NTTデータ先端技術、オフィスPCの消費電力を見える化する「エコ管理機能」を搭載した「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」を発表

― 端末消費電力の収集・一元管理により、オフィスのエコ対策に貢献 ―

NTTデータ先端技術株式会社

2009-11-25 15:00

 NTTデータ先端技術株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:山田 伸一、以下、NTTデータ先端技術)は、IT資産管理・検疫LANパッケージ「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」にオフィスのIT資産の消費電力を削減する「エコ管理機能」を標準搭載し、2010年1月に出荷開始することを発表しました。
<< 製品提供の背景 >>

 全世界的な地球温暖化対策として数々の温室効果ガス削減策が推進される中、2010年4月施行が決定している改正省エネルギー法では、温室効果ガス排出量の報告義務が、従来の事業所単位から会社単位へ変更されることが予定されています。これまでは温室効果ガス削減の主要な管理対象ではなかった一般オフィスにも、温室効果ガス排出量の実態把握・削減対策が本格的に求められる時代が近づいています。


 オフィスのITインフラを構成するPCに注目した場合、構成するハードウェアやOSには省電力機能が順次搭載されてきています。しかし、こうした省電力機能は、実際のPCの利用形態(誰が、いつ、どこで、どういった設定で、どれくらいPCを利用しているのか)によって大きく効果が異なるのが実情です。そして、せっかく省電力機能を搭載したPCを導入しても、実際のオフィスでの利用実態を調査・把握する手段が不足していることにより、利用実績に基づいた電力消費量削減策を検討・実施することを困難なものとしていました。


 また、オフィスにおける電力消費の割合を考えた場合は、現状はオフィスの設備機器(照明・空調・エレベータ等)の使用に伴う電力消費量が大きな比重を占めています。しかし一方で、オフィスにおけるIT機器の利用に伴う電力消費量は、企業内ITインフラのネットワーク化や個々の端末PCの性能向上、業務に占めるPC利用率の上昇等により、今後も増加傾向が見込まれています。日本国内におけるIT機器による電力消費量は、対2006年比で2015年には2倍、2020年には3.5倍に達するといった経済産業省の試算結果からも、今後のオフィスにおける電力消費量を削減する対策としては、従来から取り組まれていた設備機器の電力削減に加え、PCを中心としたITインフラに対する省電力対策がますます重要度を増していくものと予想されます。


 NTTデータ先端技術は、こうしたオフィスのIT資産に関する省電力対策に貢献する有力なソリューションとして、「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」に「エコ管理機能」を標準搭載し提供を開始します。



<< 「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」エコ管理機能搭載版 の概要 >>


「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」 の「エコ管理機能」は、高い導入実績を誇る統合型IT資産管理・検疫LANパッケージ「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」に、IT資産の消費電力を集計・管理するための機能をシームレスに付加することで、資産管理、セキュリティ管理、検疫LANといった従来の機能に、PCの消費電力の管理機能を加え、オフィスのIT資産の統合的な一元管理をさらに強化します。



<<  「エコ管理機能」の特長 >>


■ PC電力消費量算出機能


オフィスで利用される個々のコンピュータから収集する基礎データにもとづきPCごとの電力消費量を算出する機能を提供します。電力消費量の算出方法としては、モデルデータに基づく簡易計算と、PCの動作情報に基づく詳細計算の2方式をサポートします。


■組織内のPC電力消費量集計・管理機能


PCの電力消費量を組織単位に集計し、時系列での電力消費量推移をグラフ化する機能を提供します。これにより、組織単位での省電力対策の検討・実施にも寄与します。


■PC省エネ対策シミュレーション機能


PC電力消費量集計機能で算出した電力消費量の集計値に基づき、省エネ対策を定義し、その対策を実施した場合の電力消費量削減効果を推計するシミュレーション機能を提供します。


■電源プラン管理機能


Windowsクライアントの電源プラン(省電力ポリシー)の収集・割当を行う機能を提供します。



<< 「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」の特長 >>


■PCセキュリティ管理、IT資産管理まで幅広くサポート


「NOSiDE(R) Inventory Sub System/資産管理」を導入することにより、PCのエコ管理に加え、資産管理(ハードウェア管理、ソフトウェアライセンス管理、契約情報管理)、セキュリティ管理(社内セキュリティポリシーへの適合状況検査、OSパッチ配布等)、検疫LAN(ポリシー検査結果に基づくPCの社内ネットワークへのアクセス制御)といった各種機能を提供いたします。これらの機能をご活用いただくことで、PC管理業務の効率化を可能にします。


■最新プラットフォームへの対応


クライアントの検査を行うための検疫サーバの動作環境として、マイクロソフト株式会社のWindows Server 2008 R2に対応しました。また、管理対象となるクライアント側の環境についても、新たにWindows 7、Windows Server 2008 R2、およびMac OS X 10.6 Snow Leopard、Ubuntu(Linuxクライアント)に対応します。


※:Mac OS Xクライアント、Linuxクライアントについては、簡易方式によるエコ管理機能を搭載します。


<< 販売目標および今後の製品計画 >>


NTTデータ先端技術では、本製品の提供により、今後3年間でNOSiDE(R) Inventory Sub System 30,000ライセンスの販売を目指します。


<< 製品の提供方法 >>


発売予定日:2010年1月(予定)
販売価格:204万7千5百円~(1サーバ、100クライアント時、税込)
動作環境:サーバ:    Windows Server 2008/2008 R2、SQL Server 2008
クライアント: Windows XP SP3、Windows Vista SP2、Windows 7、
Mac OS X 10.3~10.6、Linux
販売方法:NOSiDE正規販売代理店を通じて提供されます。

用語解説

■ NOSiDE(R)について

NOSiDE(ノーサイド)は、検疫ネットワーク/PCセキュリティ管理/セキュアドキュメント管理を実現するパッケージ型ソリューションです。
LANあるいはリモートアクセス端末に対する検疫ネットワーク機能、検疫サービスとシンクライアント型サービスとの連携、端末セキュリティ管理機能、社内PC資産管理機能を提供するInventory Sub Systemを提供しており、これまでに公共分野、流通業、製造業、ITサービス業、教育機関、金融機関等、多岐にわたる業種での導入実績を有しています。

※1:NOSiDEは、株式会社NTTデータの登録商標です。
※2:Windows、Windows Server、Windows XP、Windows Vista、Windows 7、SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国またはその他の地域における商標です。その他記載の製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
※3:Linuxの対応ディストリビューションの詳細についてはお問い合わせください。


■ NTTデータ先端技術株式会社について

代表取締役社長: 山田 伸一
設 立: 1999年8月3日
所 在 地: 東京都江東区豊洲3-3-9 豊洲センタービルアネックス
事業内容: ITシステム基盤の開発・販売・運用及び保守。ITシステム基盤に関する調査・研究及びコンサルティング。技術研修サービスの提供。 (リンク »)


■ 本件に関するお問合せ

NTTデータ先端技術株式会社 ソリューション事業部 NOSiDEビジネスユニット
TEL:03-3534-4830 E-mail: noside-info@intellilink.co.jp

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