シーメンスPLMソフトウェア、Insight XTを発表

シーメンスPLMソフトウェア

2012-06-13 13:00

Solid Edgeユーザーを支援するMicrosoft SharePointベースの新製品
       設計データ管理の簡素化とコスト削減を実現

   ~Insight XT 、Solid Edgeファイルと関連ドキュメントの
  簡単な保管と検索、複雑化する設計データの視覚的管理を実現~

  ~Microsoft SharePointベースの設計データ管理技術で、
  10年間に及ぶ技術リーダーシップと顧客の成功事例をもとに開発~

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、
製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて
世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは
本日、設計データ管理ソリューションの新製品Insight(TM) XT(TM)を
発表しました。Insight XTは、Solid Edge(R)のCADファイルとそれに
関連する設計データ管理に使用できます。MicrosoftのSharePoint(R)を
ベースとしたInsight XTは、データとプロセスの最適な体系化を支援し、
Solid Edgeユーザーが実行する日々の設計タスクを大幅に簡素化する
ことで迅速な製品化を実現します。Insight XTには、SharePointの
標準ドキュメント・ライブラリにはなく、かつ製造部門にとっては
必要となる新しい部品構造、製品構造、プロジェクト構造が
追加されています。

この発表はグローバルなユーザーイベントである
Solid Edge University 2012で行われました。このイベントでは、参加者が
Insight XTに実際に触れ、Solid Edgeをどのように補完するのか、実際に
体験することができました。シーメンスPLMソフトウェアはまた、顧客の
要望を取り入れてさらなる生産性の向上を実現する1,300点にも及ぶ
機能強化が行われたSolid Edge ST5のリリースも同時に発表しました(*1)。

「製品が複雑化するにつれ、それに伴う設計データの量も増加の一途を
辿っています。製造業では、増大するデータを、あまりコストをかけずに
いかに管理したらいいか、大きなプレッシャーを抱え、またデータ管理
ソリューションの複雑性に悩まされています。Insight XTはシンプルで
直感的な使い易いソリューションで効率性を高め、製造業が所有する
データや知的財産を完全に管理できるようにします。Insight XTは、
MicrosoftのSharePointと共に10年間以上も築き上げてきた技術的な
リーダーシップと顧客の成功事例の上に開発されたものです」と、
シーメンスPLMソフトウェアのメインストリーム・エンジニアリング担当
バイスプレジデントのKarsten Newburyは述べています。

Insight XTは、部品構造、製品構造、プロジェクト構造を新しい
アプローチで管理することにより、Solid Edgeファイルとそれに関連する
設計データの保管や検索を簡素化し、新製品の導入や製造へのリリース
といった複雑でミスの起こりやすいプロセスを自動化および簡素化します。
新しいコンテンツ/リレーション・ブラウザ・インターフェイスがデータの
関連性と関連タスクをダイナミックなビジュアルで表示するため、
ユーザーは複雑な設計データや設計変更案の影響を迅速に把握する
ことができます。またInsight XTは設計データ管理に対して直接的な
アプローチを採用しているため、検索にかけていた時間を設計データ
とのインタラクティブな作業時間に活用し、設計作業を大幅に簡素化
することができます。


設計データ管理のベストプラクティス

大手メーカー2,000社以上を対象にシーメンスPLMソフトウェアが
独立系調査会社のTech-Clarityと共同で行った最近の調査で、
大半の企業が設計データの管理に、何らかの専用データ管理
ソフトウェアを使わずにWindows(R)のフォルダーとネットワーク・ドライブを
使っていることが分かりました。これらの企業は、データの検索と
設計変更の経緯を追跡することに大きな課題を抱えていました。
またその約25%の企業が付加価値を生まないデータ管理タスクに
労働時間の20%以上を費やしていました。これは5日間の
週労働日数の丸1日に相当します。

一方、自社の製品開発のパフォーマンスを高いと評価した企業は、
そうでない企業に比べて、専用のデータ管理ソフトウェアを使っている
割合は30%高く、またデータの検索と共有や設計プロジェクトの管理と
いった重要な点においても有意に効率的であったという結果が
得られました。本調査の詳細については、調査報告書
“Best Practices for Managing Design Data”に記載してあります。
www.siemens.com/plm/bestpracticesをご覧ください。

