テクニカルコラム「第6回“Cisco IOS vs. JUNOS”(後編)」

CTCテクノロジー株式会社(CTC教育サービス) 2012年06月13日

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)のグループ会社で、ITシステムの保守サポート、運用サービス及び教育サービスを提供するシーティーシー・テクノロジー株式会社(代表取締役社長:藁谷二郎、本社:東京都千代田区、以下:CTCテクノロジー)は表記コラムのバックナンバーを公開しました。原文は以下の通りです。

今回のInst. Tech Viewは、前回に引続き、JuniperNetworksのネットワーク機器に搭載されているOS(Junos)についての話題です。

●その3:「設定コマンド」
Cisco IOSでは、設定対象ごとにモードを移動して設定するのが基本です。
(インタフェースはインタフェース設定モード)
一方JUNOSでは、モードを移動して設定することも、モードを移動せずに設定することも可能です。なお、JUNOSでは設定する際setコマンドを使用します。

[Cisco IOSの例]
(config)# interface fa0/1
(config-if)# ip address 10.1.1.1 255.255.255.0

[JUNOSの例]
# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.1.1/24
※モードを移動せず最上位の階層からsetコマンドを使用し設定できます。
(インタフェースモードに入って設定する方法もあります)

●その4:「設定の削除コマンド」
Cisco IOSでは、noコマンドを使用して設定を削除します。
一方JUNOSでは、deleteコマンドを使用して設定を削除します。

[Cisco IOSの例]
(config)# interface fa0/1
(config-if)# no ip address 10.1.1.1 255.255.255.0

[JUNOSの例]
# delete interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.1.1/24
(インタフェースモードに入って削除する方法もあります)

●その5:「設定の適用」
この点は、JUNOSを初めて使用する方には不思議に感じられるかもしれません。Cisco IOSでは、コマンドを入力するとすぐに設定が反映されます(これを「インタプリター型」と呼びます)。
一方JUNOSでは、コマンドを入力してもすぐには反映されず、commitコマンドを入力することで、初めて設定が適応されます(これを「バッチ型」と呼びます)。最初は、JUNOSのコマンドを入力してもすぐに反映されないことに慣れないものです。ただし、commitコマンドを入力するまでの間にコマンドの確認をしたり、一度に複数の設定を反映させることが可能になるので、慣れると便利に思えてきます。

このように、Cisco IOSとJUNOSでは設定方法や設定コマンド自体がかなり異なるため、Cisco IOSに慣れているネットワーク技術者であっても、JUNOSを初めて使用するときは戸惑う部分も多いかと思います。

そこでCTCテクノロジーでは、JUNOSを初めて操作する方向けの研修「IJS」や、ルーティングやFilter(IOSで言うところのACL)の設定を学びたい方向けの研修「JRE」を提供しています。今後JUNOSを学習しようという方は是非ご検討ください。

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