アルテラとウインドリバー、戦略的パートナーシップによりアルテラSoCプラットフォーム向けオペレーティング・システムと開発ツールを提供

両社の提携により、アルテラのマルチコアSoCプラットフォームを最大限活用可能に

ウインドリバー株式会社

2014-02-12 10:30

2014年2月5日、カリフォルニア州サンノゼ発 - プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(以下、アルテラ)と、ネットワーク対応インテリジェントシステム向け組込みソフトウェアの世界的なリーダー、ウインドリバーは、両社の戦略的パートナーシップによって、アルテラのSoC FPGAデバイス向けのツールとソリューションを開発したことを発表しました。

ソフトウェア・アーキテクトおよび開発者は、ウインドリバーの組み込みオペレーティング・システム(VxWorks(R) リアルタイム・オペレーティング・システムおよび Wind River Linux)とWind River Workbench開発ツールを使用することで、アルテラのマルチコアARM搭載SoCデバイスの能力を最大限に引き出し、高性能なマルチコアのリアルタイム・システムを設計することができるようになります。ウインドリバーの組み込みオペレーティング・システムと開発ツールは、マルチコア・プロセッサ・アーキテクチャとSMP(対称型マルチプロセッシング)をサポートするよう設計され、リアルタイム性能が最適化されています。また、Wind River Hypervisor仮想化技術により、Linuxと VxWorksをAMP(非対称型マルチプロセッシング)モードで同時に実行することもできます。これらの製品は現在、アルテラのCyclone(R) V SoCで利用可能で、近日中にArria(R) V SoC、Arria(R) 10 SoC、およびStratix(R) 10 SoCで利用可能になる予定です。

ウインドリバーのプロダクト・マネージメント担当バイスプレジデントのディニア・ダストゥール(Dinyar Dastoor)は、「組み込みシステムの開発者が、消費電力と性能の恩恵を受けられる強力なマルチコア・プラットフォームを採用し始めているのに伴い、ソフトウェア・コンテンツの高容量化と複雑化が進んでいます。当社のオペレーティング・システムと開発ツールをアルテラのマルチコアSoCプラットフォーム上で使用することで、組み込みシステムの設計者は、リアルタイムの応答性を維持し、製品を迅速に市場投入する際のリスクを最小限に抑えながら、マルチコアの主要な恩恵を受けられる、簡素化されたソリューションを利用できるようになります。今後、アルテラと協力して、アルテラの長期にわたるSoCロードマップに対応する多数のソリューションを開発していけることを大変嬉しく思います」と述べています。

アルテラのSoCプロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクタのクリス・バロー(Chris Balough)は、「ウインドリバーと協力して、組み込みマルチコア・プロセッサが直面している課題に対応できる包括的なマルチコア・ツールとソフトウェアのパッケージを、業界をリードするSoC FPGAプラットフォームに統合してまいります。自社の実証済オペレーティング・システムと開発ツールで、当社のSoCプラットフォームをサポートするというウインドリバーの取り組みにより、両社のお客様はデザインの開発期間を短縮でき、製品プロトタイピングから商用化まで迅速に移行できるようになります」と述べています。

アルテラとウインドリバーは、アルテラのマルチコアSoCでVxWorksを実行する際の最も効率的なリアルタイムのデータ移動方法と、リアルタイム・システムの開発で、これらのソリューションを最も効率的に活用する方法を紹介するウェビナー(ウェブセミナー・英語)を制作しました。2013年2月19日(水)午前11時(太平洋時間)に開催される当ウェビナーを視聴されたい方は、こちら( (リンク ») )をご覧ください。

■出荷時期
アルテラの28nm SoC FPGAデバイスは現在出荷されています。アルテラのSoC デバイスの注文情報や価格については、アルテラの正規販売代理店にお問い合わせください。
アルテラのSoCデバイスをサポートする製品は現在、Wind River Linux、VxWorks、Hypervisor、Workbench開発およびWind River ICE II/Probeを含むデバッグ・ツールとなっています。ウインドリバー製品の詳細情報については、Webサイトよりお問合せください。 (リンク »)

■アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988年にNASDAQに上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASICなど、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は1990年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本におけるPLD市場でトップシェアを維持しています。
アルテラのFPGA/CPLD、ASICに関する詳細情報は、同社ウェブ・サイト(www.altera.co.jp)をご覧ください。Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+、RSSでも情報提供を行っています。

■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、ネットワーク対応インテリジェント システム向け組込みソフトウェアの世界的なリーディング・カンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェア・ポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
(リンク »)

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*ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、 (リンク ») に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。
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