このようなニーズを受け、CRMやSFAシステムとして多くの機能と顧客を持つ「Salesforce CRM」との連携を実現させました。
今までのFAX配信システムは、顧客データベース機能が搭載されておらず、FAX配信をするシステムと配信後の送達管理をするシステムの間で、リストや送達情報のインポート(※5)・エクスポート(※6)をする必要がありましたが、「Salesforce CRM」との連携によって、顧客データベースの一元化が可能になります。
また、ネクスウェイは、2005年10月より「Salesforce CRM」を自社のマーケティング施策と営業の活動プロセスを可視化する仕組みとして導入しており、マーケティング施策に対する営業の商談プロセスや受注におけるROI(※7)を測定し、営業戦略のPDCA(※8)サイクルを回す仕組みとして活用してきました。そのような経験と実績を通じて、自社の活用で培ったB2Bマーケティングのノウハウを踏まえたサービス提供が出来ると考えています。
『FNX for Salesforce』のサービス内容:
1)「Salesforce CRM」から直接、特定の宛先へのFAX配信
「Salesforce CRM」の「取引先」や「商談」という機能から、特定の宛先に対してFAXを配信することが出来、業務効率化と送達管理を可能にします。
利用シーン1:
営業マンやサポートスタッフが、商談中の顧客もしくは既存顧客に見積書などをFAXする際、
通常、印刷しFAX機から番号入力して送信をしますが、その業務を「Salesforce CRM」上で出来
その履歴が「活動履歴」に自動で残ります。
2)「Salesforce CRM」から直接、複数の宛先FAX一斉配信
「Salesforce CRM」の「キャンペーン」という機能から、そこに登録された顧客リストに対して1回1000通まで一斉にFAXを配信することが出来ます。
利用シーン2:
見込み顧客へのセミナー案内などをFAXする際、「Salesforce CRM」上から一斉にFAX配信が出来ます。「Salesforce CRM」上に登録されている顧客のセミナーへの参加情報などと共に、FAXの送達履歴が「商談」や「リード」という機能に残り、一元的管理がしやすくなります。
利用料金:
FAX配信アプリケーション費用 : 初期費用30,000円
FAX配信料金 : 19円/通~
※初期費用
新規の導入もしくは既存の「Salesforce CRM」に、FAX配信のアプリケーションを連携させるための費用。ユーザーIDごとではなく、契約企業単位で課金されます。
※FAX配信料金
送信される枚数によってボリュームディスカウントの適用が可能です。
今後の展開:
新規顧客開拓の送信先としてニーズの高い法人リスト販売のシステムとの連携や、FAX原稿アドバイスや管理が出来るアプリケーションの開発など、企業のFAX配信に関わる業務の多くをこのサービスで提供する予定です。また、FAXだけでなく、Web・郵送・メールとも連携し、企業間のコミュニケーションツールとして拡張させていきたいと考えております。
用語解説
※1 FNX:Flexible Network Exchangeの略 ファクシミリの蓄積交換サービスで、FNX一斉同報サービス、FNX販促Navigatorサービス、FNX e-帳票FAXサービスがこれに含まれる
※2 CRM:情報システムを応用して企業が顧客と長期的な関係を築く手法のこと
※3 SFA:パソコンやインターネットなどの情報通信技術を駆使して企業の営業部門を効率化すること
※4 SaaS:software as a service の略 ソフトウェアの機能をサービスとして配布し利用できるようにしたメカニズム、または提供形態のこと
※5 インポート:他のアプリケーションソフトで作成したファイルを読み込み、データを変換して利用できるようにすること
※6 エクスポート:他のアプリケーションが解釈できる形式でファイルを保存する機能 同じ分野の違う製品を使っている仲間にファイルを渡す必要がある場合などに用いる
※7 ROI:return on investmentの略 投資利益率 投資額と、それが生む利益との比率。投資効率の指標のひとつ
※8 PDCA:マネジメントサイクルの1つで、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)のプロセスを順に実施する 最後のactではcheckの結果から、最初のplanの内容を継続(定着)・修正・破棄のいずれかにして、次のplanに結び付ける。このらせん状のプロセスを繰り返すことによって、品質の維持・向上および継続的な業務改善活動を推進するマネジメント手法
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