韓国最大のモバイルネットワーク事業者SK Telecom、 世界初の5G商用サービスネットワークにA10 Thunder CFWを導入

~ A10 Thunder® CFW が5G商用ネットワーク向けに最先端のGiファイアウォールセキュリティ、CGNATパフォーマンス、IPv6アドレス変換を提供 ~

A10ネットワークス株式会社

2019-09-05 13:00

A10 Networksは、韓国最大のモバイルネットワーク事業者であるSK Telecomが、同社の5Gネットワークのコア機器のひとつとして「A10 Thunder CFW」を導入したことを発表しました。SK Telecomは2019年4月3日に、世界初の5G商用サービスを開始しています。
(本リリースは 2019 年 8月 8 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳をベースにしています (リンク ») )

A10 Networks (リンク ») (本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、創業者 兼 CEO:リー・チェン、以下A10)は、韓国最大のモバイルネットワーク事業者であるSK Telecomが、同社の5Gネットワークのコア機器のひとつとして「A10 Thunder CFW」を導入したことを発表しました。SK Telecomは2019年4月3日に、世界初の5G商用サービスを開始しています。

A10の創設者兼CEOであるリー・チェンは、次のように述べています。
「韓国は5G展開で先行しており、そのインフラおよびセルラー技術への大きな投資によって、先行者利益がもたらされました。ハイパフォーマンスで、複数のアプリケーションサービスが集約されているというA10独自の価値提案は、SK Telecomの5G SGi/Gi-LANおよびマルチアクセスエッジコンピューティング (MEC) の要件と完全に合致しました。韓国の5G市場のビジネス機会は、4Gの際と比べてはるかに大きいと考えており、A10がSK Telecom に協力できることをうれしく思います。」

A10のセキュリティプラットフォームA10 Thunder CFWは、モバイル通信事業者のセキュリティ強化、5G、IoT対応を支援する「5G Gi-LANソリューション (リンク ») 」を搭載しています。SK Telecomが採用したハイエンドモデルA10 Thunder 14045 CFWは、最大300Gbpsのスループットと毎秒5億1千2百万セッションの同時セッション性能を備えています。今回、物理アプラインス(PNF)により、SK Telecomの5Gベースの新IPサービスに対して、キャリアグレードネットワークアドレス変換(CGNAT) およびNAT 64によるIPv6アドレス変換の機能を提供します。A10 Thunder 14045 CFW は、SK Telecomの5Gサービスにおける以下の要件をすべて満たしています。

• 低遅延 – 500km/h (時速500km)で20Gbpsのインターネット利用
• 最大同時加入者数 – 1平方キロメートルあたり100万人以上の加入者
• 同時接続数 – 毎秒1億3500万セッション以上
• ダイナミック ディープ パケットバッファー

韓国のモバイルインターネット通信量は、スマートフォンが最初に導入されて以来過去10年で爆発的に増えていますが、IPv4アドレスが既に枯渇しているため、増加を続けるモバイルネットワーク加入者に対するIPサービス提供が不可能になっています。その結果、4G/LTE以降に導入されたIPv6アドレスシステムが、5Gネットワークで採用されるべき重要な技術となりました。5Gネットワークでは、今後数年間は増え続けるIoTデバイスやスマートフォン、スマートシティ、スマートファクトリー、コネクテッドカー、遠隔医療、AR (拡張現実) /VR (仮想現実) デバイスのすべてに、IPv6アドレスの割り当てを強いられるでしょう。

電気通信事業者のネットワークコアは、過去10年以上にわたってIPv6アドレッシングシステムが全面的にサポートされてきましたが、ほとんどの企業、家庭、その他の組織では未だにIPv4アドレスが使用されています。A10 Thunder CFWは、IPv4およびIPv6のアドレッシングスキームが共存できる環境で、両アドレス間のリアルタイムな相互アドレス変換を同時にサポートすることで、完全なエンドツーエンド接続を実現します。さらにA10 Thunder CFWは、高度なCGNATソリューションに加えて、高性能なGiファイアウォールもSK Telecomに提供しており、顧客にとって最も重要なモバイルパケットコアとそのサービスを保護しています。

Thunder CFWソリューションが提供しているCGNAT機能は、競合のソリューションと異なり、SK Telecomの商用4G/LTEサービスの実稼働ネットワークにおいて、その機能が実証されています。

さらにアプリケーション分析と一元管理のプラットフォーム「A10 Harmony Controller®」が、SK Telecomの5G商用ネットワークで利用されているすべてのA10 Thunder CFWを管理します。A10 Harmony Controllerの正確な分析とエンドツーエンドの統計情報により、SK Telecomのネットワーク運用チームは、ソースやアプリ、サービスごとにトラフィックの傾向とデータをリアルタイムで把握できます。これにより、遠隔トラブルシューティングやライフサイクル管理、今後の5Gトラフィック増加に応じた設備管理、拡張、移転の予測を行えるようになります。

SK Telecomのコアエンジニアリングチーム ディレクターであるSE WOOK KIM氏は次のように述べています。
「SK Telecomは、2019年4月3日に世界初の5G商用サービスを開始しました。新規5Gサービスのパフォーマンスや安定性、ハイパーコネクティビティに向けてのネットワーク運用に非常に満足しています。私たちは長年にわたり準備を進めて来ており、理論上最大20Gbpsのブロードバンドワイヤレスデータサービスを提供する5Gインフラを提供するために、コア/エッジルーター、vEPC、gNBを含むネットワーク全体を、5G規格に適合する超大容量、超低遅延、高信頼性を備えるように再構築しました。特に、5GのIPサービスでミッションクリティカルなコンポーネントであるCGNATデバイスに関して、その優れたパフォーマンス、機能性、最高の信頼性からA10 Thunder CFWを導入し、この選択に満足しております。」

「A10 Thunder CFWのPNFにおける優れたパフォーマンスと高度な機能は、今回の導入の重要な要素であり、私たちのサービスの品質を保証するでしょう。過去数年にわたり4G/LTEサービスネットワークで実証されたA10の高い信頼性は、NAT44だけでなくNAT64トラフィックもサービスを中断せずに処理する最高の性能を立証しました。A10は当社の要件を100%満たす唯一のソリューションでした。」とKIM氏は続けます。

A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)は常に信頼できるセキュリティ企業として、高性能なアプリケーションネットワーキングソリューション群を提供しています。お客様のデータセンターにおいて、アプリケーションとネットワークを高速化し可用性と安全性を確保しています。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界各国の拠点からお客様をサポートしています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
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A10 ロゴ、A10 Networks、A10 Thunder 、ThunderおよびA10 Harmony Controllerは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。
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