ウインドリバー、市場をリードする組込みLinuxプラットフォームを拡張して、オープンソースイノベーションを促進

ウインドリバー株式会社

2013-10-28 11:18

ニュースハイライト
・Wind River Linuxは、64ビットARMチップをはじめ、ARM、インテル、MIPS、
 およびPowerアーキテクチャの最新のハードウェアアーキテクチャをサポートします。
・Wind River Linuxでは、Yocto Project 1.5の最新のLinuxカーネルおよび
 ツールチェーンを使用しています。
・Wind River Linuxは、市場をリードする、Yocto Project Compatibleの
 商用プラットフォームです。

2013年10月23日、EMBEDDED LINUX CONFERENCE EUROPE(英国エジンバラ) - ネットワーク対応インテリジェント システム向け組込みソフトウェアの世界的なリーディングカンパニー、ウインドリバーは、Wind River Linuxの最新版を発表しました。最新版は、ARM、インテル、MIPS、およびPowerアーキテクチャの最新のハードウェアアーキテクチャをサポートします。また、Yocto Project最新版に準拠し、Linuxカーネル、ツールチェーン、ユーザスペースも更新しています。

オープンソースの開発基盤であるYocto Projectで開発されたWind River Linuxは、アップストリームコンポネントとして最新のLinuxカーネルを使用しており、お客様がオープンソースコミュニティの最新技術を利用できるように商用サポートを提供しています。現在のインテル64ビットアーキテクチャのサポートに加え、ARM 64ビットプロセッサもサポートしており、組込みシステムに必要なデータ量の増大にも十分に対応することができます。

ウインドリバーのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデント、ディニア・ダスツールは次のように述べています。「モノのインターネット(IoT)が促進されると、あらゆるタイプの組込みシステムに必要な処理能力やデータ量も増大します。Linuxのイノベーションの重要なスタート地点として、ウインドリバーは、さまざまなプラットフォーム向けの相互運用性の高いLinuxプロジェクトを開発者が迅速に開発し、IoTの促進によって生じるビジネスチャンスと課題にいつでも取り組むことができるように
支援します。Wind River Linuxは、最新のオープンソースイノベーションを提供するとともに、トップクラスの商用組込みLinux製品ならではの信頼性のあるグローバルなサポートと長期的なメンテナンスをあわせて提供します」

Linux FoundationのCOO、マイク・ウォスター氏は次のように述べています。「Yocto Projectは、組込みLinuxの開発に共通のツールを提供することを目的としており、開発者にとって有用な出発点となるほか、作業の重複を省くことができます。Yocto Projectをさまざまな手段で支援しているウインドリバーは、Linuxイノベーションの熱心なサポーターとして積極的に活動しています」

Wind River LinuxはYocto Project Compatibleのボードサポートパッケージ(BSP)およびソフトウェアやミドルウェアとともに利用できます。Wind River Linuxでは、Yocto Projectとの互換性に加えて、商用Linuxプラットフォーム、オープンソースの最新テクノロジに基づく豊富な機能を備えた、即使用可能で容易なユーザエクスペリエンス、完全インテグレーション済み開発ツール、グローバルな
サポートとメンテナンス、専門家によるプロフェッショナルサービスが提供されます。この他にもウインドリバーは、キャリアグレードLinux(CGL)登録製品など、Wind River Linux向けのアドオンソフトウェアを提供して、ネットワーキングおよびテレコミュニケーション業界の厳しい要件に対応しています。さらに、ウインドリバーのOpen Virtualizationは、超高性能でオープンソースのKVMベースのType 2ハイパーバイザを提供し、業界全体で生じているハードウェアのコンソリデーション、スケーラ
ビリティ、市場投入までの時間短縮の要求に対応するため、ほぼネイティブのハードウェアパフォーマンスを実現します。

Linux Foundationが主導するYocto Projectは、ハードウェアアーキテクチャに関わらず、組込みLinuxベースのシステム開発を支援するテンプレート、ツール、メソッドを提供するオープンソースの共同プロジェクトです。ウインドリバーはYocto Projectの創設メンバーであり、諮問委員会のGoldメンバーとして、主要なメインテナーやテクニカルリードを擁して積極的に活動しています。2010年発足のYocto Projectは、ソフトウェアおよびハードウェアの大手企業からLinuxエコシステム活性化の支援を受けて着実に拡大し、現在は26もの組織が参加するまでになっています。

Wind River Linuxの最新版の提供は開始されています。
詳細については、こちらをご覧ください。
(リンク »)


■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、ネットワーク対応インテリジェント システム向け組込みソフトウェアの世界的な リーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよび
サポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
(リンク »)

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*Wind Riverは、Wind River Systems, Inc.および同社の関連会社の商標
または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。
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