今日DDoS攻撃は、恒常化し、複数の手法を組み合わせたマルチベクトル攻撃が一般的となり、今なお進化を続けています。今後5Gネットワークへ移行し、数年間で何百万ものIoTデバイスが活用されることを考えると、従来のDDoS対策ソリューションでは不十分になりかねません。
現在のDDoS対策ソリューションは静的かつ受動的であり、多くの手動操作が求められるため、急激に進化するDDoS攻撃への対応が遅れてしまいます。企業やクラウド・サービス事業者の脅威の検出および緩和に対する不安は、増大していることは明らかです。実際に、A10が実施したグローバルのモバイル通信事業者を対象にした調査 (リンク ») では、63%が5Gネットワークに最も必要なセキュリティ機能として「高度なDDoS防御」を挙げています。また米国および英国の企業を対象にした「IDG調査レポート (リンク ») 」では、DDoS対策ソリューションで最も重要な機能として「検出と緩和の自動化」が挙げられています。
■機械学習によるDDoS防御
今回A10 Thunder TPSに追加されるZAP機能は、「機械学習による動的な攻撃パターン認識」と「異常な振る舞いを動的に識別して攻撃エージェントを阻止するヒューリスティックな振る舞い分析」の2つの要素で構成されます。
ZAP機能は、A10の適応型DDoS防御モデルに基づく5段階の適応型緩和ポリシーエンジンと連携することで、徹底した防御システムを実現します。この包括的な手法により、従来型のDDoS防御でみられる無差別的な巻き添え被害から正常なユーザーを保護しながら、DDoS攻撃を阻止します。
ZAP機能におけるポリシー施行は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより適用されます。 SPE(Security and Policy Engine)ハードウェアが搭載されたThunder TPSでは、最大10万までのZAPポリシーをラインレートで処理でき、それを超えたものはソフトウェアで処理します。ソフトウェアのみのソリューションと比べて高い緩和性能を発揮し、迅速な脅威への対処と拡張性を実現します。
米A10 Networksの創業者 兼 CEOであるLee Chenは、次のように述べています。
「今日の多様化したマルチベクトル型のDDoS攻撃の急増と、セキュリティ担当者の慢性的な不足により、企業とサービス事業者は自律的にセキュリティ業務を実行できるインテリジェントな自動防御を必要としています。人の手が介在する運用は、リソースを大量に消費するだけでなく、対応の遅れを生み、ネットワークのダウンタイムや組織のコストを増加させる可能性があります。」
A10 Thunder TPSは、完全なマルチモーダル (複数手法を連携させる) 型のDDoS対策ソリューションであり、機器単体で最大500Gpsの攻撃防御性能を備え、今回追加したZAP機能および5段階で適用可能なポリシーを使用した最先端の自動防御、さらには実用的なDDoS脅威インテリジェンスを提供しています。
■Interop Tokyo 2019、A10ネットワークスブースでの展示
A10は、6月12日(水)から14日(金)に幕張メッセにて開催される「Interop Tokyo 2019」のA10ブースにて、500Gpsに攻撃防御性能を拡張したハイエンドモデル「A10 Thunder 14045 TPS」 (リンク ») とあわせてZAP機能を展示します。また、A10 Thunder 14045 TPSとZAP機能の組み合わせは、Interop Tokyo 2019のBest of Show Awardセキュリティ部門のファイナリストとしても選出されています。
● A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)は常に信頼できるセキュリティ企業として、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
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