「製品の複雑化がデータ管理の必要性を高めており、規模を問わず
すべての企業でデータ管理のパフォーマンスを改善する大きな余地が
あることがこの調査で分かりました。また、それ以上に重要な知見
かもしれませんが、製品開発のパフォーマンスを世界クラスと回答した
企業は、そうでない企業に比べて、非生産的なデータ管理タスクに
かける時間が25%少なかったのです」と、Tech-Clarityのプレジデント
であるJim Brown氏は述べています。


Microsoft SharePointをベースにしたInsight XT

Microsoft SharePointをベースにしたInsight XTは、ビジネスの
生産性を向上させる使いやすいソリューションであり、あらゆる情報と
コラボレーションのための使い慣れた環境を提供します。

「Microsoft SharePoint 2010は、適切な人が適切な情報に適切な時に
アクセスできること、十分な情報に基づいて意思決定できること、
プロジェクトを可能な限り短期間で完遂できることなどの必要性から、
世界中の製造企業に急速に使われるようになっています。
設計データ管理とコラボレーションを必要とする市場に、SharePointを
ベースにした高付加価値ソリューションを提供してきたシーメンスPLM
ソフトウェアの実績に心から感銘します。Insight XTは世界中の
製造企業において設計データの管理を飛躍的に前進させるものであり、
SharePoint 2010が支援する重要なビジネス・データとプロセスと同時に
活用することができます」と、Microsoftのワールドワイド・ディスクリート
製造業向けイノベーションおよび製品ライフサイクル管理ソリューション
担当ディレクターであるSimon Floyd氏は述べています。

「シーメンスPLMソフトウェアは長い間、SharePointをベースとした
Solid Edge専用のデータ/プロセス管理ソリューションであるInsightを
提供し、顧客に高い価値をもたらしてきました。今回リリースされる
Insight XTは、シーメンスPLMソフトウェアがMicrosoftと連携し、
SharePointにかけてきた投資と、さまざまな分野の製造業に対して
製品開発管理を支援してきた膨大な経験と実績の延長線上にあります。
Insight XTには、製造業が必要とする製品構造管理などの重要な機能や、
複雑なデータの関係性を簡単に理解できるようにするツールなどが
追加されています。コストやデータ管理の複雑さに懸念を感じている
Solid EdgeユーザーはInsight XTを導入することを強くお勧めします」と、
PLM業界の大手コンサルティング&リサーチ会社のCIMdataの
プレジデントであるPeter Bilello氏は述べています。

Insight XTは、Microsoft SharePointプラットフォームと連携し、
Solid Edgeのファイルとそれに関連する設計データの管理を支援する
堅牢で使いやすい設計データ管理ソリューションです。マルチCADや
エンジニアリング・プロセスのデータ管理を含むPLM機能を必要とする
企業は、世界で最も広く利用されているPLMシステムである
シーメンスPLMソフトウェアのTeamcenter(R)のプラットフォームを
活用することができます。

Insight XTは今夏の出荷を予定しています。詳細については、
(リンク »)
をご覧ください。

*1 Solid Edge ST5のプレスリリースについては下記をご覧ください。
(リンク »)


シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部の
ビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび
関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで
世界7万1,000社のお客さまにサービスを提供し、約700万ライセンスに
およぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを
本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを価値ある
製品に変えるオープンなソリューションを提供しています
。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する
詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について
シーメンスインダストリーセクターに属する産業オートメーション事業部
(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション技術、工業用制御技術、
産業用ソフトウェアを相互に組み合わせた多岐にわたる取り扱い品目を
提供し、製品の設計から製造、サービスに至る製造企業の
バリューチェーン全体を支援しています。産業オートメーション事業部が
提供するソフトウェア・ソリューションを活用することにより、
新製品の市場投入期間を最大で約50%も短縮させることができます。
産業オートメーション事業部は、産業オートメーションシステム、
制御機器とシステムエンジニアリング、センサと通信、
シーメンスPLMソフトウェア、水処理技術の5つのビジネスユニットから
構成されています。
詳細はwww.siemens.com/industryautomationをご覧ください。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。
Insighht XT、Solid EdgeおよびTeamcenterは、米国および
その他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management
Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。
SharePointおよびWindowsはMicrosoft Corporationの登録商標です。
その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に
帰属します。

・Insight XTの画像(Flickr)
(リンク »)

・Insight XTに関する動画(YouTube)
(リンク »)

・Solid Edgeについて
(リンク »)
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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