EMCジャパン、「情報爆発」に対応する画期的なデータウェアハウスシステムを発売

業界最速のデータ・ローディング(*1)とパフォーマンスを実現する「EMC Greenplum データコンピューティング・アプライアンス」を投入

EMCジャパン株式会社

2010-12-16 00:00

EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:諸星 俊男URL: (リンク ») )は、本日、画期的なアーキテクチャ「MPP(Massively Parallel Processing:超並列処理)」を採用した統合型データウェアハウスシステム「EMC Greenplum データコンピューティング・アプライアンス(以下DCA)」を発表しました。「DCA」の販売と製品出荷は、2011年1月5日に開始します。また、EMCジャパンは、「DCA」の投入と同時に、「Greenplum DCA 導入構築支援サービス」の開始についても発表しました。

今回発表の「DCA」は、特定のハードウェアに依存しないデータウェアハウス製品として2006年に出荷開始された「Greenplum Database」を搭載しています。「Greenplum Database」は業界標準のIAサーバー、イーサネットスイッチとオープンソースOSのLinux環境で稼働するオープンなソフトウェア・ソリューションとして発表以来、高い評価を得ており、世界の先進的なIT活用企業である、NYSE、T-Mobile社、Walmart社、Alibaba社、Deutsche Bank社 など世界各国150社以上による採用実績を誇り、その業種も多岐にわたります。日本国内でも、大手製造業、大手通信業、大手ネット企業などで活用されています。

「Greenplum Database」はオープンなソフトウェア・ソリューションとして、従来はソフトウェアのみで提供してきましたが、今回発表した「DCA」は、テラバイトからペタバイト規模の要件に対応可能な柔軟なアプライアンス構成が特徴です。必要に応じてハードウェアとソフトウェアをあわせて提供することで、要件に合わせて導入方式を選択することが可能になります。

「Greenplum Database」により、蓄積されるだけでビジネスに活用される機会が少なかった、インターネットへのアクセスログ、携帯電話の通話履歴、WEBサイトの利用状況、コンシューマの行動履歴、監視システムログ、センサーのログなどの膨大なデータをローコストで素早く分析することが可能になり、ビジネスに価値のある情報を効率的に見出し、実際のビジネスに反映することができます。

IDCは2010年5月に「今後10年でデータ量が44倍に増える」(*2)と予測しています。この「情報爆発」時代において、「Greenplum Database」は、ペタバイト・クラスの詳細なデータ保存や管理、詳細なデータ分析により、ビジネスを迅速かつ深い洞察力で分析し、結論より新たなビジネス価値をもたらすことから、巨大なデータクラウド(*3)やセルフサービス分析を実現するための主要技術となります。「Greenplum Database」は、「情報爆発」に対応した分析ツールを開発する、EMCのデータ・コンピューティング製品部門の中核製品となります。

ハイライト:

・「DCA」は、「Greenplum Database 4.0」を用いて構築されています。革新的な超並列処理のアーキテクチャ は10TB(テラバイト)のデータ・ローディングを、競合他社に比べ2倍から5倍の速さとなる約1時間で実行します。さらに、業界最速レベルのスピードで、膨大なデータを高速かつローコストで分析することが可能です。
・「Greenplum Database」はGreenplum MapReduce 機能を搭載しています。Greenplum MapReduceとはGoogleやHadoopプロジェクトで採用されている分散処理のための新しいプログラミングフレームワークMapReduce を 「Greenplum Database」 上に実装した機能です。
・DCAはサーバー、ネットワークスイッチ、データベースなど全てのコンポーネントを2重化しており、ミッションクリティカルな業務要件に応えられるフォールトトレラント機能を実装しています。
・今回データウェアハウス用に開発された並列処理システム「DCA」は、業界最高の価格性能比を誇ります。競合システムと比較しても、最大3倍の拡張性と、最大4倍のデータベース・コア数を誇ります。また、データベース、コンピュータ、ストレージ、ネットワークを一つに統合したソリューションであり、大企業に求められるレベルの可用性などのシステム機能を実装し、容易に導入できます。テラバイトからペタバイト規模の要件に対応するため、柔軟なアプライアンス構成となっており、ハーフラック、フル・ラック、および複数ラックの構成が選択可能です。また、情報保全の観点から、EMCジャパンのレプリケーション、バックアップ・リカバリ、重複除外テクノロジーとの統合が図られています。
・「Greenplum DCA導入構築支援サービス」を開始しました。EMCのグローバル・サービス部門の専門家が、高度な専門知識をもとに「DCA」の導入、および最適化を支援します。
EMCデータ・コンピューティング製品部門は、ビジネス分析の専門家やデータ分析の専門家を支援するため、有益なソリューションを開発し、膨大なデータの評価、分析を通じてビジネスの効率的な推進を支援します。

(*1)データ・ローディング: データを配置すること
(*2)出典: IDC Digital Universe Study, sponsored by EMC, May 2010
(*3)データクラウド: クラウド技術を用いて物理的に分散しているデータウェアハウス(DWH)やデータマート(DWHの中から特定の目的に合わせて取りだしたもの)を論理的に1つのプラットフォームにまとめようとするコンセプト

提供について
提供:「Greenplum データ・コンピューティング」は、EMCジャパンならびにEMC販売パートナーを通じて提供されます。

GreenplumとEMCデータ・コンピューティング事業本部について
今年9月1日に新設されたデータ・コンピューティング事業本部は、「DCA」、「Greenplum Database」、そして業界初のエンタープライズ・クラスのデータ・クラウド・プラットフォーム「Greenplum Chorus」を含む、画期的な製品により、データウェアハウスと分析を牽引します。さらに、オープン・システム、クラウド・コンピューティング、仮想化、ソーシャル・コラボレーションを具体化し、企業は、これまで実現できなかったレベルで、データがもたらす知見と価値を得ることができます。
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EMCジャパン株式会社について

EMCジャパンは、あらゆる規模のお客様が、競争優位に立ち、情報からさらなる価値を創出することを可能にするために、情報インフラストラクチャ・テクノロジーとソリューションを開発、提供する世界のリーディング・カンパニーであるEMCコーポレーションの日本法人です。EMCの製品やサービスに関する情報については、以下のWebサイトをご参照ください。 (リンク »)

本件に関するお問い合わせ窓口

■EMCジャパン株式会社  マーケティング・コミュニケーション部
広報マネージャ 武村綾 Tel: 03-5308-8888 (代表)/ 03-5308-8867(直通)
E-mail: japanpr@emc.com

EMC、EMC2、where information lives、Greenplumは、米国EMCコーポレーションの登録商標または商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
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