アルカテル・ルーセント、Rapportソフトウェアを発表~企業やサービスプロバイダ向けの通信やコラボレーションサービスを簡素化~

日本アルカテル・ルーセント株式会社

From: DreamNews

2015-04-27 17:00

【2015年4月21日、フランス、パリ】アルカテル・ルーセント(ALU/ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所)は本日Rapportを発表 しました。ソフトウェアベースのオープンプラットフォームで、大企業やサービスプロバイダが通信やコラボレーションサービスを提供するための新しくフレキ シブルな方法です。

Rapportがあれば、通信ネットワークは革新的プラットフォームとなり、新しい「コンテキスト通信」を可能にします。音声、チャット、ビデオ会議、 シェアリング機能といった基本的サービスが、アプリケーションやウェブサイトなど接続されている対象にかかわらず可能になります。オープンなアプリケー ション・プログラミング・インターフェイス(API)やソフトウェア開発キット(SDK)を用いて、アプリケーションデベロッパーもこうしたサービスにア クセスできます。

Rapportはシンプルな仮想化を超えたもので、一つのソフトウェアプラットフォームでクラウド全体を利用し、どのような市販の商用ハードウェアでも展開が可能です。しかも通信サービスを展開、運営するコストと手間を驚くほど軽減します。

Rapportは、賞を受賞した当社のボイスオーバーLTE(VoLTE)ソリューションのベースでもある、アルカテル・ルーセントIPマルチメディア・ サブシステム(IMS)ソフトウェアを完全に再設計したバージョンに基づいています。環境設定は大企業やサービスプロバイダそれぞれの要件に対応するよう に開発され、当社がライブネットワークでこうした課題に何年も対処してきた経験に基づいて設計されました。

アルカテル・ルーセントのIPプラットフォーム部門プレジデントのバスカー・ゴーティ(Bhaskar Gorti)は以下のように述べています。
「Rapportによって、大企業は、IT部門に必要な通信テクノロジーのサイロや、ベンダーが提供する企業専用の製品が不要になります。また、サービス プロバイダが、顧客により魅力的な通信サービスを提供する障害を取り除き、どんなデバイスでも、どんなネットワークでも、シームレスに配信できるようにな ります」

企業にとってのRapport

労働力の分散化と移動性、技術とアプリケーションの急速な進化、「独自のデバイスをもたらす(BYOD)」モデルへのシフトに伴い、大企業には、通信ニー ズをサポートする新しいアプローチが必要です。Rapportによって、企業は、従来のPBXや統合通信システムへの投資を抑制できます。

そのために、Rapportは、プライベートクラウドで展開する、一つのオープンな通信フレームワークを提供し、大企業は、社員がオフィスでも移動中でも 最新のサービスを受けられるように最善のアプリケーションをプラグインできます。また、Rapportによってアプリケーション、ウェブサイト、製品に通 信サービスを構築し、企業は顧客へよりよいサービスを提供できます。こうしたアプローチで、大企業は、通信インフラストラクチャのコストを50%まで抑え ることが可能で、移行して1年目でも投資リターンが期待できます。

企業向けのRapportは、大企業の個別要件に対応できるように設計されています。HPの業界をリードするコンバージドインフラストラクチャプラット フォームを活用しながら、プライベートクラウド環境で実行するよう設計されており、拡張可能な作業負荷に最適化します。Rapportはまたマルチデバイ スソフトクライアントおよびSDK向けのCounterPathを含む、成長しつつある技術プロバイダのエコシステムもサポートしています。

サービスプロバイダにとってのRapport

Rapportによって、一つのより迅速なクラウド通信プラットフォームで、モバイル、固定、WiFiのVoLTEのサポートが可能になり、サービスプロ バイダの通信ビジネスが強化され、大幅に簡素化され、サービスを届けるための契約者一人あたりのコストが削減されます。Rapportは、ネットワーク機 能仮想化(NFV)アプローチを使い、アルカテル・ルーセントのクラウドバンドのようなNFVプラットフォームで消費者と企業の双方にVoLTEや新しい サービスを速やかに提供し、契約者の需要に対してダイナミックに拡張します。

Rapportは、デバイスよりもむしろ使用する人のプレゼンス、場所、および可用性に基づく通信サービスを提供します。サービスプロバイダは、オブジェ クト、アプリケーション、およびウェブサイトに通信を組み込むことができ、ウェアラブル、コネクテッドホームやテレマティックスなど新たな小売市場を切り 開きます。また、一つのRapportネットワークから、アプリケショーションプロバイダやウェブ企業にサービスを広げて、新しい卸売市場を追求すること もできます。

