「サプライチェーン見守りサービス for BCP」は、お客様の調達業務の一部であるサプライヤ情報の収集、整備、鮮度維持を代行し、災害時においてもお客様の企業活動を継続させるための取引先への影響度調査を代行するサービスです。
企業活動において、自然災害や工場の事故など災害時にも事業を継続し、社会的責任を果たしていくことは重要です。特に製造業においては、災害時でも部材・部品を確実に調達し、生産活動を継続することが近年の重要な課題となっています。調達部門が企業活動の継続を支えるために、日頃からのサプライヤ情報の鮮度維持や、災害時のサプライヤ影響度調査の重要性が高まっています。
<災害時における調達部門の役割>
・災害発生後に、生産への影響をいち早く把握する
・調達リスクを極小化し、生産継続のための部材・部品を確保する
・製品の安定供給を継続し、市場や顧客からの信頼感を高め、企業価値を向上する
しかし、グローバルな取引先情報の鮮度維持や災害時の影響度調査には、体制やナレッジの構築が必要です。主に、「24h365日体制での災害情報監視体制の構築」、「取引先フォローのための体制の構築」、「語学力のある人材の獲得」、「効率的なシステム運用のノウハウ習得」などの課題があり、リソース不足のため対応が困難な企業も少なくありません。
今回、販売を開始する「サプライチェーン見守りサービス for BCP」は、東芝グループでの調達システム運用経験・ノウハウを活かしたBPOサービスです。
お客様に代わってサプライヤ情報の鮮度を維持し、災害時にはサプライチェーンの位置情報から影響のある一次サプライヤを洗い出し、即座に影響度を調査して、お客様のBCP対策立案を支援します。
「サプライチェーン見守りサービス for BCP」は、企業の競争力を左右するBCPの対策として、またサプライヤ情報の活用効率を上げるために有効なサービスです。
以下のようなお悩みを持つ製造業のお客様に最適です。
・災害発生時の影響を迅速に把握することができない
・グローバルでサプライヤ情報を管理する仕組みがない
・サプライヤ情報の整備ができておらず、調達リスク対策を検討できない
・取引先調査の作業に時間を取られている、または社内リソースが不足している
【サプライチェーン見守りサービス for BCPの主なサービス】
■取引先情報登録サービス
初期サービスとして、取引先情報の新規登録および既存システムからの移行を実施します。
■取引先情報維持サービス
一次取引先の決算後、取引先情報(企業情報、拠点情報、営業情報、決算/資本情報等)の収集を行います。また、二次以降の取引先も含めたサプライチェーン情報の登録をサプライヤへ依頼、フォローし、取引先情報の鮮度維持を行います。
■BCP災害時影響度調査サービス
グローバルに災害情報を把握し、初動調査として影響度調査を行います。
本BPOサービスは、東芝ソリューションが販売する、戦略調達クラウドサービス 「ProcureMeister(R)」を使用しております。
【活用イメージ】
■災害時
・迅速に調査を行い、被災状況の把握をします。
・365日体制でグローバルにサプライヤの災害状況を監視します。
・サプライチェーンの位置情報から影響のある一次サプライヤへ影響調査の依頼メールを送信、Web画面により影響内容の入力を促します。
■平常時
・鮮度が維持された取引先情報やサプライチェーン情報を、いつでも検索、参照、ダウンロードできます。
・サプライヤの決算後、取引先情報やサプライチェーンの調査を行い、最新情報を維持します。
・調査結果をレポートします(年1回)。
【ご提供価格】
最小価格:サプライヤ50社当り 30万円台~*5
東芝ソリューションは、今後も「サプライチェーン見守りサービス for BCP」のメニュー・機能を順次追加拡大し、お客様のグローバルでの調達業務をBPOサービスで強力にサポートしていきます。また、調達業務以外にも、お客様のさまざまな業務を幅広く支えるため、新たなITO*4/BPOサービスも並行して拡充してまいります。
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
※1:本プレスリリース内では、「サプライヤ」という用語は「調達部門の取引先」という意味で使用しています。
※2:BPO:Business Process Outsourcing 業務プロセス代行
※3:BCP:Business Continuity Plan 事業継続計画
※4:ITO:Information Technology Outsourcing ITアウトソーシング
※5:ProcureMeister のライセンス価格などを含みます。また、サービス開始にあたり別途初期費用が発生します。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。