2017年 年頭所感 F5ネットワークスジャパン合同会社 代表執行役員社長 古舘 正清

IoTとDevOpsの領域を見据え、ADCベンダーとしてのクラウドシフト戦略を加速

F5ネットワークスジャパン合同会社

2017-01-05 11:00

F5ネットワークスジャパン合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:古舘正清、以下F5)は本日、2017年の年頭所感を以下の通り発表しました。
新年明けましておめでとうございます。

現在、すべての産業がデジタル変革のさなかにあります。2020年までに、ビジネスの75%がデジタルビジネスになるという予測も存在します。この新しい世界ではスピードが極めて重要であり、クラウドがそれを実現する主な原動力となるでしょう。2016年は、デジタルトランスフォーメーションをキーワードに、ITの力でビジネスを成長させ、人々の生活をより良くしていくことの重要性について多く語られてきました。なかでも、IoT、VR、AI、機械学習、フィンテックなどの最新テクノロジーが注目を集めた1年だったと思います。

F5ネットワークスジャパンは、2016年、ADCソリューションのマーケットシェア拡大に加え、セキュリティを注力分野として掲げ、ビジネスの拡大に取り組んできました。また、急速に進むITインフラのクラウド移行に対応していくために、クラウドビジネスの拡大にも力を注いでまいりました。セキュリティとクラウドの両分野では、ともに専任チームを立ち上げ、日本独自のパートナープログラムも開始するなど、製品やソリューションの投入だけでなく、日本市場を見据えた取り組みを強化してまいりました。

2017年は、企業のデジタルトランスフォーメーションに対する取り組みが、本格化していく1年となるでしょう。なかでもF5が最も重視しているのは、IoTとDevOpsの領域です。IoTの本格化により、大量かつ多様なデバイスからトラフィックが生み出され、ADCのもつ高可用性、セキュリティ、リアルタイム性は、ますます重要になります。また、クラウドネイティブなアプリケーション開発(モノリシックアーキテクチャーからマイクロサービスアーキテクチャーへ)が増えていくことで、DevOpsのニーズも高まると予測されますが、この領域においてもADCの果たす役割は非常に大きいと考えております。

F5ネットワークスジャパンは、「プライベートクラウドビジネス」、「ハイブリッドクラウドビジネス」、「セキュリティビジネス」を事業の3本柱とし、ADCベンダーとしてのクラウドシフト戦略を加速させてまいります。米国本社に設置している日本向けのCQO(チーフクオリティオフィサー)の強化、昨年12月に発足したユーザー会の活動支援、セキュリティ/クラウドパートナーの拡充など、引き続き日本に根ざした事業展開を通じて、お客様のITインフラを、より競争力のあるものに発展できるよう、取り組んでまいります。

2017年が、皆様にとりまして、日本にとりまして、より大きな成長と飛躍を遂げる実り多き1年となりますことを心から祈念申し上げます。

本年も、F5ネットワークスジャパンをどうぞよろしくお願い申し上げます。

■F5ネットワークスについて
F5は、アプリケーションが、データセンター、クラウドサービス、従来型ネットワーク、SDNなど、あらゆるIT環境において、いつでも、どこからでも利用可能となる柔軟なソリューションを提供しています。F5のオープンで拡張性の高いフレームワークは、幅広いパートナーエコシステムとの協業を通じ、ITの適用範囲を広げ、最適なIT基盤の構築を可能にしています。また、F5のソリューションは、国内外のリーディング企業、サービスプロバイダー、公共機関のIT分野で広く採用され、最先端のクラウド、セキュリティ、モビリティ環境の実現に貢献しています。

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