日本ネットワークサービス、 IPv4アドレス枯渇対策にA10 Thunderシリーズを導入

~ CGN実装により事業拡張のための約1万の余剰IPv4アドレスを確保 ~

A10ネットワークス株式会社

2021-11-18 12:00

A10ネットワークスは、日本ネットワークサービスが、IPv4アドレス枯渇対策としてA10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunderシリーズ」を導入したことを発表します。
A10ネットワークス株式会社(本社:東京都港区、日本法人代表 兼 社長 米国本社ヴァイスプレジデント兼務:川口 亨、以下A10)は、株式会社日本ネットワークサービス(本社:山梨県甲府市、代表取締役社長:長田 和仁、以下 日本ネットワークサービス)が、IPv4アドレス枯渇対策としてA10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunderシリーズ」を導入したことを発表します。

■導入背景

1970年にケーブルテレビ局として設立した日本ネットワークサービスは、山梨県内で甲府市をはじめ7市3町に広がるサービスエリアに光ファイバーケーブルを敷設し、約18万世帯の加入者に対して、再放送事業や地上・BSデジタル放送のほか、インターネット接続サービスやCATV光電話サービスなどの多様なサービスを展開しています。

同社のインターネット接続サービスは、現在3万世帯を超える契約数を誇り、コロナ禍におけるインターネット需要の高まりも受け事業を拡大していますが、数年前よりIPv4アドレスの枯渇が課題として顕在化していました。

IPv4アドレスが年々高騰し、調達による対策が限界を迎える中で、同社が注目したのは大規模なNATとして通信事業者レベルでIPアドレス変換を実現する「CGN(キャリアグレード NAT)」です。同技術により、一つのIPv4アドレスを複数の回線で共有することで、 IPv4アドレスを節約し、IPv6移行までの準備期間を設けることができます。

同社は、CGN基盤を構築できるソリューションとして、放送・通信事業者における豊富な導入実績・知見を有することを決め手に、「A10 Thunderシリーズ」の採用を決定しました。

■導入効果

A10のアプリケーションサービスゲートウェイ「A10 Thunderシリーズ」は、CGNやNAT64 / DNS64、DS-LiteといったIPv4枯渇対策/IPv6移行ソリューションをはじめ、サービス事業者や企業が可用性とセキュリティを確保するための多様なネットワーク・セキュリティ機能を提供しています。ハードウェアの性能を最大限に引き出す独自OSにより、大規模な同時接続に対する高速処理を実現し、放送・通信事業者において豊富な採用実績を有します。

日本ネットワークサービスは、約2カ月の検証期間を経て、HFC(Hybrid fiber-coaxial)ネットワークにおいて「A10 Thunderシリーズ」によるCGNの運用を開始しています。サービスエリア全域で既に光ファイバによるFTTHネットワークを展開する中で、将来的に閉鎖予定のHFCネットワークのIPv4アドレスを有効活用し、継続的な事業拡大に必要な約1万の余剰IPv4アドレスを確保することができています。

今後同社は、FTTHネットワークに関しても同様にIPv4アドレスの効率化を進めると共に、「A10 Thunderシリーズ」のIPv6移行技術や他のセキュリティ・ネットワーク機能を活用することを計画しています。

●導入事例の詳細
(リンク »)

●A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks(NYSE: ATEN)は、サービス事業者やクラウド事業者および企業で利用される5Gネットワークやマルチクラウドアプリケーションのセキュリティを確保します。高度な分析や機械学習、インテリジェントな自動化機能により、ミッションクリティカルなアプリケーションを保護し、信頼性と可用性を担保します。A10 Networksは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本拠地を置き、世界117か国のお客様にサービスを提供しています。

A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
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※A10 ロゴ、A10 NetworksおよびA10 Thunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
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