ISID、ソーシャル世代の行動特性を分析するライフログ解析実験を開始

株式会社電通国際情報サービス

From: JCN Newswire

2014-03-20 11:00

海外旅行中の高校生を対象に、ソーシャルコンテンツと行動意思決定の関連を検証

Tokyo, Mar 20, 2014 - ( JCN Newswire ) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)のオープンイノベーション研究所(イノラボ)は、3 月21 日から31 日まで、海外旅行中の高校生を被験者としたライフログ解析の実証実験を行います。本実験は、日本から海外へ渡航する旅行者の行動動線上に具備すべきコミュニケーション機能を検証・抽出することを目的としており、ソーシャルメディアに慣れ親しんだ若年層を対象に、日常と海外渡航時の行動特性や行動意思決定プロセスの差異、さらにソーシャルコンテンツが行動意思決定に与える影響等を検証します。

本実験は、ISID イノラボがフランス・バルドワーズ県(大阪府の友好都市提携先)と共同で、一般社団法人グランフロント大阪TMO(以下TMO)および株式会社池田泉州銀行の協力のもとで取り組むライフログ共同解析実験の一環で、昨年11 月に実施した訪日中の外国人旅行者のライフログ解析実験に続く、第2 弾となります。本実験には、テクニカルコラボレーターとして、ISID がメンバーカンパニーとなっている米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ、放送大学川原研究室が技術協力するほか、ユーピーアール株式会社、株式会社アンシャントマン、Locarise 株式会社が協力しています。

■実験概要■

実験期間: 2014 年3 月21 日~31 日

被験者: 大阪の府立高校に在籍する1~3 年生 計16 名

実験場所: 被験者が実験期間中に参加する国際交流プログラムの全行程を対象とします。
(グランフロント大阪、関西国際空港、シャルル・ド・ゴール空港、フランスおよびドイツの訪問先等)

前提:
全ての被験者は、ISID がTMO と共同で開発・導入したグランフロント大阪のコミュニケーション基盤「コンパスサービス」を利用する「まち会員」です。実験に先立って、スマートフォン向けアプリ「コンパスアプリ」やNFC リーダを備えたタッチパネル式デジタルサイネージ「コンパスタッチ」を通して、グランフロント大阪における被験者のライフログ(回遊履歴や来店履歴、街内での友人関係等)を、一定期間蓄積しています。

実験内容:
海外チェックイン機能を実装した実験用「コンパスアプリ」やGPS ロガー等を用いて、被験者の海外旅行中のライフログを収集します。これをグランフロント大阪で蓄積したログと比較し、日常と海外渡航時の行動特性や行動意思決定プロセスの差異を検証します。さらに、他の被験者のチェックイン行動や、被験者間で登録・共有される写真や動画などのソーシャルコンテンツが行動意思決定にもたらす影響を評価します。また、カードをかざすだけで外貨両替の受付が完了するサービスや、滞在場所付近の観光案内を漫画で表示するサービスなど、旅先でのコミュニケーション・ストレス軽減を支援する各種IT サービスを試験提供し、その有効性を検証します。

実験環境:
(1)被験者が帯同するアイテム
- 以下のアプリを導入済みのスマートフォン
― 本実験用に海外でのチェックイン機能等を実装した「コンパスアプリ」(開発・提供:ISID イノラボ)
― 近接通信機能を持つ写真・動画共有アプリ「ShAir」(開発・提供:MIT メディアラボ)
- GPS ロガー(腕時計型、BOX 型/開発・提供:ユーピーアール株式会社)
- グランフロント大阪公式IC カード「OSAMPO カード」
- その他、活動量計、加速度計、脈拍計などの各種センシングデバイス
(2) 実験場所に設置するアイテム
- 本実験用に以下の機能を実装した小型デジタルサイネージ「コンパスタッチ」(開発・提供:ISID イノラボ)
― カードをかざすだけでペーパーレスで外貨両替の申込みが完了する機能 (協力:株式会社池田泉州銀行)
― 滞在場所付近の観光案内が漫画で表示される機能 (コンテンツ提供:株式会社アンシャントマン)
* 池田泉州銀行の関西国際空港1 階入国フロアにある外貨両替ショップ、シャルル・ド・ゴール空港内および渡航先の諸施設等に設置
- 実験用のアクセスポイント(開発・提供:Locarise 株式会社)
* グランフロント大阪内36 カ所に常設の「コンパスタッチ」に取付

<ご参考資料>

オープンイノベーション研究所(イノラボ)について

ISID が2011 年4 月に設置したオープンイノベーション研究所は、様々な先端技術の実用化に向けて、企業や教育機関などと協働し、技術研究やサービス開発に取り組んでいます。「未来の街づくり」「次世代教育」「未来のテレビ」などをテーマに、各分野のスペシャリストと共同でアプリケーションのプロトタイプ開発や実証実験を推進しています。 (リンク »)

関連プレスリリース

- ISID、フランス・バルドワーズ県と共同でライフログ解析の実証実験を開始 ~外国人観光客の行動範囲拡大を支援する、新しい街のサービスを開発~ (2013 年11 月8 日)
(リンク »)

<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称: ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南2-17-1
URL: (リンク »)
設立: 1975 年
資本金: 81 億8,050 万円
連結従業員: 2,295 人(2013 年3 月31 日現在)
連結売上額: 727 億6,400 万円(2013 年3 月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovator をビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

* 本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【本実験に関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
オープンイノベーション研究所
TEL: 03-6713-6098
E-Mail: info@inolab.net

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
経営企画室 広報担当
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

概要:株式会社電通国際情報サービス

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