エントリーを行いましたが、KDKの配布を待ちかねた結果、世界初で勝手に仕
様からエミュレーターを自作し、KDKを使用することなく、さらに世界初となる
KDK用の勝手アプリを作成しました。
【1】独自実装したKDKもどき
Amazonより公開されているKDKの仕様に基づき、KDKの全Javaインタフェース、
及びKindleデモアプリを動作させるのに最低限必要な以下の2クラスを実装しま
した。
com.amazon.kindle.kindlet.ui.KComponent
com.amazon.kindle.kindlet.KindletContext
(※1)
【2】Kindleデモアプリ
KLabが独自に実装したKDKライブラリ(①) を使用して実装されています。
同Kindleデモアプリは(上記KDKの実装が正しければ)公式KDK配布後でも
理論上ソースコードを書き換える事なく、Kindleデモアプリを動作させることが
可能です。
■作成したデモアプリ
・テトリス、ロードランナーの2つのゲーム
(リンク »)
■開発環境
・Java KDK(独自実装)
■動作環境
・同アプリは後述のKDKエミュレータにて動作させることができます。
■ソース公開場所
・ロードランナーはソースの権利の関係で非公開です。
・テトリスのソースコードは
(リンク »)
【3】KDKもどきエミュレーター
KDKエミュレーターではKindleデモアプリを実行し、動作確認を行うことができます。
■開発言語
・Java SE 6
■動作環境
・Java SE 6 RunTimeが実行できるコンピューター上
■ソース公開場所
(リンク »)
■ 制限
(※1)以外のKDKクラスが使用されている箇所についてはエミュレーター
上で動作しませんが、今回のデモアプリのようなキー入力と描画のみを
使用する単純なアプリケーションであれば、問題なく動作確認を行うことが
できます。
※Kindle (Kindle Wireless Reading Device) とは
Amazon.comが製造・販売する電子ブックリーダデバイス・ソフトウェア
およびサービスです。
※KDK (Kindle Development Kit)とは
Amazon.comの電子ブックリーダー Kindle向けのアクティブ・コンテンツを
構築するためのツールやマニュアル、開発したコンテンツをPCやMacでテスト
できるKindle Simulatorなどのツール群です。(iPhoneでいうiPhone SDK)
2月に限定ベータ開発者としての登録制の限定版を配布しましたが、公式KDK
の配布はまだされていません。
KDKで開発したアクティブ・コンテンツは、米アップル社のタブレット型パソコン
「iPad(アイパッド)」と同様に、年内には、作家だけでなく、ソフト開発者が開発
したコンテンツをKindle Storeで販売できるようになる予定です。
■エミュレーターの使い方については
KLab株式会社 若手エンジニアブログ (リンク »)
■プレスリリース (リンク »)
※本アプリケーションは、'Kindle'の実機での検証はまだ行っておりません。
※記載された社名および製品名/サービス名は各社の商標または登録商標です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。