フランス グルノーブル市、2020年4月16日/PRニュースワイヤー/ --
業界をリードするビデオ半導体IPソリューションプロバイダーであるAllegro DVT社は、本日、AV1ビデオ規格への対応を追加したビデオデコーダIPのAL-D21x製品ファミリーの販売を発表しました。この追加により、これまでに発表されていたAV1ビデオIPエンコーディングソリューション (AL-E21x) が完成し、Allegro DVT社はAV1エンコーディングおよびデコーディングIPの完全なラインナップを提供する唯一のプロバイダーとなります。また、Allegro DVT社は、ティア1ベンダーとの設計プロジェクトの受注についても認めており、2020年末までの製品出荷を目指しているとのことです。
新たなビデオ規格であるAV1は、圧縮率および映像品質が向上したオープンソースかつロイヤリティフリーの標準規格の提供を目指し、2015年にGoogle、Netflix、Intel、Microsoftなどの業界のリーダーが設立したコンソーシアム、Alliance for Open Media (AOMedia) によって開発されました。Allegro DVT社は早くからAOMediaに名を連ね、中心的なメンバーとして、IPのエンコードおよびデコード、コンプライアンステストパッケージを提供し、AV1ビデオ規格の開発に積極的に貢献しています。
AL-E21xおよびAL-D21xのIPコア製品ファミリーには、最大8K解像度のAV1リアルタイムエンコーディングおよびデコーディングが実装されています。また、シリコン部および消費電力を最小限に抑える独自のマルチフォーマットアーキテクチャに基づき、H.264、HEVC、JPEGなどのその他の主流のビデオおよび画像圧縮規格にも対応しています。また、効率的なフレームバッファ圧縮技術を採用しており、システムのメモリ帯域幅が最適化されます。
さらに、AL-E21xおよびAL-D21xは、4:2:0および4:2:2の両方のクロマフォーマットに対応する世界初のビデオIPコアであり、消費者向けおよびプロ対応のアプリケーションをターゲットに、対象市場の範囲を拡大しています。
「Allegro DVTは、エンコーダ AL-E21x およびデコーダ AL-D21x の IP コアで構成されるAV1ビデオIPソリューションの完全なラインアップを提供する最初のIPプロバイダーとなったことを嬉しく思います。当社独自の製品ファミリーにより、一社のビデオIPプロバイダーと連携するだけで、完全なAV1エンコーダ/デコーダ製品の統合および市場投入までの時間を短縮することができます」とAllegro DVTのマーケティング担当バイスプレジデントのナタリー・ブロー氏はコメントしています。
Allegro DVT社について
フランスのグルノーブルに本社を構えるAllegro DVT社は、H.264、HEVC、AVS2/3、VP9、AV1、VVC規格に特化したコンプライアンスストリームおよびビデオコーデックの半導体IPを含むデジタルビデオ処理ソリューションを提供する世界をリードする企業です。
2003年に設立されたAllegroは、現在、ビデオ圧縮技術市場を牽引する企業として認知されており、その製品は、100社を超える主要なICプロバイダー、OEM、放送会社に選ばれています。
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Contact: Elodie Soufi, info@allegrodvt.com
(日本語リリース:クライアント提供)
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