VOISTAGE、INSネット1500対応の「マルチメディアボックスVS-2301MB」を発売

~ コンパクトなワンボックスで大規模・多回線の音声/FAX応答サービスを実現 ~

NTTデータ先端技術株式会社

2009-09-28 15:00

 NTTデータ先端技術株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:山田 伸一、以下、NTTデータ先端技術)は、CTI/CRM※1製品の総合ブランド「VOISTAGE(ボイステージ)」のラインナップに、INSネット1500回線※2に対応し大規模・多回線の音声/FAX応答サービスを可能にする「マルチメディアボックスVS-2301MB」を新たに加え、販売を開始いたします。
< 新製品提供の背景 >


従来、CTIシステムの構築の際は、PCIバスに接続するタイプのテレフォニーボードをサーバ内へセットアップしていました。そして、このボード単体のハードウェアだけでなく、CTIに必要なソフトウェアもあわせ、一体型のCTIプラットフォームとして提供できることがVOISTAGE製品の大きな特長です。しかし、サーバの薄型化が進み、搭載できるボードの数や物理的に搭載可能なサーバの種類が限られるなど、機器選定の際の選択の幅は徐々に狭まっていました。


 2006年4月、この課題を解決するために発売されたのが、VOISTAGEの「マルチメディアボックス」です。独立したアプライアンス形態をとる「マルチメディアボックス」は、それまでのVOISTAGEのテレフォニーボードと同等の機能を持ちながら、サーバ内の物理的スペースや、バスの形式や相性にとらわれず、容易にサーバに接続できるようになりました。その最大の特長であるホストインターフェースへのUSB 2.0の採用が、サーバ接続や回線の増設における制約を取り払い、システム構築の際の自由度を大幅に高めました。「マルチメディアボックス」は、アナログ回線対応製品(VS-411MB)に併せて、INSネット64回線対応製品(VS-412MB)が、ユーザのニーズに応え同時発売され、その柔軟性とコストパフォーマンスの高さでCTI製品市場を大きく塗り変えました。


 今回発売の「マルチメディアボックスVS-2301MB」はINSネット1500回線に対応する製品です。 INSネット1500は、1回線で最大23chの同時音声/FAX応答サービスが可能なため、大規模な自動音声応答システムやFAX受注システムを持つ企業や事業者で多く使用され、単独でも、またひかり電話など他の種類の回線とのハイブリッド利用でも、CTIシステムにおけるニーズが非常に高い回線です。このため、既にボードタイプのINSネット1500製品がVOISTAGEにラインナップされていますが、このたび、かねてよりのユーザの声に応え、FAX応答機能の付加等、INSネット1500のメリットをさらに引き出す製品として開発、新たな「マルチメディアボックス」を発売する運びとなりました。これにより、マルチメディアボックスの適用範囲はさらに広がり、小規模から大規模システムまでをすべてサポートできるようになります。


「マルチメディアボックスVS-2301MB」は、2009年10月1日より、全国50社余のVOISTAGEパートナーを介し販売を開始いたします。



< 「マルチメディアボックス VS-2301MB」のおもな特長と機能 >


◆ コンパクトな筺体と、高いメンテナンス性・拡張性
マルチメディアボックスVS-2301MBはB5サイズのコンパクト設計となっており、19インチラックの2Uのスペースに最大3台まで設置可能です。1Uのサーバと組み合わせると、合計3Uで最大69chの音声/FAX応答システムを構築することができます。
また、ホストインターフェースにUSB 2.0を採用しており、交換・増設等のメンテナンス性にも優れています。今までのようにサーバをラックから下ろして内蔵されたテレフォニーボードを抜き差しするといった作業が必要ありません。


