日立情報では、リソースを仮想化してお客様にオンデマンドサービスを提供する「プール化構想」を2006年に発表し、それを支える基盤として、データセンタ設備の強化やクラウド型サービスのインフラ整備などを進めてきました。その一環で、クラウドコンピューティングの中核技術である仮想化にも重点的に取り組み、昨年にはITコストの最適化を図る商品・サービスを取り揃えた「VSolution」を開始するなど、お客様の様々な業務に適した商品・サービスを展開しています。
これらの活動を通じて蓄積した仮想化技術、クラウドを利用したシステムの構築・運用技術、そして、従来からの強みであるデータセンタの運用技術を組合せてサービスを体系化し、お客様のITシステムの全体最適を実現するビジネスクラウドサービス「BusinessStage」として本格的に展開していきます。
「BusinessStage」の特長は次の2点です。
・高信頼・高セキュリティ性とTCOの最適化を両立させたクラウド型のサービス(XaaSサービス)を提供
・お客様のITリソースを、日立情報のXaaSサービス、占有のITリソース、パブリッククラウドへとお客様のビジネスに即して配分し、シームレスに連携させることにより、お客様のシステムの全体最適を実現
日立情報では「BusinessStage」を構成するサービスを、約3ヶ月単位のフェーズで順次、提供していく予定です。まずは、お客様からの要望が高いサービスを「フェーズ1」として1月から提供開始します。今後も、日立グループのクラウドソリューション体系である「HarmoniousCloud」のひとつとして「BusinessStage」を積極的に展開し、2011年度に100億円の売上を目指します。
【「BusinessStage」が提供するサービス(フェーズ1)】
(1) XaaSサービス
高レベルの安全性とセキュリティを備えた日立情報のデータセンタによるクラウド型のサービス
(a)SaaS
・特定業種向けSaaS
保険業向けソリューション「AGMate」、外食業向け「BistroMate」など7サービス
・公共向けSaaS
電子自治体向けソリューション「e-ADWORLD2」(2010年1月開始)など3サービス
・共通業務向けSaaS
中小規模企業向けクラウドサービス(2010年1月開始)など15サービス
(b)PaaS
・ビジネスサービス販売プラットフォーム「BIZPARK」
業務アプリケーションやシステム運用に対応したプラットフォームサービスを順次提供
(c)IaaS
・リソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」(新サービス)
従来提供してきたリソースオンデマンドサービスの内容を一段と強化。日立情報のデータセンタにプールしたITリソースを必要なときに必要な量だけ提供するサービスに加え、様々な利用形態に柔軟に対応できる「エコノミーモデル」と従量制課金体系を追加。さらに、インターネット接続サービスと仮想マシン利用の組合せモデルを、より短納期で提供。
(2) リアルビジネスアシストサービス
日立情報のXaaSサービス、お客様占有のITリソース、パブリッククラウド活用サービスを、お客様のビジネスに応じて組合せ、連携を行うサービス
・ディザスタリカバリサービス「BusinessStage DR」(新サービス)
お客様が占有するITリソースの災害時に、日立情報のXaaSサービスを用いてシステムを復旧させるサービス。データの復旧とサーバ環境の復旧を導入しやすい価格で提供。
【「BusinessStage」によるプライベートクラウド構築・運用サービス】
「BusinessStage」を構成する各サービスを適用し、お客様の事業特性に応じた専用クラウドを短期間で構築するサービス。ITILフレームワークに準拠した手法を用いて、導入計画から運用/改善までトータルに提供します。(サービス名:「BusinessStage PremiumPrivate」)
*HarmoniousCloudは、株式会社日立製作所の登録商標です。
*その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
■関連サイト:ビジネスクラウドサービス「BusinessStage」 (リンク »)
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