小学館の国語辞典『大辞泉』が「新語大賞2016」を発表! 大賞は【トランプ‐ショック】。

株式会社小学館

From: 共同通信PRワイヤー

2016-11-29 09:00

2016年11月29日

株式会社小学館

国語辞典『大辞泉』が「新語大賞2016」を発表!
大賞は【トランプ‐ショック】。

株式会社 小学館(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相賀昌宏)の国語辞典『大辞泉』編集部は、今年初めて開催した「大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。」キャンペーンに一般の方々より寄せられた3441件の新語の中から、本日「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」を選定し、他の投稿語とともに『大辞泉』各種アプリなどに正式に収録・掲載することをお知らせいたします。

■「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」はこの言葉に決定いたしました!

大辞泉が選ぶ新語大賞2016 =【トランプ‐ショック】

[語釈]2016年のアメリカ大統領選挙で、ドナルド=トランプ
候補が勝利したことで起こった、金融市場などの混乱。


その他、最終選考まで残った今年の新語9選は以下の通りです。

【熊本地震】(5月の投稿)【顔芸】(同5月)
【ブレグジット】(同6月)【インスタグラマー】(同6月)
【セカンド‐レイプ】(同6月)【ジェンダー‐レス】(同7月)
【消しカス】(同7月)【ポケモノミクス】(同7月)
【茹でこぼし】(同10月)

※各語の投稿語釈は本リリース下部ページの「各月の新語」をご覧ください。

■「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」選評(編集部)
「大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。」に、一般の方々から合計3441件の新語が寄せられました。『大辞泉』編集部ではキャンペーン期間の5~11月に毎月「今月の新語」を選定(計47件)。本日、その中から【トランプ‐ショック】を「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」に決定いたしました。関連語として【ドナルド=トランプ】【トランプ現象】【隠れトランプ】などの投稿もあり、これらと併せて『大辞泉』各種アプリやweb辞書などに正式に収録いたします。
今年は、イギリスのEU脱退決定【ブレグジット】や、長引く余震が不安を呼んだ【熊本地震】など、世の中を騒然とさせる話題が多くありました。その最後の決定打が【トランプ‐ショック】と言えるのではないでしょうか。また、本キャンペーンは、スマホゲーム「ポケモンGO」から生まれた【ポケモノミクス】など時流に乗った新語のほか、【茹でこぼし】【顔芸】【消しカス】【リセット‐マラソン】【化粧乗り】など、『大辞泉』に未収録だった日常語を教えていただく機会となり、皆様の“言葉感度”の高さがあらためて実感されました。多数のご応募、誠にありがとうございます。

※本キャンペーンでは、『大辞泉』に未収録の新語や、収録語でも「新しい意味」を持つようになった言葉をひろく募集いたしました。投稿された語釈がそのまま収録されるのでなく、編集部が新たに執筆陣に依頼し、本年12月・来年4月の改訂時に『大辞泉』各種アプリなどに収録する予定です(一部の新語は、今年8月改訂時に既に収録しています)。

▲キャンペーンサイト  (リンク »)
▲または  大辞泉新語 で検索!


■「大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。」とは
2013年の初開催以来、各メディアで話題となっている『大辞泉』の「あなたの言葉を辞書に載せよう。」キャンペーン。そのスピンオフ企画として今年初めて実施した新プロジェクトが「大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。」です。
毎年たくさんの新しい言葉が生まれは消えていきますが、その年の世相を象徴する“言葉”は、年末の恒例として大きな話題となっています。しかしその中で、後世まで残り定着する“新しい言葉”は一体いくつあるのでしょうか?
そこで『大辞泉』編集部は、現在辞書に載っていない、しかし後世に残すべく辞書に載せたい“新しい言葉”を公募し、『大辞泉』デジタル版や、各種ポータルサイトの公式辞書サイトに常設掲載するという、画期的なプロジェクトを始動させました。本プロジェクトは、「変わり続ける言葉を捉え続ける」という編集方針を実証する試みでもあり、国語辞典の未来の在り方を問うプロジェクトです。
投稿された新語の中から、編集部が「今月の新語」を毎月発表。そして本日、その中から最も影響力のある新語を「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」として選定・発表いたしました。これらの新語は、編集部が各分野の専門家に執筆を依頼し、『大辞泉』各種アプリなどに収録。goo辞書、コトバンク、ジャパンナレッジにも順次掲載いたします。


■キャンペーン期間中に毎月選出された「今月の新語」

■5月の新語
【熊本地震】2016年4月14日に熊本・大分にかけて発生した地震。16日に本震発生。
【統一名簿方式】比例代表式選挙で、複数の政党が候補者名簿を一本化すること。
【魅せる】「魅する」と「見せる」の合成語。魅せられる。「華麗な守備で魅せる」
【焼け太り】火事の保険金で裕福になることから転じて、災難・試練の後に利益を得ること。
【しくる】「しくじる」の俗な言い方。
【顔芸】表情の変化で笑いを取る芸。

