SL 社が非同期、リアルタイム、多次元データ用に、RTView の最先端キャッシュ技術を発表 ― インメモリから履歴データベースへデータを透過的に行き来して SQL クエリを不要に

株式会社SLジャパン

2011-02-09 11:00

SL ジャパンは、リアルタイム・データの可視化と監視ソフトウェアでリードする米国 SL 社の RTView プラットフォームのデータ管理・分析機能が大幅に強化されたことを発表。高速なリアルタイム・アラート生成に使用するインメモリ上の短期保持データとデータベースに入った長期保持の履歴データを透過的に融合できるようにしました。
株式会社 SL ジャパン(東京都港区、代表取締役社長 羽島良重)は、リアルタイム・データの可視化と監視ソフトウェアの提供でリードする米国 SL Corporation (以下、SL 社)が、同社の RTView プラットフォームのデータ管理・分析機能に大きな強化を行ったことを発表しました。これらのうち最も重要なものは、新しい「データベース読み込み」機能で、これは(高速なリアルタイム・アラート生成に使用する)インメモリ上の短期保持データとデータベースに入った長期保持の履歴データを透過的に融合するものです。RTView のユーザは、高速な対策アラートの演算ならびにシステム健全性状態の視覚化に使うのと同じデータ・モデルを参照しながら、週と週の対比、あるいはそれに類似したトレンド解析を、SQL クエリを1つも書かずに画面上で行うことができます。


「SL 社には金融サービスと電子商取引アプリケーションを筆頭とする大規模なプロセス監視システムで長年の経験があり、大量のリアルタイム・データを扱うには何が必要かの真の見識を持つことができた」と SL 社の創立者で CEO のトム・ルビンスキは述べました。 「カラム指向の時系列データの高性能キャッシングに、日付と時刻でグループ化するようなインメモリの OLAP 的機能を組み合わせることができると同時に、ユーザはインメモリとデータベースの境界を一切気にしなくてすむ。同様に重要なのは、ユーザがメモリとデータベース空間を効率良く使用できるとともに、使い易くて柔軟なシステムを実現できるようになることだ」と、加えました。


RTView プラットフォームの重要な構成要素であるキャッシュ機構は、非同期に入って来るリアルタイムで多次元の監視データを保持する領域を提供するものです。これらのデータはインデックス化され、インメモリの履歴テーブルにバッファリングされ、さらに永続的に格納するため任意の一般的なデータベースに対応付けることができます。そして、さまざまな関数を使ってこれらのデータを集約、コンパクト化、あるいは変換し、可視化やトレンド分析、アラート処理などを行えます。今回、RTView のキャッシュ機構に追加された主な機能は次のとおりです:


●キャッシュ経由のデータベース読み込み ― どのタイミングでSQLクエリを行えばよいかを一切気にすることなく、インメモリとデータベースの境界を超えて透過的にデータ間を往来して、可視化・処理できる機能です。データはテーブルの詳細と時間の範囲でアクセスし、データがどこにあるかを知る必要はありません。この機能は、分析担当者や画面設計者に、とても大きな力となります。


●インデックス化されたキャッシュの効率的な挿入と取り出し ― キャッシュを出入りする非同期データは、新しく来た一片のデータによって影響が及ぶオブジェクトのみを更新するよう設計された、非常に効率的な多次元インデックス化アルゴリズムを使って処理されます。これによりマシン・リソースの使用とクライアント・サーバのネットワーク間のデータ・トラフィックを相当に小さくすることができます。


●キャッシュ・テンプレート ― RTView のキャッシュは、名前やデータソース、その他の構成属性を制御する変数を使ってパラメータ化でき、これによりデータ・モデルの 「テンプレート」を作成し、複数のリアルタイム・データソースに簡単に適用することができます。これまでも RTView の重要な機能であった「パラメータ化変数」によって、カスタム画面、分析機能、アラート通知を高度に再利用することが可能で、顕著な生産性向上でユーザに貢献してきました。


その他、最近リリースされた RTView では、新しい視覚化や対話性機能を提供し、ヒートマップ、トレンド・グラフ、オブジェクト・グリッド、複合オブジェクトなど多数の部品が、さらに洗練されています。こうした機能は、大量データを生成する多様で複数からなるシステムに依存する大規模なアプリケーションの健全性状況の監視で、特に役立つことが実証されています。


SL 社は、TIBCO EMS、TIBCO BusinessWorks や Oracle Coherence などのサブシステムで必要とされる監視機能に対応し、RTView をベースにした数々の製品を提供しています。これら製品の新しいリリースにおいて、以上の RTView プラットフォームとキャッシュ機構への拡張機能を活用できるようになります。


■ SL 社 (Sherrill-Lubinski Corporation) について (リンク ») ■
1983 年以来、25 年以上にわたって、リアルタイム・データの監視とダイナミックでグラフィックな可視化で業界をリードしてきた、専門メーカーです。SL 社の RTView は、ビジネス・アクティビティ監視(BAM)、ビジネス・サービス管理(BSM)、アプリケーション性能管理(APM)、インフラ監視に至る、広範な企業可視化で活用されています。さらに RTView は、イベント駆動型 SOA 市場における、Progress Apama などの複合イベント処理(CEP)エンジン、TIBCO などのメッセージング・ミドルウェア、Oracle Coherence データ・グリッド、金融サービスやプロセス製造業などのバーチカルなカスタム・ソリューションの可視化で使用されているデファクト・スタンダードです。SL 社の可視化ソリューション技術と専門性、コミットメントと顧客実績、パートナー重視のビジネス・カルチャーが、世界の業界でリードする何千にもおよぶ最もクリティカルなアプリケーションとビジネスの支援で SL 社が選択されてきた理由です。株式会社 SL ジャパンは 1998 年に設立された、SL 社の日本法人です。


■ RTView 製品について ■
(リンク »)

※記載される会社名・製品名は、それぞれ各社が所有する商標または登録商標です。


■ お問い合わせ先 ■

株式会社 SL ジャパン 広報担当 publicity@sl-j.co.jp
電話 03-3423-6051
〒107-0062 東京都港区南青山 3-8-5 アーバンプレム南青山3階
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