【CANとCAN FDの統合ソリューション】
テレダイン・レクロイのCAN/CAN FDソリューションを使ってシンボリック層で直接解析が行えると、作業効率が一気に向上します。オシロスコープを用いて、特定のシンボリック層でトリガをかけると、特定のメッセージや特定のメッセージで与えられる数値の範囲を指定することで、不具合を発生している原因のイベントを見つけることができます。CAN/CAN FDデコードでは、デコードされたプロトコル情報は、物理層波形の上にカラーコード化された表示されるので、フレームの構造が分かりやすく、エラーの判定も容易です。テレダイン・レクロイはdbcファイルを用いることでさらに解析機能を一歩進めました。dbcファイルを用いてエンコードした値を用いることで、バスに生じる特定の現象に関連したタイミングを正確に計測することができます。また、エンコードされた値は、グラフ化することでバスの時系列のふるまいを視覚化することができます。これらのツールを用いることで、オシロスコープ上で物理層波形、プロトコル情報、タイミング計測、バスのふるまいの視覚化が同時に観測することができ、CANシステムの深い理解が得られます。
こうした優れたデコード機能を用いて、テレダイン・レクロイでは、最大4つのバスを同時にデコードすることができます。この4つのデコードは異なるプロトコルの組み合わせでも可能で、CAN FDと旧来のCANとを同時にデコード表示することができます。デコードされたプロトコル情報は表形式でも表示され、特定のフレームを選択すると、関連した物理層波形が自動的に拡大表示され、手動でスクロールして探す必要がありません。また、拡大トレースには、検索機能が組み込まれており、特定のフレームIDやデータで検索することができます。
【2004年から車載シリアル・バスのデコードソリューションのパイオニア】
テレダイン・レクロイは、2004年に業界初のオシロスコープによるCANプロトコルのデコードおよびトリガ機能を発表して以来、車載シリアル・バスのソリューションのパイオニアであり続けています。特許を持つ物理層信号波形からデコードしたプロトコル情報を表示するアルゴリズムがLIN、FlexRay、SENTからCAN FDに至る幅広いプロトコルを用いた車載システムの設計やデバッグ作業を簡素化してきました。車載シリアル・バス以外にもテレダイン・レクロイは、I2CやUARTからUSB3やPCIe Gen3に至るまで様々なプロトコルに対応しています。
【オーダー・インフォメーション】
製品名 型番 仕様
CAN TDM Symbolic CANトリガ/デコード・シンボリック・オプション
CAN FD TDM Symbolic CAN FDトリガ/デコード・シンボリック・オプション
【弊社ウェブサイトのURL】
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【Teledyne LeCroy Inc.について】
Teledyne LeCroy Inc. は最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは多くの分野の電子設計技術者に幅広く利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、ウェブサイト( (リンク ») )をご参照ください。
なお、製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。
【この発表に関する問い合わせ先】
テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター
Tel: 042-402-9400(代表) Fax: 042-402-9586
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