ODKは学校法人の入学試験業務をはじめ、証券会社等のバックオフィス業務等、独自のビジネス領域に特化した情報処理アウトソーシングサービスを主力事業分野としています。特に受験生がインターネットを通じて大学に出願することが可能なサービス「Web出願システム」を学校法人向けに提供しており、2015年度には約80万人の志願者データを処理しています。同社は、特定の時期にアクセスが殺到するサービスの安定稼働と、急成長を続けるサービスの拡張にも柔軟に対応できるネットワークインフラへの刷新を進めていました。こうした基盤強化の取り組みの一つとして、ODKはA10の次世代アプリケーションデリバリーコントローラー(以下、ADC)「A10 Thunder ADC」を導入しました。
導入効果
Web出願システムの安定稼働と大幅拡張:
A10 Thunder ADCの稼働後、安定運用を実現しています。負荷分散を最適化することにより、パフォーマンスやサーバーの可用性の向上はもちろん、将来的な事業拡張にも柔軟に対応できるインフラ構築を実現しました。
仮想サーバーの効率化と運用管理の簡素化:
共有アプリケーションが稼働する仮想サーバー資源の効率化が可能になりました。株式会社ODKソリューションズ情報管理室テクニカルエンジニアの三浦勝明氏は「A10 Thunder ADCを導入したことで、仮想サーバーの効率的な活用ができる」と述べており、作業負荷の大幅な削減による運用管理の簡素化にも成功しています。
日本語GUIの設定・管理画面で生産性を向上:
従来、GUIが英語であることに加え専門性の高い作業であった、Webサーバーの追加に伴う新たなグルーピング設定などはこれまで社外に委託していましたが、A10 Thunder ADCを導入後、日本語GUIのWeb管理画面を通じて自社で行うことが可能になり、柔軟な運用管理体制を整備できました。
A10 Thunder ADCに対する今後の期待について、ODKの三浦勝明氏は設定変更時等のDNS切り替えを手動で行っている現状をふまえ「東京にはエンジニアが少ないこともあり、今後はGSLB(広域負荷分散)機能やコンフィグ同期などを組み合わせることで、スムーズな切り替えによるBCP対策が可能な環境を整備していきたい」と述べています。また、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)機能やDDoS防御機能など要件に応じて新たな機能も活用する予定です。他にも、ロードバランサーのSSLオフロード機能を利用してWebサーバーを削減し、さらに運用コストを削減していくことも計画しています。
A10 Thunder ADCは、アプリケーションの可用性を高めながら高速化を実現するとともに、SSL通信の可視化やDDoS防御、WAFなど高度なセキュリティ機能を提供する次世代ADCです。A10のRESTベースのAPI(aXAPI)を使用することで、他社製品や企業独自で運用している管理コンソールとの柔軟な連携も可能です。また、業界標準のCLIをはじめ、日本語に対応したWebベースのGUIを備えており、運用管理の簡素化と環境変化に柔軟な対応が可能な点が高く評価されています。
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A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)はアプリケーションネットワーキング分野におけるリーダーとして、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。詳しくはホームページをご覧ください。
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