「Celerra NX4」導入までの背景
北海電工は、北海道を中心に電力設備や電気・機械設備の工事・保守、情報通信工事などを手がける総合設備企業。道内全域に置かれた支店、営業所など50カ所以上の拠点を、情報システム部員9名で統括しています。同社の場合、施工図面や帳票類、工事写真など、案件ごとに膨大なデータが蓄積され、報告書作成の元データとなるほか、管理・メンテナンス、将来の企画・設計、営業活動などに活用され、重要な資産となっています。これらのデータは、以前は本社内の比較的安価なファイル・サーバに保存されていたため、頻繁に発生するディスク障害やデータロスなどのトラブルにより、復旧作業に大変な労力を割いていました。そのうえ、大規模な拠点では独自のファイル・サーバを導入するなど、本社のITシステム部門が把握できていないストレージが社内のあちこちに散在していました。
そこで堅牢で信頼性のあるファイル・サーバを探していたところ、EMCの販売パートナーである大塚商会から「Celerra NX4」の提案を受け、2009年3月に導入、本店のファイル・サーバを統合して5月に1,300人を超える従業員向けにサービスを開始しました。
「Celerra NX4」導入後の効果
「Celerra NX4」は、統合ネットワーク・ストレージCelerraシリーズのエントリー・モデルで、電源投入から15分で稼働可能、管理ソフトウェア「Celerra Manager」、ファイル・システム重複除外、仮想プロビジョニング、自動ボリューム管理、管理ツールの「Celerra SnapSure」などの機能が標準で搭載されています。
北海電工では、1,500台のパソコンと30台のサーバを一人のIT管理者で運営管理していますが、「Celerra NX4」導入後は、トラブルが1件も発生すること無く、スムーズに運営できるようになりました。製品の信頼性や堅牢性の高さはもちろん、事前に障害を察知してEMCのサポート部門が対応する「セキュア・リモート・サポート・サービス」によって、ダウンタイムも一切発生していません。また、エンドユーザーの端末データのバックアップ用途にも「Celerra NX4」を使用し、ある程度のバックアップ・リカバリを各人で実行してもらう体制を導入して、時間と手間を大幅に削減できたことも評価しています。さらに、管理ツールである「Celerra Manager」も、直感的に操作できるGUIのため、管理者にとっても違和感なく操作することができるうえ、大塚商会が、独自に作成した運用マニュアルの利便性の高さとあいまって、データ保全・管理業務の工数が従来の5分の1に低減できたと、高く評価しています。加えて大塚商会ならびにEMCジャパンのサポート体制も堅牢なため、不安なく運用管理し続けることができます。
北海電工の今後の予定
デジタル・カメラの普及もあり、工場現場の写真画像などのデータ類が急激に増加しているため、現在は非常に重要度の高いデータだけを「Celerra NX4」に保存し、それ以外のものは、外付けディスクに保存しています。将来的には、「Celerra」の増設と保管データ範囲の拡大も考えており、拠点にまたがるファイル・サーバの統合も視野に入れています。
システム構成図
本事例の詳細については、以下のWebサイトをご参照ください。
(リンク »)
【ユーザープロフィール】
ユーザー名: 北海電気工事株式会社
所在地 : 札幌市白石区菊水2条1丁目8番21号
職員数 : 1,385人(平成21年4月1日現在)
EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、あらゆる規模のお客様が、競争優位に立ち、情報からさらなる価値を創出することを可能にするために、情報インフラストラクチャ・テクノロジーとソリューションを開発、提供する世界のリーディング・カンパニーであるEMCコーポレーションの日本法人です。EMCの製品やサービスに関する情報については、以下のWebサイトをご参照ください。
(リンク »)
本件に関するお問い合わせ先
EMCジャパン株式会社 マーケティング本部
広報マネージャ 武村 綾
Tel: 03-5308-8867(直通)/ 03-5308-8888 (代表)/ E-mail: japanpr@emc.com
EMC、Celerraは、米国EMCコーポレーションの登録商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
このプレスリリースの付帯情報
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。