工作機械や機具工具、住宅設備機器などの卸業者のジーネット(大阪市中央区、従業員数486人)は、ファクスクラウド化サービス「FNX e-受信FAXサービス」を全拠点に導入。実地検証後、本社、3つの支社、43の営業所で稼働し、受信から処理までの業務を効率化したという。7月19日、開発、販売するTISインテックグループのネクスウェイ(港区)が発表した。
販売店や仕入先との受発注業務にファクスを活用し、複合機と行き来しての受け取り、仕分け、基幹システムへの手入力、取引先との送達確認といった業務が発生していたという。受信数が多い拠点では月間1万枚、1日平均500枚以上になり、多大な工数となっていたとしている。
問い合わせには、業務担当者がスキャン、営業担当者へメール送信という手順で対応。迅速性を課題としていたという。文書紛失のリスクもあり、受信したファクスを電子化、管理、処理できる仕組みが必要だったとしている。
受信ファクスをPCで確認できるようになり、業務担当のファクス機への移動、仕分け、保管といった作業や紛失リスクが削減。検索も容易になりつつ、営業担当が外出先から確認可能。レスポンスが向上したとしている。
e-受信FAXサービスは、受信したファクスをPDFに自動変換、ウェブブラウザから閲覧、管理できる。現在のファクス番号のまま、専用アダプタを回線に設置するだけで電子化、ペーパレスが実現できるという。
サービスイメージ:(出典:ネクスウェイ)
税別月額利用料金は1万5000円。受信枚数やログインID増加に対する追加課金はないという。送信は1枚21円で、初期費用として6万2000円が必要。