メタデータ、部外秘の伏せ字化、スケジュール自動登録機能を備えたグループウェア付きSNS“MextPNE”を発売

・セマンティック技術(5W1Hメタデータ自動抽出エンジンMextractr)でSNSの利便性を向上 ・“MextPNE” を【中から】評価できる『セマンティック・カフェ』を開設

メタデータ株式会社

2009-05-21 08:20

メタデータ株式会社(本社:東京都文京区、代表:野村直之)は5月20日、伏せ字化機能により部外秘情報を守りつつ部外者とも適切に情報共有したり、書き込み記事の本文からイベントや打ち合わせ日時の情報の5W1H(いつ、どこで、何を、いくら等)を抽出して、カレンダー登録画面に渡したりする機能を備えた、グループウェア付きSNSの “MextPNE” を本日発売します。また、“MextPNE” 稼働事例として、セマンティック技術やサービスについて、技術者や利用者が集うコミュニティ『セマンティック・カフェ』(無料)を本日(20日)公開します。 “MextPNE”は、トータル・パッケージの直販、システム構築、代理店、SIerへのOEM供給で、2年間で50システムの販売を目指します。また、手嶋屋が中心となって開発したOpenPNE、OKIのCrossba等、既存SNS製品のアドオン製品(機能追加)のかたちで弊社が販売、サービス提供してまいります。
 近年、Mixi、Greeなどの公開SNSの成功を受けて、社内コミュニケーション、コラボレーションのツールとしてのSNS活用に注目が集まっています。レガシーのグループウェアより使い易いツールとしては、一足先に「ブログ」システムが企業内に普及し始めました。しかし、もともとWeb上の気づきを個人が毎日公開するためのアプリケーションとして始まった「ブログ」は、複雑な組織構造、濃密な人間関係を含む様々なタイプの人脈ネットワークが重なった企業内でのコミュニケーションには最適とは言い難いものがありました。そこで、「ブログ」のように気軽に記事を書き込んで共有できる上に、その共有レベル(アクセス権)を、参加者自身がきめ細かく制御できるSNSに注目が集まりました。
 今では、NTTデータはじめ、大小様々な企業で、社内SNSは欠くことのできないコミュニケーション基盤となり、ますます重要性を増しているといいます。

 そんな社内SNSも、記事単位でしかアクセス権が制御できなかったという弱点があります。メタデータ株式会社はこの点に着目しました。グループウェア機能についても実績のあるOpenPNEに5W1H メタデータ自動抽出エンジンMextractrをアドオンした“MextPNE”を開発しました。例えば営業日報なら、本文中の顧客名、担当者名や住所、電話番号、見積もり金額など、不用意に全社共有してはまずい情報は、部署外向けテキストからは自動で隠します。ですが、部外者でも文書の存在はもちろん、伏せ字以外の内容は読むことができます。
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 スケジュール登録機能は、コミュニティのトピック(記事)本文はもちろん、個人の日記、さらには、受信メッセージ、送信メッセージからも使うことができます。これらの表示画面の下方で「スケジュールに登録」のボタンを押すと、日本語を自動解析し5W1Hを抽出して「予定を登録する」の画面に移ります。

以上のユニークな機能を気軽に体験し、背景となるセマンティック技術や、来るWeb 3.0時代のセマンティック・サービスについて情報交換を活発に行うため、“MextPNE” を使ったコミュニティ『セマンティック・カフェ』本日付けで公開しました。
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 今後、“MextPNE”のOEM供給先の代理店、SIerを、クローズド・コミュニティでサポートしてまいります。また、SNS運営者様を、実際の製品の上でコミュニケーションしながら、適切にサポートする目的でも活用してまいります。
 “MextPNE”の発売を記念し、5月29日18時までの期間限定で、『セマンティック・カフェ』への招待状のリクエストを受け付けます。

【参加方法】(下記の全角「@」を半角’@’に変えて宛先としてください)
semantic-cafe@metadata.co.jp
に、件名:参加 
と書いてメール送信。(本文は、あってもなくても構いません)

 “MextPNE”および関連製品は、5月26日,27日に東京ドームシティ・プリズムホールで開催のIPAX’2009展示会場内・未踏スーパークリエーター(★野村直之)展示コーナーで触れて見ることができます。ご来場者はもれなく、『セマンティック・カフェ』にご招待いたします。
IPAX’2009 
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■ 動作環境
サーバ要件CPU :Pentium Dual Core 2GHz相当以上
メモリー : 2GB以上  HDD: 空容量40GB以上
  OSRed Hat Enterprise Linux, Fedora
  Windows Web Server2008など

