消費税増税前の最大関心事は“キャッシュレス決済のポイント還元”等

Q&Aサイトで垣間見える、増税前の消費行動の傾向や関心事

株式会社オウケイウェイヴ

2019-06-14 15:30

日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」(https://okwave.jp)を運営する株式会社オウケイウェイヴ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松田 元)の総合シンクタンクであるオウケイウェイヴ総研(所長:大山泰)は、本年10月に予定されている消費税増税を前に、最近の消費者の行動や意識について「OKWAVE」の投稿やその属性データ等から特徴を分析しました。 その結果、20〜40代を中心に、消費税増税とあわせて導入予定のキャッシュレス決済のポイント還元制度への関心が高いことが分かりました。
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オウケイウェイヴ総研では、「OKWAVE」に投稿された消費税増税に関連した「質問」の内容と属性データを調査しました(調査対象期間①:2018年12月1日~2019年5月31日)。また、比較対象として、2014年4月1日の消費税率5%から8%への増税前の半年間に消費税増税に関連した「質問」についても同様の調査を行いました(調査対象期間②:2013年10月1日~2014年3月31日)。
「質問」内容を分析すると、前回の増税前には無かった「電子マネー」「ポイント還元」といったワードが多く見られ(図1)、「キャッシュレス」「クレジットカード」といったキーワードも投稿内に見受けられました。これは、2019年10月から予定される消費税率の増税の際に、電子マネーなどでキャッシュレス決済を行う場合、中小事業者での物品やサービスの購入の場合には、9カ月間の期間限定で5%のポイント還元、コンビニや外食などのフランチャイズ店でキャッシュレス決済をした場合は2%ポイントの還元が行われる制度(「キャッシュレス・消費者還元事業」)が合わせて導入されることから、“この制度を使ってできるだけ得する方法を知ろう”とする人や関心が高いことがデータ分析から分かります。また、一部の食料品などへの税率を8%に据え置く軽減税率については、いくつか投稿されているものの、大きな関心時には至っていないことも分かりました。

前回の調査期間に投稿された消費税増税関連の質問で関連性が高かったワードは「買う」「購入」でした。とくに「家電」「パソコン」「家」「土地」「車」となっており、前回2014年4月の増税前には、金額の大きな買い物、駆け込み需要への関心が高かった事が伺えます。また「値上げ」についても関心が高く、具体的な消費項目では「ガソリン」が目立ちますが、同時に社会問題にもなっていた「便乗値上げ」についての関心も伺える結果となっていました。

なお、調査対象期間①②ともに、消費税増税に関する「質問」投稿者は20代~40代の男性が多いという結果になりました。子育てなど生活の日々のやりくりに直面する世代が含まれ、投稿内容から読み解いても、日々の生活に直結していることが伺えます。また、20代~40代は比較的、電子マネー、キャッシュレス決済に抵抗感がない世代であり、ポイント還元に興味関心があることも伺えます。

本調査を実施したオウケイウェイヴ総研の早川貴仁調査員は「投稿(悩み相談)をする世代が20代~40代という点についても興味深いです。これは生活に直面している世代が“少しでも得ができないか”という点に関心が高く、それに基ついて行動している傾向があるとみられます。」と本調査の結果に対する所感を述べています。
また、オウケイウェイヴ総研所長の大山泰は下記のように総括しています。
「2019年10月に予定されている消費増税(税率8%から10%への引き上げ)に関しては、令和のスタート前後から、「消費増税凍結で与党が衆参ダブル選挙を念頭か?」などの政治的な思惑?等の話題が大手報道機関、大手メディアなどで取りざたされていましたが、弊社のQ&Aサイトをサーベイし、分析する限りでは、多くの生活者は消費増税予定を前に、日々の消費や出費などにどのような影響があり、実際的な消費行動に係わる変化への関心が高いことがわかりました。
また、2008年9月のリーマンショック、その後の世界的な景気回復を経て今年2019年は11年を経ましたが、2019年は“景気の先行き不透明感強まる恐れ”が経済専門家等の分析などから様々に指摘されている中、多くの人が日々の消費について細かく意識を持ち、行動していることも垣間見えています。

■株式会社オウケイウェイヴについて  (リンク »)
株式会社オウケイウェイヴは1999年7月設立。「互い助け合いの場の創造を通して、物心両面の幸福を実現し、世界の発展に寄与する」ことを目指し、日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE( (リンク ») )」を2000年1月より運営しています。法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基にした、大手企業、自治体の500サイト以上が導入する国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support( (リンク ») )」や、顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support( (リンク ») )」、顧客サポートAIソリューション「OKBIZ. for AI Chatbot( (リンク ») )」などを提供しています。2006年6月に株式上場(証券コード:3808)。今後は、AI、ブロックチェーン、情報セキュリティの各技術を組み合わせて、感謝されている人がより報われる社会を目指す「感謝経済」プラットフォームの拡大に向けたサービスを提供していきます。

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