PCI Express Gen5はPCI-SIGが策定したPCI Expressの最新版仕様であり、現行のPCI Express Gen4の16GT/sの転送速度の2倍となる32GT/sの高速転送を実現します。記憶媒体やデータ・センターにおける、より高速のデータ転送の要求は加速度的に高まっており、16GT/s以上の転送速度への対応が早急に必要とされていました。PCI Expressの試験ソリューションのリーディング・カンパニーであるテレダイン・レクロイは、2018年6月に発表したプロトコル・ソリューションに引き続き、Gen5対応の製品開発を支援するため自社の物理層試験ソリューションを拡張し、Gen5に対応しました。この新しいPCI Express試験ソフトウェアQPHY-PCIE5-TX-RXは、自社のモジュール型オシロスコープLabMaster10Zi-Aで動作し、アンリツ株式会社製シグナル・クォリティ・アナライザ-R MP1900Aと組み合わせることで、Gen5のBase仕様に対応したトランスミッタおよびレシーバ試験を自動的に実行することができます。さらに以下の3つの特徴を有しています。
1. 高速の自動レシーバ試験校正
PCI Express Gen5のレシーバ試験においては、ビット・エラー・レイト・テスタの校正を試験に先立って行わなければなりませんが、従来の手法では、1日がかりの面倒な作業でした。しかしながら、テレダイン・レクロイのQPHY-PCIE5-Tx-Rxは、LabMaster10Zi-Aの強力なプロセッサを活用してアンリツ株式会社のMP1900Aを自動校正することにより、校正作業の時間を数分の1に大幅に短縮することができます。
2. 自動トランスミッタ試験
QPHY-PCIE5-TX-RXは、試験に必要な複数の信号波形を捕捉し、PCI Express Gen5のトランスミッタ波形パラメータの計算を自動的に簡単に実行することができます。前述のようにLabMaster10Zi-Aの強力なプロセッサにより短時間で試験を終えることが可能です。
3. 下位互換性
QPHY-PCIE5-TX-RXは、Gen5のみならず、従来のGen3およびGen4のコンプライアンス試験にも対応します。
【オーダー・インフォメーション】
製品名 仕様 価格(税別)
QPHY-PCIE5-TX-RX PCI Express Gen5試験ソフトウェア (Gen3、4、5)
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【Teledyne LeCroy Inc.について】
Teledyne LeCroy Inc. は最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは多くの分野の電子設計技術者に幅広く利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、ウェブサイト( (リンク ») )をご参照ください。
なお、製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。
【この発表に関する問い合わせ先】
テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
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