■ 販売計画
製品ライセンス (OS等は別途)
  ・イントラネット内でMextractrサーバを運用:Mextractr初期費用50万円,年間保守費25% (税込) 辞書カスタマイズ費用:応相談
  ・SaaSでMextractrサーバを利用の場合: Mextractr年間サブスクリプション費20万円 (2000ユーザまで; 税込) 辞書カスタマイズ費用:応相談
  ・MextPNE初期設定構築サービス費:30万円 (SNS自体を新規導入受託の場合の追加費用)
  ・企業内SNS運営コンサルティングサービス:応相談

販売目標  2年間でOEM先の販売含め50社に提供

□ OpenPNEについて
 株式会社手嶋屋が中心となって、オープンソース方式で開発を行ってきたSNSエンジン。PCとモバイルのハイブリッドなプラットフォームに、豊富なSNS機能を搭載。多様なサーバー環境で、無償で利用できる。「OpenPNE」により構築されたSNSは現在、約3万SNS。2009年1月にリリースされた「OpenPNE3.0」では、「OpenPNEのプラットフォーム化」をキーワードに、多彩なAPIの採用や国際化を実現した。

OpenPNE公式サイト  (リンク »)
手嶋屋公式サイト  (リンク »)


□Crossba について
 OKI(沖電気工業株式会社)の「Crossba(クロス場)」は、「コミュニケーションの課題」、「知識の活用・創造の課題」、「人と人とのネットワークの課題」に対する有効な解決手段を求める企業に対し、課題の解決をサポートするツールとして販売中の知識・情報共有基盤/企業向けSNS製品です。
 ナレッジマネジメントを支援するEnterprise2.0ツールとして「SNS + Social Bookmark + Wiki + Search 」を骨組みとし、SNSセクションには「社員データベース連携」「全員Q&A」「FAQ」「ファイル添付」、検索セクションには「一網打尽検索」「ひと検索」、Social Bookmarkセクションには「日記連携」など、企業の社内利用に特化した特長的な機能を備え、企業における「新しいコミュニケーションの場」「知識共有の場」としての利用をコンセプトに開発されています。

Crossba 紹介サイト  (リンク »)

用語解説

■ Mextractrについて
 「Mextractr」は、日本語テキスト、すなわち普通の文章から、5W1Hにまとめられる数百種類の意味情報を自動抽出し、表現の統一(正規化)や、数値化を行うサーバソフトウェアです。“MextPNE”は、Mextractrをイントラネット内部に置くか、またはSaaS形式で利用してOpenPNEに独自の機能を追加した製品です。

 関連製品に、「Mextractr個人情報フィルタ」、「Mextractr for Mashup」があります。「Mextractr for Mashup」は、主にサーバー側でプレーンテキストをマッシュアップ可能な素材(Atom+GData)に加工します。カレンダーや地図、名簿や製品データベース等と連携させ、軽量・安価で高機能なエンタープライズ・マッシュアップ普及の一助となることを目指しています。

 「Mextractr WebAPI」を活用したBtoBサービスに、「Salestractr」 (Sun x リクルートMashup Award 4thで『セールスフォース賞』『メタデータ賞』を受賞) 、BtoCサービスに、「メイドめーる」(ドリコム Award on Rails 2008で『メタデータ賞』を受賞)があります。

 IE8アクセラレータ版の、「5W1H Mextractr」および「Mextクリッパー」も、公開以来、好評をもってご利用いただいています。
(リンク »)

※固有表現
様々な固有名詞に数量表現、型番、コードなどを加えたもの。Mextractrでは、300種類以上の固有表現を定義し、5W1Hに基づいて体系化、階層化した意味属性を用いて解析しています。その結果はフィードの一種AtomにGData、georss、UBL2.0、および、独自の拡張を加えた形で出力しています。

■メタデータ株式会社について
メタデータ株式会社は、2005年12月にメタデータ活用技術、セマンティック技術の応用ソフトウェア会社として設立。文書管理、情報系を中心とした企業へのWeb2.0の導入を手がけると共に、WebAPI化支援、セマンティック技術を駆使した次世代のデータ連携によりホワイトカラー業務の自動化率向上、創造性拡大の支援に努めています。
→  (リンク »)


□各社の商標について
  ・OpenPNEは、株式会社手嶋屋の登録商標です。
  ・Crossbaは、沖電気工業株式会社の商標です。
  ・Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
  ・RED HATは、米国Red Hat, Inc.ならびにその子会社の登録商標です。
  ・その他、記載されている会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

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