■6月の新語
【ブレグジット】Britain+exitの合成語。英国がヨーロッパ連合から離脱すること。
【ゴッタルドベース‐トンネル】スイスにある鉄道トンネル。アルプス山脈を縦貫し長さ約57キロメートル。人が往来するトンネルとして世界最長。2016年6月開通。
【ウィッシュ‐リスト】欲しい物や希望する事などの目録。
【インスタグラマー】インスタグラムを積極的に活用し、フォロワーの多い人。
【サイド‐テール】髪を耳の上あたりで束ね、ポニーテールのように垂らす髪型。
【複本】図書館で、同じ本を複数そろえること。
【セカンド‐レイプ】性的暴行の被害者が、事件に関する中傷や好奇の目に晒されるなどして、あらたに心理的被害を受けること。

■7月の新語
【フル出場】スポーツの試合において、選手が試合開始から試合終了まで出場し続けること。
【ジェンダー‐レス】ファッション用語として、男女とも性別の境界を越えたもの。
【相掛け/合い掛け】あるものに、それぞれ異種のものをかけること(かけたもの)。
【消しカス】紙に鉛筆やシャープペンシルで書いた文字や絵などを消しゴムで消したときに出てくるカス。
【生写真】グラビアなど、版を用いた大量印刷でなく、印画紙に現像した写真。
【生前退位】【生前譲位】生きている間に、天皇・君主がその位を譲ること。
【ポケモノミクス】2016年にサービスが開始された位置情報ゲーム「ポケモンGO」の流行にともなう経済効果。

■8月の新語
【化粧乗り】 ベースメイクと肌が馴染み、自然である様子。
【てろてろ】 薄くて柔らかく、光沢がある生地の風合いを意味する。
【ビニール‐プール】 ビニール素材の小型簡易プール。
【チャック】 口を閉じる意にたとえた表現で、黙ることをいう。
【肉々しい】 料理に占める肉の割合が多いこと。
【怪鳥音】 アクション俳優のブルース=リーが、映画での格闘シーンで発した叫び声。
【難民選手団】 2016年のリオデジャネイロ‐オリンピックで、南スーダンやシリアなどからの難民となり、母国から出場できなかった選手ら10名で構成された混合チーム。

■9月の新語
【電気が走る】 強い衝撃を感じて、体がびりびりと震える。
【国石】 その国を代表する鉱石や宝石。
【アウティング】 第三者が同性愛者の性的指向を暴露すること。
【早押し】 ボタンなどを早く押すこと。クイズ番組で、答えの分かった人が先にボタンを押すこと。解答権を得ることができる。
【参考価格】 製造業者などが小売業者に提示する価格。また、客に提示される類似の商品例・取引例の価格。
【ジャンカ】 コンクリートの施工不良の一種。セメントと砂利の分離や型枠からのセメント漏れなどで、強度が不足すること。
【ポイ活】 買い物などで得たポイントを無駄なく活用すること。ポイントが多く貯まるような買い方をすること。

■10月の新語
【即買い】 すぐさま購入すること。また、すぐにでも購入したいもの。
【死の谷】 プロジェクトを進める上での致命的な障壁。特に、企画から実施に進める過程での経済的な制約を指す。デスバレー。
【リセット‐マラソン】 ゲームなどの初期ステータス設定で、目当てのキャラクターや好条件が出るまでリセットを繰り返すこと。
【拝訣】 死者に別れの拝礼をすること。
【茹でこぼし】 食材をゆでてざるにあけ、ゆで汁を捨てること。あく取り・渋み抜きなどのために行う。
【パリ協定】 気候変動抑制に関する多国間の協定。2015年に採択。1997年の京都議定書に代わる取り決め。

■11月の新語
【ひとから】 俗に、 カラオケ-ボックスを一人だけで利用すること。一人カラオケ。独りカラオケ。
【トランプ‐ショック】 2016年のアメリカ大統領選挙で、ドナルド=トランプ候補が勝利したことで起こった、金融市場などの混乱。
【豆腐メンタル】 豆腐のように弱いメンタルのこと
【組市松紋】 江戸時代に市松模様として存在した伝統的なデザイン。  
【日本レコード大賞】  日本作曲家協会が選定する音楽賞。その年に発表された楽曲に対して、新聞記者らの審査により授与される。昭和38年(1959)に開始。
【感情労働】 忍耐や緊張を常に強いられる労働。  
【チャイルド‐マウス】  子供の口の大きさ。直径32ミリが誤飲事故などの防止に必要な目安とされる。

※投稿された語釈がそのまま収録されるのでなく、編集部が新たに執筆陣に依頼し『大辞泉』各種アプリなどに収録する予定です(一部の新語は、今年8月改訂時に既に収録しています)。


