オートデスク、「Autodesk Simulation CFD 2012」を発表

オートデスク株式会社

2011-08-01 00:00

~ 強力な熱流体シミュレーション機能を提供、デジタル プロトタイプ製品ポートフォリオを拡大~
オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:鬼澤盛夫)は、同社のシミュレーション製品の最新ツールとして、Autodesk® Simulation CFD 2012 (オートデスク シミュレーション シーエフディー 2012、以下 Simulation CFD)を発表しました。環境負荷低減、エネルギー使用量の削減が、企業の重要な課題となっている現在、熱流体シミュレーションによるエネルギー消費効率の向上がますます求められています。さらに、このような省エネ設計が必要な製造、建築の分野は、電子機器、自動車・輸送機などにとどまらず、医療機器、バッテリー、LED、ソーラーパネル、データセンターなどへと、適用範囲の拡大が予想されています。

このたび発表した Simulation CFD は、設計者における熱流体シミュレーション ツールとして実績のあった CFdesign の技術をベースにし、高度に自動化(ルール化、テンプレート化)された熱流体管理機能など、CFD (Computational Fluid Dynamics、数値流体力学)の強力な機能を備えることで、多くの費用と時間が必要な物理テストに代わり、効率的にシミュレーションを実施します。これにより、エンジニアによる設計プロセスの短縮と、作業範囲の拡大を同時に実現し、追加のシミュレーションを繰り返す必要が無くなります。

オートデスクは、熱流体ソフトウェアの導入で実績のある販売代理店(株式会社 CAE ソリューションズ、住商情報システム株式会社、株式会社電通国際情報サービス、株式会社富士通九州システムズ)とともに、設計者における熱流体シミュレーション技術の普及を目指します。

多機能シミュレーションソフトウェアでエンジニアリングの生産性向上に寄与
Simulation CFD が搭載する豊富な機能は、エンジニアの作業効率を飛躍的に向上させます。Simulation CFD の主な特長は以下の通りです。

・ワンクリック シミュレーション
Simulation CFD は、マルチ CAD 環境に対応し、Autodesk® Inventor® ほかの主要な 3 次元CAD ソフトウェアとシームレスに連動、使い慣れた CAD からワンクリックで解析モデルに転送することができます。また、形状を変更した場合などのパラメトリック スタディにも対応しており、一度設定した解析条件はすべて他の形状モデルに流用可能です。

・シミュレーションの自動化
解析設定作業をルール化、テンプレート化することによってチーム設計に展開できます。ユーザによる設定ミスや余分な作業を減らし、さらに解析ノウハウやナレッジの継承が可能です。さらに、迅速かつ手軽なジオメトリの修正と簡素化、および製造性と品質を考慮したプラスチックパーツ設計の最適化を実現するソフトウェア「Autodesk Inventor Fusion」(オートデスク インベンター フュージョン)が統合されています。

・シミュレーションの分散化と遠隔操作
Simulation CFD は、ユーザの既存ネットワーク内の資産を最大限に生かしながら、マルチ シナリオの設計案プロセスをサポートするために開発されました。ソルバーマネージャは、複数のワークステーション間でのシミュレーション作業のセットアップや作業負荷の分散、シミュレーションの開始/終了時のテキストメッセージと E メールによるアラート、さらにシミュレーション作業の進捗報告など、様々な形で遠隔環境でのユーザ作業を支援します。

・チーム環境の向上
ワークフローとコラボレーション機能は、より多くのメンバーによるプロジェクトへの参加を支援します。強力な 3D ビューア機能は Web ブラウザにも対応するため、Simulation CFD のライセンスを持つユーザに限らず、すべてのプロジェクトメンバーがシミュレーション結果を評価することが可能です。

・意思決定機能
Simulation CFD は、パフォーマンスデータのアウトプットオプションによって、パフォーマンスの改善が必要とされるデータを抽出し、その熱イメージを分かりやすく視覚化し、迅速な意思決定を支援します。

Autodesk Simulation CFD に関する詳細は、以下 URL をご参照下さい。
(リンク »)

