モバイル、クラウド、ビッグデータおよびWebからのデータトラフィック量の急増に伴い、高性能かつ柔軟に拡張可能なデータセンター向けインフラソリューションへの需要が高まっています。こうしたトレンドの中で、より高性能なコンピューターインフラの採用が増え、より高度な40Gb/100Gbネットワーキングインフラソリューションに対するニーズが加速しています。今回発表された新しいThunderシリーズ4機種は、この高まる性能ニーズに応えるため、10Gb/40Gb/100Gbのポートオプションを提供し、38Gbpsから150Gbpsまでのトータルスループットを実現しています。
これらの新モデルは、A10独自のAdvanced Core Operating System(ACOS)ソフトウェアを基盤としており、メモリーおよびCPUリソース量に対し業界最高レベルのコストパフォーマンスを実現します。また、消費電力を抑え、冷却や設置のための省スペース化を進めた、データセンターにおいて効率的な設計となっています。こうした特長は、既存のThunderシリーズ製品同様、大規模なデータセンター運営者にとって、ADC選定時の重要な判断基準となっています。
日本法人代表取締役社長兼CEO、A10 Networks, Inc. アジアパシフィックジャパン担当ヴァイスプレジデントの小枝 逸人は、次のように述べています。「モバイルやビッグデータといった主要トレンドを背景に、データセンターのトラフィック量が急速に増え続けています。A10のお客様は、データセンターネットワークへの高まる需要に対応するには、従来以上の規模、性能およびセキュリティが必要と感じています。A10は競合他社との比較において極めて優れたコストパフォーマンスを常に提供しています。本日発表した業界初の100Gbポート搭載ADC製品およびその他の新モデルにより、A10はアプリケーションネットワーキング分野でのリーダーシップを発揮し続けます。また、サービスプロバイダー、企業およびWeb大手運営事業者のお客様には、トラフィック需要、性能要件、および増大するセキュリティ脅威への対応を支援すべく、高性能なソリューションの提供に注力してまいります」。
各モデルの主な仕様は以下の通りです。
■Thunder 6630(*1)
・インテルXeon Dual 12コアプロセッサー、100Gb(CXP)×4、1Gb/10Gb(SFP+)×12
・アプリケーションスループット:150Gbps
・L4 CPS(コネクション/秒): 710万
■Thunder 5630(*1)
・インテルXeon Dual 8コアプロセッサー、40Gb(QSFP+)×4、1Gb/10Gb(SFP+)×24、1Gb(SFP)×4
・アプリケーションスループット:79Gbps
・L4 CPS(コネクション/秒): 600万
■Thunder 5430(S)-11(*2)
・インテルXeon 10コアプロセッサー、40Gb(QSFP+)×4、1Gb/10Gb(SFP+)×16
・アプリケーションスループット: 79Gbps
・L4 CPS(コネクション/秒):370万
■Thunder 4430(S)(*2)
・インテルXeon 6コアプロセッサー、40Gb(QSFP+)×4、1Gb/10Gb(SFP+)×16
・アプリケーションスループット:38Gbps
・L4 CPS(コネクション/秒): 270万
(*1)オプションとしてSSLアクセラレーションASICを追加可能
(*2)SモデルはSSLアクセラレーションASICを搭載
●提供開始時期と価格について
希望小売価格は 、Thunder 4430のAC電源モデルが10,559,000円より(税別、テクニカルサポート費用は別途)。全モデルとも、5月12日より受注を開始します。出荷開始はThunder 4430(S)とThunder 5430(S)-11が5月19日、Thunder 5630とThunder 6630は2014年第2四半期中の予定です。
【A10 Thunderシリーズについて】
A10のThunderシリーズは、最大150Gbpsのハイパフォーマンスなアプリケーションネットワーキングソリューションを提供します。将来のニーズにこたえる拡張されたシステムリソースと、ハードウェア、仮想アプライアンス、およびハイブリッドといった幅広い選択肢を提供しています。Thunderシリーズは、様々な顧客ニーズに対応したアプリケーションサービスゲートウェイのポートフォリオを提供します。Thunder ADCは、ネットワークとデータセンターアプリケーションを高速化し、セキュリティを高める次世代のADC製品群です。Thunder TPSは、DDoS攻撃に対して、ハイパフォーマンスな検知機能と防御機能を提供します。Thunder CGNは、通信事業者に対して大規模なアドレス、プロトコル変換サービスを提供するキャリアグレードのネットワーキング製品です。
【ACOSについて】
Advanced Core Operating System (ACOS)は、ACOS は64ビットのマルチコアシステムに最適化されたアプリケーションネットワーキングのソフトウェアアーキテクチャーです。高密度なマルチコアCPUの能力を最大限発揮するため、ACOSは独自の共有メモリーアーキテクチャーにより、プロセス間通信(IPC)の発生する従来のメモリー管理アーキテクチャーよりも高い効率性とスケーラビリティを実現しています。この共有メモリーアーキテクチャーは汎用のマルチコアCPUを効率的に活用し、より多くのCPUコアによってパフォーマンスを拡張します。ACOSをベースにした製品は、他社製品と比較して、1台あたりの処理能力、メモリーリソース、消費電力、ラックスペース、および価格で2倍から5倍以上のWebトランザクションを処理することが可能です。
【A10ネットワークス株式会社について】
A10ネットワークス株式会社は、米国A10 Networks(NYSE:ATEN)の日本法人として、2009年3月に設立されました。米国に本社をもつ「日本企業」として、日本のお客様のご意見やご要望を積極的に製品に取り入れるとともに、ネットワーキング・セキュリティ分野のテクノロジリーダーとして、常に革新的なソリューションをタイムリーかつリーズナブルな価格でご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
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※A10 Networks、A10 Thunder、vThunder、ACOS、aCloud、aFleX、aXAPI、aVCS、Virtual Chassis、AX、SoftAXおよびaFlowは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
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