OKI、金融機関向け新型ATM「ATM-BankIT Pro」を販売開始

沖電気工業株式会社

From: JCN Newswire

2012-10-04 11:05

安心運用をサポートするノンストップATMを実現

Tokyo, Oct 4, 2012 - ( JCN Newswire ) - OKIは、このたび金融機関向けATM(現金自動預け払い機)の最新モデル「ATM-BankIT Pro(エーティーエム・バンキット・プロ)」を開発しました。「まかせて安心」「使って安心」「未来も安心」の3つの「安心」をコンセプトに、OKIの永年にわたる金融システム事業での実績と最高の技術を結集し、新たな進化を遂げたモデルです。本日より販売を開始し、2013年4月より出荷します。5年間で3万台の販売をめざします。

今回発売する「ATM-BankIT Pro」は、2005年より全国で2万台以上販売した「ATM-BankIT」の後継機です。ユニバーサルデザインを含め「ATM-BankIT」で培ったノウハウを継承し、さらにATM運用コストの低減、消費電力の削減、セキュリティ強化などにより3つの「安心」を実現しています。

1.まかせて安心(ノンストップATMを究極まで追求ほか)
金融機関のATMでは、長時間運用や設置場所の多様化が進み、低コストで運用するために従来以上に「止まらないこと」が求められています。「ATM-BankIT Pro」は、紙幣搬送構造の改良や記憶装置へのSSD(注1)採用などにより、休止率を当社従来機(注2)より50%低減した究極のノンストップATMです。また、環境問題にも配慮し、待機時の消費電力は従来機から75%削減し業界最小の80Wを実現しました。さらに、係員サポート機能の充実や、最新のセキュリティ機能の採用を行いました。

2.使って安心(お客様操作性の向上)
従来機のユニバーサルデザインを継承しつつ、通帳およびカードの挿入ガイドや、車椅子利用のお客様に対してのアプローチグリップを設け、操作性をさらに向上させました。

3.未来も安心(多様な運用形態への適応)
アウトソ-シング運用に適したカセット構成の採用などにより、今後の環境変化に柔軟に対応します。

OKIは1982年に世界で初めて紙幣還流型ATMの実用化に成功して以来、常に先進の取り組みにより業界をリードしてきました。今後も、市場のニーズをいち早くつかみ、お客様に満足頂ける商品を提供していきます。

また、サービス面では、全国250箇所の保守拠点を活かしたきめ細かな保守サービスに加え、現在約40の金融機関より4万台以上のATMの監視業務を受託しています。これらの実績をもとに、ATM-LCM(注3)などATMを中核としたサービス事業をさらに拡大していきます。

【販売計画】
- 標準価格: オープン価格
- 出荷時期: 2013年4月
- 販売目標: 5年間で3万台

【主な特長】
(1) ノンストップATMを究極まで追求
- 従来機に比べ休止率を50%低減し、業界最高水準の品質を実現します。多くの金融機関での稼動実績から得たノウハウを結集し、搬送ルートの短縮などの改良により紙幣ジャムの可能性を大幅に削減しました。さらに記憶装置には従来のHDDではなく、機構部がなく信頼性に優れたSSDを採用しました。

(2) お客様操作性の向上
- 通帳およびカードの入れやすさを向上するために挿入ガイドを設けました。また挿入口を誘導するフリッカランプの形状や配色をリニューアルしました。明るくはっきりとした光による誘導で使いやすさを向上するとともに、カードや現金などの媒体の取り忘れを低減します。
- 従来機より実施しているタッチパネルの傾斜、ATM下部のオーバーハング形状に加え、本体側面にアプローチグリップを設けることで、車椅子利用者の操作に配慮したデザインとしました。

(3) 多様な運用形態への適応
- 紙幣収納部を着脱可能なカセット構成にしました。カセットを交換するだけで現金装填が可能となり、装填時間を短縮できます。ATMのアウトソーシング運用などで、より効率的な運用が可能となります。

(4) 業界最小の消費電力を実現
- 一定時間操作が無い場合にユニットの電源を切断する省エネモードでは、待機時の消費電力を従来機より75%削減しました。また、通常の動作モードにおいても待機時の消費電力を45%削減しました。

(5) 係員サポート機能の充実
- 紙幣搬送路の一部を透明にすることで、内部に紙幣が残留している場合も、その位置の確認が容易です。
- 紙幣の装填方法など通常の運用操作を解説する動画をATMに搭載しており、操作に不慣れな方でもマニュアルなしで運用操作が可能です。

(6) 最新のセキュリティ機能を採用
- ホワイトリスト方式(注4)によるウィルス対策や、最新の暗号化技術などのセキュリティ機能を採用することで、システムの改ざんや個人情報の漏洩を防止します。

【用語解説】
注1: SSD(Solid State Drive)
データ記録媒体にフラッシュメモリを用いた記憶装置。
注2: 従来機
ATM-BankIT
注3: LCM(Life Cycle Management)
企画、開発から運用・廃棄までの工程全般にわたる業務マネジメント。
注4: ホワイトリスト方式
正当なコードのみをリストに追加し、そのリストを元にソフトを制御する方式。従来のブラックリスト方式と異なり、ウィルス定義ファイルの継続的な更新作業が不要。

※「ATM-BankIT Pro」の名称について
従来機「ATM-BankIT」で培ったノウハウを継承(proceed)し、さらに進歩(progress)させました。

概要:沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 (リンク »)

お問合せ先:
本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
広報部 村川 
電話: 03-3501-3835
e-mail: press@oki.com

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
システム機器事業本部 プロダクトSE第一部
電話: 03-3454-6558
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