データ入力サービス「WOZE+」、AI OCRの実証実験で信頼精度99.999%を達成

株式会社ハンモック

From: PR TIMES

2023-01-05 13:46

法人向けソフトウェアパッケージ、クラウドサービスを提供する株式会社ハンモック(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:若山 大典、以下 ハンモック)のデータ入力サービス「WOZE+(ウォーゼ プラス)」は、特許技術「マルチAI OCR」※1 とオペレーターが連携し、データエントリー業界の標準信頼精度99.97%※2 を上回る、99.999%を達成したことを発表します。



[画像1: (リンク ») ]




実証実験の背景


紙に書かれた文字を読み取り、データ化する技術「OCR」。弊社では29年に渡り、さまざまなお客様にOCRを導入いただき、データエントリー業務を効率化する支援をして参りました。
昨今では、機械学習やディープラーニング、蓄積データの活用ができるAIと組み合わせることで「AI OCR」と呼ばれる、より精度が高いOCRが誕生しましたが、認識の精度を示す認識率は99.1%※3 が一般的であり、データエントリー業界の標準信頼精度99.97%に及んでいません。「99.1%」という数値だけを見ると非常に高く感じますが、100項目に1項目の誤りが発生します。データ量が多くなればなる程、この誤りは非常に大きな問題となります。対策として挙げられるのは、人力によるデータの全件目検です。ハンモックでは、「OCRを導入しても、人力による全件目検業務が残存するため業務効率化の範囲が限定的になってしまう」という課題を解決するために、2022年6月に特許技術「トリプルOCR(3つのOCRで項目を判読する技術)」の実証実験を行い、信頼精度99.997%を達成しました。※4
この度、より高精度なデータを提供し、入力業務の効率化を支援するため「ダブルOCR(2つのAI OCRで項目を判読する技術)」と手入力(人)の連携によるAI OCRの信頼精度について実証実験を行いました。



実証実験の前提条件


日本年金機構のホームページにて公開されている次の対象帳票で実証実験を実施。

1.対象帳票
健康保険・厚生年金保険 被保険者報酬月額変更届/厚生年金保険 70歳以上被用者月額変更届
※サンプルデータを弊社にて準備し、テスト画像を作成

2.データ量
信頼性99.999%以上を実証するために、100,000項目以上の画像を弊社にて準備して、本検証の対象とします。

3.データ分布
準備した画像の活字と手書きの割合は、活字8割、手書き2割とします。

4.OCRエンジン
下記2種類のOCRエンジンを使用します。
(1)ハンモック社製AI OCRエンジン(以下、H社製エンジン)
(2)フィーチャ社製AI OCRエンジン(以下、F社製エンジン)



実証実験の結果


1.OCRの信頼精度
本検証の結果、以下の処理によって99.999%以上の信頼精度を実現できることが確認できました。
(1)2つのAI OCRエンジン+オペレーター1名の入力による3つの結果を比較処理
(2)演算/マスタ利用による誤確定防止チェック処理
(3)OCRエンジンの自信度チェック処理
なお、今回の検証で3つの結果が誤って一致した事例は下記の1項目のみでした。
[画像2: (リンク ») ]


2.入力業務の効率化
上記の結果から、人による「確認・修正」が必要なデータの割合は約22%となり、オペレーター1名による全件入力分の100%と合わせると人手による作業量は約122%となります。オペレーター2名による入力+目検1名体制による作業量が300%であると仮定した場合に、約2.5倍の入力業務効率化が図れるものと考えます。
[画像3: (リンク ») ]


本プレスリリースは実証実験結果報告書の一部を抜粋しております。
▼詳細は下記よりお問い合わせください。
(リンク »)

なお、上記実証実験をもとにしたソリューションは「WOZE+(ウォーゼ プラス)」として2023年1月末の提供開始を予定しています。


※1:特許番号 5464474号
※2:ハンモック調べ
※3:ハンモック調べ
※4:OCR技術の限界を突破。特許技術「マルチAI OCR」の実証実験で、信頼精度99.997%を達成
URL: (リンク »)

■株式会社ハンモックについて
ハンモックは、法人向けソフトウェアメーカーです。組織を強くするIT環境をすべての人へご提供するべく、法人に必要な3領域『セキュリティ、営業支援、業務効率化』でお客様課題の解決を実行しています。

<製品・サービスはこちら>
▼AssetView(アセットビュー):クライアントPCの運用管理×セキュリティ対策を支援
(リンク »)
▼ホットプロファイル:クラウド型名刺管理・営業支援ツール(新規開拓×名刺管理×営業支援)
(リンク »)
▼ホットアプローチ:狙った企業に営業ができるフォーム営業ツール
(リンク »)
▼DEFACT:さまざまな帳票の入力業務効率化を支援
・WOZE(ウォーゼ):AI OCR+人のチェックで高精度にデータ化。すぐに始められるクラウドサービス
申込書、勤怠表、アンケートのデータ入力、手書き文字も高精度に認識します。
(リンク »)
・AnyForm OCR:FAX注文書、請求書、納品書に対応した帳票データ化ソフトウェア
(リンク »)

代表者 : 代表取締役社長 若山 大典
設 立 : 1994年4月1日
資本金 : 3,648万円
売上高 : 36億円(2022年3月期)
従業員数 : 223名(役員除く/パート含む)
本社所在地 : 東京都新宿区大久保1-3-21 ルーシッドスクエア新宿イースト3F
URL : (リンク »)

プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
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