■「大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。」概要

○名称:大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。
○実施概要:キャンペーンサイトおよびSNSで、『大辞泉』に未収録の新語を広く募集します。小学館『大辞泉』編集部が大賞候補となる作品を毎月発表し、2016年11月末には「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」を決定。それらの言葉の語釈を、編集部が執筆陣に依頼し、順次『大辞泉』各種アプリに収録。goo辞書、コトバンク、ジャパンナレッジにも掲載いたします。
○期間:投稿募集期間=2016年5月18日(水)~11月21日(月)
○応募方法:(1)キャンペーンサイトから
      (2)「大辞泉」公式サイトから
      (3)Twitterからの投稿(ハッシュタグによる投稿)
○応募先:(1)キャンペーンサイト    (リンク »)   
     (2)「大辞泉」公式サイト  (リンク »)  
     (3)Twitterハッシュタグ #大辞泉 #新語 ※2つのハッシュタグをつけて投稿
○賞品:全応募者から抽選で、6月から11月まで毎月30名様に「Amazonギフト券500円
分」をプレゼント(当選者合計180名様)。またキャンペーン終了後には「大辞泉が選ぶ新語大賞2016」を選定し、その新語を投稿された方の中から抽選で「Amazonギフト券1万円分」をプレゼントします。※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。


■メインキャンペーン「大辞泉 あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」とは

言葉の意味や使い方は、時代とともに日々進化し、変化してゆきます。小学館の国語辞典『大辞泉』は、時とともに変わりゆく言葉、時が経過しても不変である言葉、そのどちらも日々とらえて更新し続けている「生きている」国語辞典です。
「あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」は、【夢】【宇宙】【歌】【個性】【子育て】【上司】【昭和】【情報】【癒やし】【コンビニ】といった10の言葉の語釈(意味)を皆様から広く募集し、年代や性別、人によって解釈が違う言葉の姿を、様々な角度から改めて捉え直してみようという試みです。本サイトでは、キャンペーン期間中に投稿いただいたすべての語釈が自由に閲覧できます。

「大辞泉 あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」特設サイト
(リンク »)


■これまでの「あなたの言葉を辞書に載せよう。」キャンペーンへの反響

「変わり続ける言葉を、捉え続ける、生きている国語辞典」を編集方針に、デジタル編集に特化した『大辞泉』の特徴を体感できる本キャンペーンは、過去3回のキャンペーンを通じて、計2万3000作品を超える言葉の語釈(意味)が寄せられました。そこから選ばれた優秀作・計322本が『大辞泉』デジタル版で公開されています。一般の方々が考えた独自の言葉の語釈(意味)が、実際に「国語辞典」に掲載されるという革新性から、各メディアで大きな話題となりました。一昨年に終了したフジテレビ系『笑っていいとも!』では、「国語辞典をアップデート 目指せ!言葉の達人」としてコーナー化され、板倉俊編集長が審査員として出演。タモリ・草なぎ剛・木下優樹菜ら各氏の独創的な作品が、一般作品とともに『大辞泉』デジタル版に現在も掲載されています。また、昨年のキャンペーンで採用された108作品がこの3月末に発表され、その結果が朝日新聞全国版に掲載されるなど、回を重ねるごとにその注目度が高まっています。


■『大辞泉』はネット&デジタル時代にマッチした“生きている国語辞典”

新しい言葉の採録に積極的に取り組んでいる“生きている国語辞典”『大辞泉』のデジタル版データは、最新採録語数・約29万語(2016年11月現在)に達し、ネット辞書のなかでもナンバーワン。さらに毎年3回、毎回約2,000語の新語・新語釈を追加し定期更新しています。
その先進性が評価され、コトバンク、goo辞書など国内主要ポータルサイトの辞書データとして採用されているほか、主要な電子辞書にも搭載されています。デジタル時代にマッチした国語辞典として、今後も日々生まれゆく新しい言葉をキャッチし、立項・アップデートしていきます。


■『大辞泉』公式ウェブサイトでも情報発信しています

“生きている国語辞典”『大辞泉』の知られざる特長、幅広い展開事例、関連する著名人のメッセージ、関連最新ニュースなどをご覧いただけます。『舟を編む』の小説家・三浦しをんさんからの特別メッセージも読めます!

(リンク »)


■『大辞泉』公式フェイスブックページで「ことば」の解説を毎日投稿しています!

『大辞泉』公式Facebookページでは、さまざまな「言葉」について、その語源や使用法など“おもしろくてためになる”情報を編集部が掘り下げて、毎日投稿しています。時事ネタに由来する言葉や新語・流行語など、思わず友達に「シェア」したくなる話題が満載です。

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■『大辞泉』公式Twitterでは多くの方々が日々「ことば」について語っています!

『大辞泉』公式Twitterでは、編集部が日々つぶやく「言葉のあれこれ」や「大辞泉クイズ ことばの総泉挙」の話題だけでなく、たくさんの方々が様々な話題でつぶやいています。辞書好き、ことば好きのみなさんがホンネで語る
しゃべり場、それが大辞泉公式Twitterです。

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■『大辞泉クイズ ことばの総泉挙』実施中!一日一問で「言葉の達人」を目指せ!

『大辞泉』公式ウェブサイト内のコーナー「大辞泉クイズ ことばの総泉挙」では、間違いやすい言葉の用例について毎日一問ずつクイズ形式で出題し、みなさんの言葉のセンスと知識に挑戦しています。楽しみながら「言葉の達人」を目指せるこのコーナーに、ぜひ一度遊びに来てください。

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