・「StraForm」【帳票入力】業務にあるドキュメントのデータ化とWebシステム化


[会社概要]
社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長:内野 弘幸
設立:2004年3月
資本金:1億円
売上高:83億円(2008年2月期)
従業員数:185名(2009年2月現在)
事業内容:帳票・レポート・ドキュメントの分野におけるソフトウエア製品の開発、販売、導入支援、保守サービスの提供。
URL: (リンク »)


<製品・サービス関するお問合せ先>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社  
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700  FAX:03-6710-1701  
E-mail:tsales@wingarc.co.jp


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