Rapportは、800以上のデベロッパーやパートナーのオープンで活気のあるエコシステムを備えています。デベロッパーは、アプリケーションに、より シンプルな組み込み型の通信手段を備えることで革新をスピードアップし、待ち時間感度やリアルタイム通信に悩まされることなくアイデアを開発し提供するこ とに集中できます。

主なポイント

● Rapportにより、一つのクラウド通信プラットフォームでソフトウェアのライフサイクルマネジメントを簡素化し、コストダウンして、通信サイロを削減できます。

● Rapportにより、絶えず変化する顧客ニーズにユーザーエクスペリエンスを対応させることができます。

● Rapportにより、通信をアプリケーション、ウェブサイト、コネクテッドオブジェクトに組み込める資産に変えることができます。

● Rapportは、仮想化ネットワーク機能を完全に分解して再構築したIMSソフトウェアに基づいており、どの市販の(COTS)商用ハードウェア環境でも使用可能で、どのNFVプラットフォームでも動作します。

● Rapportによって、公開APIやSDK経由で通信機能へアクセスし、新しいサービスをより速やかに導入できます。


コメント

インターナショナル・データ・コーポレーションのシニアリサーチアナリスト、リッチ・コステロ(Rich Costello)氏は以下のように述べています。
「アルカテル・ルーセントの新しい通信プラットフォームであるRapportは、企業が必要としていたもの、すなわちプライベートクラウドでの一つのオー プン通信フレームワークを提供します。従来のPBXベースの通信アプローチから企業のクラウド環境で提供するアプリケーションやサービスへと移行するには 大変な困難が伴います。そのために、企業は新しいアプローチを必要としているだけでなく、新しいメソッドをも必要としています。Rapportは、通信、 アプリケーション、大企業の関係に対応する新しく魅力的な方法であり、通信ソリューションの新しいカテゴリーを生み出すことになります」

ヘビー・リーディングのシニアアナリスト、ジム・ホッジズ(Jim Hodges)氏は次のように述べています。
「サービスを革新するための探求は、新しいビジネスモデルと関連するテクノロジーイネーブラーにかかっています。モバイル追加機能やモバイル利用の先を思 い描き、ユーザーエクスペリエンス、効率、管理に取り組みながら、サービスプロバイダは、次世代のサービス時代に備える必要があります。サービスプロバイ ダ向けのアルカテル・ルーセントRapportのような仮想化ソリューションは、サービスプロバイダがそうした新しい要望にもっとも効率的に応えるため に、重要な役割を果たします。新しいサービスやユーザーエクスペリエンス、アプリケーションを可能にするクラウド環境に通信を移行することにより、サービ スプロバイダはより有利に長期的な成功を収めることができます」

アルカテル・ルーセントの最高情報責任者、リズ・テオフィル(Liz Theophille)は次のように述べています。
「多くの企業がそうであるように、当社も複数のプラットフォームを構築し、音声サービスからビデオ会議、IM、チャットまで、通信とコラボレーションの ニーズをサポートしています。同時に、従業員は、ますますモバイル化され、スマートフォンやタブレットで急速に成長するアプリケーション環境に頼ってお り、個人的な生活は管理していますが、労働環境ではほとんど管理が不可能になっています。Rapportは、こうしたますますアプリケーション駆動型にな るビジネスカルチャーにシンクするオープンな方法で、一つのプラットフォームでこうしたニーズすべてに対応するため、複数のプラットフォームへの投資をや めることができます」
詳細についてはRapportホームページまたはpodcastをご覧ください。

原文: Alcatel-Lucent launches RapportTM software to simplify communications and collaboration services delivery for enterprises and service providers (リンク »)

<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)はグローバル通信の分野をリードする企業であり、IPおよびクラウド・ネットワーキングの製品や 革新的なソリューションを提供しています。また、サービスプロバイダとそのお客様、世界中の各種法人及び政府機関に対し、超高速ブロードバンドの無線/固 定アクセスを提供しています。

アルカテル・ルーセントは、音声電話技術からデータ、ビデオ、情報の高速デジタル・デリバリーへ移行しつつある業界を牽引しています。これを支えるのはベ ル研究所です。ベル研究所はアルカテル・ルーセントが擁する研究所で、世界最先端の研究開発機関の一つであり、数えきれないほど多くの技術革新によりネッ トワーキングと通信業界の形成を担ってきました。

アルカテル・ルーセントはフランスのパリに本社を構える法人で、2014年の売上高は132億ユーロ。ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
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ツイッター: (リンク »)


<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープラ イズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広 いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:二コラ・ブーベロ(Nicolas Bouverot)/資本金:4億円/URL(日本サイト): (リンク »)

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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 クルザーチエ・キャロリーヌ
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7024
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
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