テレダイン・レクロイ、高電圧差動プローブHVD3000シリーズに2機種を追加発表

~市場のニーズに応え、対地間最大定格電圧を8kVまで広げる~

テレダイン・ジャパン株式会社

2015-07-14 00:00

テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社(東京都府中市、代表取締役社長:原 直)は、本日高電圧差動プローブHVD3000シリーズこ新たに2機種を追加いたしました。各々対地間最大定格電圧が2kVのHVD3206と8.4kVのHVD3605の2機種は、既存の対地間最大定格電圧が1kVのHVD3106と同様に、クラス最高のゲイン精度、差動電圧レンジ、オフセット・レンジ、同相除去比(CMRR)を備えています。急速に拡大するパワーエレクトロニクス市場のニーズに応え、テレダイン・レクロイのソリューションの優位性をさらに強化するものです。

【HVD3605】
新たに追加されたHVD3506は、5kVクラスのパワエレ機器に対応し、対地間最大定格電圧8485V(DC+pkAC)、6000Vrmsを有しています。差動電圧範囲は、業界最高の7000V(DC+pkAC)で、最大7600Vまでは、アンプが飽和することなく通常測定が可能です。しかも業界最高の最大6000Vのオフセット・レンジがあるので、幅広い測定条件に適合します。また、測定帯域は100MHz、ゲイン精度1%、優れた同相除去比(CMRR)を提供し、ケーブル長は6mです。HVD3605は、4160Vクラスの交流ライン電圧、DCバス電圧、インバータ出力の測定が可能な唯一のプローブです。

【HVD3206】
HVD3206は世界で始めてIEC/EN61010-031:2015規格に準拠し、対地間最大定格電圧2000V(DC+pkAC)、1500V DCを有するプローブです。このプローブは太陽光発電システム向けの直流1500V入力のストリング・インバータ用に開発されました。ストリング毎に多くの太陽光発電セルを接続できてコストを低減できることから、今後急速に市場に広がると予想される高電圧入力ストリング・インバータにテレダイン・レクロイは世界で初めて対応しました。HVD3206は、1kV規格のHVD3106と同様に120MHzの帯域、1%のゲイン精度、優れた同相除去比(CMRR)持ちながら、定格電圧を2kVに広げています。

【-NOACC】
現行のHVD3106およびHVD3102プローブに、標準付属の各種プローブチップ・アクセサリを除いて価格を下げた本体のみの設定HVD3106-NOACCおよびHVD3102-NOACCを追加しました。既にアクセサリをお持ちであったり、アクセサリが不必要なユーザーに低価格で1kV規格の高性能プローブをお届けするものです。

全てのHVD3000シリーズ高圧差動プローブは、テレダイン・レクロイのオシロスコープとはProBusプローブ・インタフェースで接続され、オシロスコープから電源が供給されるだけでなく、自動的にプローブを認識してスケーリング調整されるので、電圧が直読できます。またオシロスコープのチャンネル設定メニューから自動ゼロ調整が実行できます。




【オーダー・インフォメーション】
製品名     型番  仕様
HVD3605    100MHz、8kV高圧差動プローブ
HVD3206    120MHz、2kV 高圧差動プローブ
HVD3106-NOACC  120MHz、1kV 高圧差動プローブ(本体のみ)
HVD3102-NOACC  25MHz、1kV 高圧差動プローブ(本体のみ)



【弊社ウェブサイトのURL】
(リンク »)


【Teledyne LeCroy Inc.について】
Teledyne LeCroy Inc.は最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは多くの分野の電子設計技術者に幅広く利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、ウェブサイト( (リンク ») )をご参照ください。
なお、製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。


【この発表に関する問い合わせ先】
テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター
Tel: 042-402-9400(代表) Fax: 042-402-9586
Email: contact.jp@teledynelecroy.com
(リンク »)

このプレスリリースの付帯情報

高電圧差動プローブHVD3000シリーズ

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