OpenStackはオープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォームであり、クラウド環境でコンピューティング、ストレージ、ネットワークの大規模なリソースプールの管理を可能にします。OpenStackプロジェクトは、パブリッククラウドおよびプライベートクラウド向けオープンスタンダードプラットフォームに取り組む、開発者や技術者のグローバルなコラボレーションです。
ウインドリバーは、キャリアインフラ向けNFV(Network Functions Virtualization)環境へのOpenStackの適用を支援します。通信分野での豊富な経験を生かして、キャリアグレードのSLA(サービスレベル・アグリーメント)レベルの維持が必要となるキャリアニーズに対応可能な、OpenStack拡張機能の開発を実現します。現行のOpenStackの取り組みは、通信用ネットワークの厳しい要求に対応していますが、これを他の産業界にも適応きるようにします。お客様と緊密に協力しながら、オープンソースコミュニティの積極的なサポートを図っていきます。
ウインドリバーの通信事業担当ジェネラル・マネージャー、マイク・ラングロアは次のように述べています。「OpenStackコミュニティは、クラウドテクノロジの発展と、各種ソリューションを開発するためのコラボレーションプラットフォームの構築を目指して、重要な土台作りをしています。ウインドリバーはオープンソースの幅広い専門性や、キャリアグレードWind River Linux、Wind River Open Virtualization、OpenStackといった各種テクノロジによって、OpenStackコミュニティのフレームワークに、オープンソースの最新の成果やキャリアグレード拡張機能を提供できます」
OpenStack Foundationのビジネス開発担当ディレクター、ハイジ・ブレッツ氏は次のように述べています。「ウインドリバーのようなオープンソースの推進者が、OpenStackの普及を支援してくれることを喜ばしく思っています。組込みおよび各種業界の深い専門性に根差したウインドリバーの蓄積された豊富なテクノロジは、コミュニティにとって非常に有益です。ウインドリバーのOpenStackコミュニティへの参加を歓迎しています」
通信業界で数十年の経験を持つウインドリバーは、業界をリードするWind River Linuxをはじめ、キャリアグレード要件に対応可能な実績あるテクノロジを提供しています。現在の通信アプリケーションや、将来のNFVアプリケーションにとって厳しい要件であるキャリアグレードは、業界水準を満たす高可用性、信頼性、SLA基準のレベルを維持できなければ、アプリケーションを展開できないため、通信事業者やサービス事業者にとって必須です。ウインドリバーは組込み、業種、オープンソースの専門性を独自に組み合わせることで、お客様に最先端のオープンソースイノベーションだけでなく、業界をリードする商用ソリューションやグローバルなサポート体制から得られる安心感も提供します。
2012年に設立されたOpenStack Foundationは、共有リソースを提供する非営利団体で、OpenStackの使命を実現するために、OpenStackソフトウェアとコミュニティの保護、強化、普及活動を行っています。
■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、ネットワーク対応インテリジェント システム向け組込みソフトウェアの世界的なリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
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