Tokyo, Aug 20, 2014 - ( JCN Newswire ) - OKIは、このたび中部電力株式会社の社内光通信ネットワークシステムとして新規取引先公募にてGE-PON※1システムを受注しました。本システムは従来品よりも起動の高速化と耐環境性を向上させて屋外設置へ適用を広げたもので、スマートメーターなどの情報伝送用途に使われます。
GE-PONシステムは、これまで主にFTTH市場にて広く運用され、高く安定した品質を確保しています。近年、メタル通信システムの老朽化などを契機に、電力や鉄道などの社会インフラ市場においても光通信ネットワークの利用が注目され、GE-PONシステムの適用が検討されてきました。
このような背景を踏まえ、OKIグループでブロードバンドアクセス機器の開発を行うオー・エフ・ネットワークス(社長:田代隆夫、本社:千葉市美浜区)は、電力市場をはじめとする社会インフラ市場向け光通信網への適用をターゲットに従来のGE-PONシステムを改良し、高速起動と耐環境性を向上した新商品を開発しました。新商品は高速起動を実現するOLT装置 2機種「BM1510A」「BM1540A」とONU装置2機種「BM1538A(10km伝送対応)」「BM1539A(20km伝送対応)」、さらに高速起動に加えて耐環境性を向上したONU装置「BM1561(20km伝送対応)」を開発、OKIより販売を開始しました。
新しく開発したGE-PONでは、ONU装置の起動時間を従来比約80%短縮(当社比)しました。また、耐温度環境性能を従来品の「0度~40度」から「-20度~60度」へ拡張したONU装置「BM1561」をラインアップに加えました。これらの改良により屋外などの厳しい環境下でのONU設置を実現し、電力市場などにも活用可能となっています。
OKIは、本件の受注により、新しく開発したGE-PONシステムを含め、社会インフラ市場などに向けた光通信ネットワーク事業の展開を一層強化し、さらなる適用領域の拡大・展開をしていきます。
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【用語解説】
※1: GE-PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network)
キャリアグレードFTTH、FTTB構築に適した、オフィスビル・ホテル・集合住宅などのブロードバンド環境構築における光アクセス装置のこと。サービス事業者側に設置するOLT(Optical Line Unit)と利用者側に設置するONU(Optical Network Unit)で構成される。
概要:沖電気工業株式会社
OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 (リンク »)
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