・ウインドリバーのリアルタイムOS(RTOS)が、シーメンスの高性能産業用パソコンの基盤に採用されました。
・VxWorksにより、同社は市場投入までの時間を4か月短縮し、エンジニアリングコストを半減できました。
・ウインドリバーはシーメンスのテクノロジを、「SPS IPC Drives」のブース6-305に展示するVxWorksデモの中で紹介します。
2014年11月25日、ドイツ・ニュルンベルク・SPS IPC DRIVES発 - ネットワーク対応インテリジェント システム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、シーメンス・デジタルファクトリー事業部門の市場をリードする高性能産業用パソコンの基盤に、VxWorks(R)が採用されたと発表しました。
シーメンスの産業用パソコンは、製造現場にじかに設置される場合も多く、非常に過酷な環境で動作します。標準的なパソコン用OSでは、高度な産業用アプリケーションの要件を満たすことができないこともあるため、同社ではRTOSにディターミニズム、高速な応答時間、安全性が求められるタスクを実行させる必要がありました。同社は、実績のある商用RTOSを使えば、多くの開発ステップが不要になり、コストを大幅に削減できると判断し、自社開発OSに代えて、VxWorksを選定しました。
ウインドリバーの長年にわたる産業分野での実績に加えて、航空機、オートモーティブ、防衛といった信頼性、安全性、セキュリティが重視される市場で培った深い知識が、VxWorksが選ばれた重要なポイントになりました。
シーメンスの産業用パソコンSIMATIC IPCプロダクトマネージャー、アントン・ソーター氏は次のように述べています。「自社OSを開発、保守する場合と比べて、VxWorksを使用することで、市場投入までの時間を4か月短縮し、エンジニアリングコストを半減できました。さらに、エンジニアリングチームの全体的な生産性も改善できました。ウインドリバーの業界をリードするテクノロジとシーメンスのエンジニアリング力の結合により、現代の大量生産環境に向けた高性能産業用パソコンを実現できました」
ウインドリバーのビジネス開発担当シニアディレクター、アレクサンダー・ダーミッシュは次のように述べています。「シーメンスは20年にわたり、革新的で耐久性のある産業用パソコンの基準を打ち立ててきました。同社が優れた製品をより迅速に市場に投入し、競争力を獲得するのに貢献できたことは、大変意義深いことです。今回の採用は、従来は自社開発を選択してきた企業が、購入を選択する傾向にあることを如実に示しています。自社製システムから商用ソリューションに移行することで、コアプラットフォームの保守ではなく、付加価値の高い事業能力により注力することが可能です」
ウインドリバーは今週開催されるSPS IPC Drivesのブース6-305で、VxWorksの展示デモの中でシーメンスのテクノロジを紹介します。
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■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、ネットワーク対応インテリジェント システム向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは20億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
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