SIM Squad のご案内
オートデスクのシミュレーション製品を開発している代表メンバーのご紹介、さらに、そのメンバーがシミュレーションに関するさまざまなテーマを扱った多くのホワイト ペーパーや、ビデオを掲載している、シミュレーション情報発信 Web サイトが SIM Squad です。SIM Squad へは、以下 URL をご参照下さい。
(リンク »)

【価格(税込)および出荷開始日】
製品名およびエディション / 価格(税込) / 出荷開始日(予定)
Autodesk Simulation CFD 2012 / ¥1,380,750 / 2011年8月1日
Autodesk Simulation CFD Advanced 2012 / ¥1,989,750 / 2011年8月1日
Autodesk Simulation CFD Motion 2012 / ¥2,756,250 / 2011年8月1日
Autodesk Simulation CFD Design Study Environment 2012 / ¥1,380,750 / 2011年8月1日
Autodesk Simulation CFD Connection 2012 各種製品 / ¥153,300 / 2011年8月1日

※Autodesk Simulation CFD Connection は、使用中の各社 CAD 製品に合わせて購入可能な製品です。
※オートデスク認定販売パートナー、販売店から購入される場合の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合せください。

以上

<添付:各社からのエンドースメント(五十音順)>
■ 株式会社 CAE ソリューションズからのエンドースメント
『Autodesk® Simulation CFD』のご発表、おめでとうございます。弊社では長年、設計者に使って頂くことを目的に開発された CAE 製品群の販売やサポート活動に注力してまいりました。今般、Autodesk 製品に強力な流体解析ツールが加わることで、より一層お客様の製品開発のスピード、信頼性向上に大きな相乗効果がもたらされるものと確信しております。

株式会社CAEソリューションズ
代表取締役社長 今木 敏雄 氏

■ 住商情報システム株式会社からのエンドースメント
住商情報システム株式会社(以下 SCS)は、オートデスク株式会社の「Autodesk Simulation CFD」の提供を歓迎します。SCS はオートデスクの解析ソリューション全ての取扱いを行い、今回新たに熱流体シミュレーションソフトの展開をすることで、今まで以上に幅広い領域の提案を行ないます。今後もオートデスクとともに、解析製品の拡販はもちろんのこと、大規模連成解析など、SCS 独自の解析システムを提案し、お客様のニーズに応えるべく、さらなる業務効率化・納期短縮などに貢献していきます。

住商情報システム株式会社
製造ソリューション事業部長 上野 裕治 氏

■ 株式会社電通国際情報サービスからのエンドースメント
電通国際情報サービスは、これまでの設計者向け流体解析ツール CFdesign の販売サポート活動を通じ、多くのお客様のシミュレーション活用成果を実感しています。この度、CFdesign 技術がオートデスクの統合ソリューション Autodesk Simulation CFD に組込まれ機能拡張が進められることになり、流体解析の適用範囲が飛躍的に広がることを期待しています。

株式会社電通国際情報サービス
常務執行役員 エンジニアリングソリューション事業部長 吉本 敦 氏

■ 株式会社富士通九州システムズからのエンドースメント
弊社は、1988 年よりAutodesk Simulation CFD の前身である CFdesign の販売とサポートを行ってまいりました。 この間、お客様のモノづくりの課題解決において、熱流体解析のニーズは、益々、高くなってきたと認識しています。当社は、幅広い産業分野のお客様のサポートを通じて蓄積してきた CFD 適用技術を活用することにより、引き続き、お客様の設計/製造技術の高度化にお役に立てるよう全力を尽くしてまいります。Autodesk Simulation のさらなる充実を期待しております。

株式会社富士通九州システムズ
テクノロジーソリューション本部 本部長 杉山 修治 氏

当プレスリリースに関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

◆報道関係者問い合わせ窓口
オートデスク プレスデスク 担当:野村/木下
Email: autodesk@golinharris.com
Tel: 03-5427-7361

◆お客様問い合わせ窓口
オートデスク インフォメーションセンター
Tel: 0570-064-787
営業時間:月~金 9:30~17:00 (祝祭日、年末年始休業、その他非営業日を除く)
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