◆ 豊富な機能を標準装備
本製品はハード・ソフト一体開発により、音声/FAX応答システムに必要な各種機能を標準装備しています。機能追加の際にも新たなハードウェアやソフトウェアを追加することなく、豊富な機能をお使いいただけるため、高いコストパフォーマンスを発揮します。
<標準機能>
・自動音声/FAX応答機能
・音声認識/音声合成機能
・ダイヤルパルス認識機能
・スーパーG3 /カラーFAX対応
・ナンバーディスプレイ対応
・各種INSネットサービス対応


◆ 各種開発環境を標準装備
本製品は音声/FAX応答システムの開発に必要な各種開発環境を標準装備しています。GUI環境の簡易開発ツールをはじめ、Visual Basic 2008/2005/6.0、Visual C++ 2008/2005/6.0、Visual C# 2008/2005など多彩な開発言語に対応しており、システム要件や開発者のニーズに合わせて最適な開発環境を選択することができます。


<開発環境>
・GUI環境の簡易開発ツール「StageWriter」
・より高度なアプリケーション開発のための「スクリプト言語」
・経験豊富なアプリケーション開発者のための「ActiveX」
・標準テレフォニーAPIライブラリ「S.100API」


◆ 安心の5年間保証
ユーザ登録をしていただくことで、保証期間を通常の1年間から5年間に延長させていただきます。通常故障に対する修理を、期間中何度でも受けることができます。


■ システム利用例


◆ 受付業務
○ 受注業務に自動音声応答機能を用いて24時間受付
業務時間外の電話注文も自動音声応答機能で24時間受注受付。顧客名や商品名など、プッシュボタンと音声認識を併用し、受注データとして処理できます。

○ 大量の注文書を受信するFAX受注システムに用いて生産性アップ
送られてきたFAXをサーバに蓄積、画像データとして処理します。閲覧や送信をブラウザ上で操作することにより、FAX機との往復や情報の漏洩も防げます。また、ペーパーレス化により文書の散逸や用紙・トナー等のメンテナンスからも解放されます。


◆ アウトバウンド業務
○ アウトバウンドシステムに用いて業務コスト軽減
あらかじめ登録した対象に定型的なメッセージ(音声・FAX)を自動発信し、大量のリストに短時間で効率よく情報を伝えます。公共の情報提供からマーケティング、社内情報伝達など幅広い用途に対応します。


■ 製品の提供方法

発売日:2009年10月1日
標準価格: 249万9千円(税込)
販売方法:全国50社余のVOISTAGEパートナーを通じて提供されます。



【VS-2301MBへの乗り換えキャンペーンについて】
他社製の音声/FAX応答製品からVS-2301MBへリプレースしていただいたVOISTAGEパートナー様に、素敵な特典をご用意いたしました。詳しくは、パートナー様にご案内いたします。

【VOISTAGEパートナー新規契約キャンペーンについて】
新たにパートナープログラムにご加入いただくVOISTAGEパートナー様に、素敵な特典をご用意いたしました。詳しくは営業担当までお問い合わせください。

用語解説

※1  CTI (Computer Telephony Integration)/CRM(Customer Relationship Management)
CTIは、電話やFAXをコンピュータシステムに統合する技術。CTIを使って顧客サービスを戦略的に向上させようとする考え方がCRM。

※2  INSネット1500(アイエヌエスネット1500)
NTT東日本/西日本が提供する主に企業向けの大容量ディジタル通信サービスで、光ファイバ網の利用によりアナログ電話回線換算で23回線分の容量がある。回線交換方式のため、IP電話と比較して音声品質が安定している。
初期費用/月額使用料など詳しくはNTT東日本/西日本へお問い合わせください。


■ VOISTAGEについて

VOISTAGE(ボイステージ)は、NTTデータ先端技術が提供する新しいコンセプトを持ったCTI/CRM製品の総合ブランドです。ハードウェア・ソフトウェアの一体開発と国内生産による信頼のサポート、強力な販売ネットワークにより、すでに10万回線を超える累計導入実績と高い評価を得ています。

※ VOISTAGEは、NTTデータ先端技術株式会社の登録商標です。

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