CSK Winテクノロジ、BitLocker(TM)管理ソリューションのWindows(R) 7に対応したセキュリティ強化版を発売開始

ワンタイムパスワード機能を追加してセキュリティをさらに強化、「Compatible with Windows(R) 7」ロゴを取得

Winテクノロジ株式会社

2009-10-22 11:10

株式会社 CSK Winテクノロジ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:古宮 浩行、以下 CSK Winテクノロジ)は、マイクロソフト社のWindows(R)に搭載されている暗号化機能BitLocker(ビットロッカー)※1が導入されたPCのための管理ソリューション「PerfectWatch for BitLocker」を、今回、Windows 7に対応し、セキュリティ面の強化のため「ワンタイムパスワード※2機能」を追加した新バージョン「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」として、10月22日から発売開始します。「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」は、マイクロソフト社がWindows 7との互換性と信頼性を認定する「Compatible with Windows 7」ロゴを取得しています。
Windows 7で強化されたBitLocker To Goは、Windows 7 Enterpriseに標準搭載のハードディスクおよびUSBメモリなどの暗号化を行う機能で、PCの盗難・紛失などによる情報漏えいのリスクを大幅に低減します。


CSK Winテクノロジが2009年3月に発売した「PerfectWatch for BitLocker」では、BitLockerの集中管理やリモート管理などを実現しています。今回、販売開始する「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」では、Windows 7に対応するとともに、ワンタイムパスワード機能を新機能として追加し、Windows環境のさらなる最適化を実現いたします。


BitLockerでは、PCのWindows起動環境が変更※3された場合などに回復パスワードを使って起動する必要がありますが、システム管理者はこの回復パスワードの定期的な変更や、第三者に不正利用されないように適切に管理することが求められます。BitLockerの標準環境では、回復パスワードとは異なる1回限りのワンタイムパスワード発行機能がなく、回復パスワードをシステム管理者が電話やメールなどでユーザーに直接伝えなければならないため、セキュリティを考慮した運用やパスワードの入力を簡単に行いたいというニーズがありました。


このようなニーズに対し、「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」では、ワンタイムパスワード機能を追加しています。これにより回復パスワードそのものではなく、任意のキーワードを組み合わせたパスワードをエンドユーザーに伝えてPCを起動することを実現しました。通常の回復パスワードに見られる長文のパスワードを入力する手間や誤りを最小限にし、ユーザーの回復パスワード忘れに対応することにより、セキュリティ強化や作業負荷軽減が可能となりました。
ワンタイムパスワードを容易かつ確実に伝達するために「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」で使用しているアルゴリズムは、CSK Winテクノロジが新たに開発し、日本国特許を取得しています(特許第4383506号)。
また、「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」は、Windows 7との互換性と信頼性についてのテストに合格した製品をマイクロソフトが認定する「Compatible with Windows 7」ロゴを取得しており、Windows 7導入企業に安心して導入いただけます。


CSK Winテクノロジは、「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」を本年度でクライアントPC台数50,000台への導入を目指しています。


■ 「PerfectWatch for BitLocker」の主な機能
・使いやすさと管理効率の向上
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ツールでお客様保有PCのBitLockerによる暗号化状態を一括管理可能
・管理の煩雑さを解消
管理コマンドを連携でき、お客様独自の管理が可能
・管理の正確性を向上
ユーザーの暗号化解除操作を制限し、企業のセキュリティポリシーを徹底
・お客様環境に柔軟に適応
Active Directory導入有無にかかわらずツールが使用可能


■ 「PerfectWatch for BitLocker ver2.0」の主な新機能
・Windows 7に対応
Windows 7に対応し、互換性と信頼性を認定する「Compatible with Windows 7」ロゴを取得済み
・PCが起動しない緊急時も安心(ワンタイムパスワード機能)
エンドユーザーに回復パスワードを通知することなく、ワンタイムパスワードによるセキュアな復旧が可能


■ ライセンス価格構成(税抜)
□初期費用
管理者PC1台あたり100,000円
□年間使用料
クライアントPC 500台まで:500円/台
クライアントPC 501台目~1,000台まで :400円/台
クライアントPC 1,001台目~2,000台まで:300円/台
クライアントPC 2,001台目~3,000台まで:75円/台
クライアントPC 3,001台以上:別途ご相談ください


<ライセンス価格計算例(税抜)>
例1)クライアント30台の場合
初期費用 100,000円+年間使用料(30台×@500)=115,000円
例2)クライアント1,200台の場合
初期費用 100,000円+年間使用料(500台×@500)+(500台×@400)+(200台×@300) = 610,000円


<マイクロソフト株式会社からのコメント>
マイクロソフト株式会社 執行役 エンタープライズパートナー営業統括本部担当 前田 浩 様
「マイクロソフトは、この度の株式会社CSK Winテクノロジ様による暗号化機能BitLocker(TM)対応管理ツール『PerfectWatch for BitLocker ver2.0』の提供開始を歓迎します。
本ソリューションは、弊社より製品仕様などの技術情報を株式会社CSK Winテクノロジ様へ提供することで、最新オペレーティングシステムWindows(R) 7との親和性と操作性、および管理性を効果的に高められるように設計されており、機密保護の向上と容易な管理性を両立するソリューションとしてお客様のニーズに応えるものと期待しています。
弊社は、長年にわたる株式会社CSK Winテクノロジ様との協業を一層推進し、お客様に最適なソリューションが提供できるよう引き続き取り組んでまいります。」


■ 「PerfectWatch for BitLocker」について:
(リンク »)

■ Windows BitLockerドライブ暗号化について:
(リンク »)

用語解説

※1BitLocker:Windows Vistaから導入された、ボリューム全体を暗号化する機能。Windows 7では、BitLocker To GoとしてUSBフラッシュドライブなどのリムーバブル記憶域デバイスの暗号化機能が追加された。
※2ワンタイムパスワード:毎回異なる情報をパスワードとして発行し、利用する仕組みのこと。固定式のパスワードに比べて、定期的な変更などを行わずにセキュリティの向上が可能。
※3起動認証用デバイス破損・紛失の場合や、ハードディスクを別のPCに付け替えた場合など。

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