株式会社ブリスコラ (本社:東京都港区、代表取締役:末貞 慶太郎、以下、ブリスコラ) は、内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金(令和4年度 Type3)事業に採択された福島県会津若松市において、事業実施主体である一般社団法人AiCTコンソーシアム(以下、AiCTコンソーシアム)の一員として、API利活用を推進するための「API開発者ポータル」の構築を完了し、正式リリースしたことを発表します。また、このAPI開発者ポータルに、データ提供者とサービス提供者の相互コミュニケーションの円滑化とAPIを活用したサービス推進のための「API事業者ビジネスポータル」も併せてリリースいたしました。これにより、市民への付加価値の高い良質なデジタルサービス提供に向けたデータ連携基盤に、API活用に必要となる重要な機能を備え、多くの利便性の高いサービス創出を支援します。
さらにブリスコラは、令和5年度においても会津若松市のスマートシティモデル推進にあたり、APIを活用したサービス戦略の立案やビジネス/システムのAPI公開審査、またAPIモデルの標準化や教育の支援など、ブリスコラの持つナレッジを活用し継続的な支援に注力していきたい考えです。
API開発者ポータル:API利活用を推進するサイト (リンク »)
[画像1: (リンク ») ]
API事業者ビジネスポータル:APIサービスを推進するサイト (リンク »)
[画像2: (リンク ») ]
福島県会津若松市 令和4年度 デジタル田園都市国家構想事業 実施内容について
福島県会津若松市の「複数分野のデータ連携による共助型スマートシティ推進事業」は、データ連携基盤である都市OSを活用して、ヘルスケア、行政、観光、防災、決済、食・農の6分野でデータ連携と付加価値の創出につながる市民や自治体向けデジタルサービスを実装しています。22のスマートシティサービスが都市OSに接続されており、今回の「 API開発者ポータル」のリリースを含めデータ連携にともなう都市OSの機能強化を行い、分野を超えたデータ連携を活用した市民一人ひとりに寄り添ったサービスの提供を実現しています。
参照 AiCTコンソーシアム発表リリース (リンク »)
「API開発者ポータル」と「API事業者ビジネスポータル」 主な特徴
ブリスコラは、昨年10月に発表※1をしたAPI標準化のコンサルティングとAPI開発者ポータル構築を受託したことをうけ、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)をベースに開発した自社製品「BAMs Catalog for Smart City」を用いデータ提供者が公開するAPIを一覧的に閲覧可能となる「API開発者ポータル」の構築を令和4年度内に完了いたしました。さらに、このAPI開発者ポータルにAPIを活用したサービス推進のための機能を追加した「API事業者ビジネスポータル」も併せて構築しました。
【主な特徴】
■ データ提供者の諸情報の公開による、コミュニケーションの円滑化
データ提供者は、公開するAPIに関する情報だけでなく、FAQやお問い合わせ窓口等の情報を公開することで、利用者となるサービス提供者との間でより円滑なコミュニケーションを実現でき、より良質なサービス構築へつながります。
■ アドバイザリー機能
サービス提供者がサービス構築の際にAPIを活用することに対し、データ提供者がアドバイスや支援をするための「アドバイザリー機能」を提供しています。
■ サービス提供者のAPI活用事例の公開
サービス提供者はAPIを使う側としてだけでなく、実際活用した事例をAPIポータル上で表現することで、データ提供者に実際の仕様に関するフィードバックや相互のコミュニケーションをより円滑にし、APIまたサービスの品質向上に貢献します。
[画像3: (リンク ») ]
※1 ブリスコラ、会津若松市のデジタル田園都市国家構想 推進交付金(Type3)採択事業における、 API標準化のコンサルティング推進とAPI開発者ポータル構築を受託
(リンク »)
全国の自治体に向けた「API事業者ビジネスポータル」モデルの啓蒙
ブリスコラは、APIの利活用を推進するためのAPI開発者ポータルの機能だけでなく、データ提供者のAPIサービスやサービス提供者のAPIを活用したデジタルサービスを推進していく基盤も整うことで、サービス提供者とデータ提供者の両事業者の相互参加型によるエコシステムを形成し、市民に向けたデジタルサービス創出を包括的に支援できると考えています。そのため、この「API事業者ビジネスポータル」のモデルを全国のデジタル田園都市国家構想事業やスマートシティのプロジェクトに取組む自治体に啓蒙し、APIを活用したサービス提供やデジタル化の促進による市民生活の利便性向上に貢献していきたい考えです。
【エンドースメント】
一般社団法人AiCTコンソーシアム 代表理事 兼
アクセンチュア イノベーションセンター福島 センター共同統括 海老原 城一氏
会津若松市のデジタル田園都市国家構想推進交付金Type3採択事業において、データ連携基盤である都市OSを通じて地域住民の皆様や地元企業の方々の利便性向上につながるサービス提供を拡張できたことをうれしく思います。複数のサービス間でのデータ連携を安全安心に実現するために、オプトイン機能の強化や安全なデータ流通のための規約の策定のほか、API活用を最大限にするAPIポータルの構築など、ブリスコラのAPI連携に関する知見や実績を活かして都市OSの強化を実現しました。今後も、このAPIを活用したデータ連携によるスマートシティモデルを会津若松市から全国へ発信できるよう、AiCTコンソーシアム一丸となって推進してまいります。
■ 一般社団法人AiCTコンソーシアムについて
AiCTコンソーシアムは、オプトインによるデータ活用とパーソナライズによる市民中心のスマートシティ実現に向け、国内外の有力企業、会津地域の企業や団体など、約90の会員企業・団体で構成されているコンソーシアムです。2011 年に会津若松市・会津大学・アクセンチュアの産学官連携で始まった、東日本大震災からの復興に向けた取り組みを端緒として、先進的なスマートシティの取り組みが進み、多数の企業が会津若松市に集積したことを受けて、2021年に設立されました。会員企業・団体は、スマートシティのデータ連携基盤となる都市OSを軸に、ヘルスケア、防災、データ利活用、ものづくり、エネルギー、教育、食・農、地域活性化、観光、行政、決済、モビリティインフラ、スマートホーム、サーキュラーエコノミー領域など、幅広い分野のスマートシティサービスを、組織の枠を超えて開発、運用しています。本コンソーシアムでは、会津地域で10年以上をかけて培われた知見、プラットフォーム、ネットワークをもとに、会津における地域DX(デジタル変革)を目指すとともに、日本のあるべきスマートシティのモデルとして全国に発信しています。
会員企業の詳細は、AiCTコンソーシアムのWebサイトをご覧ください。
(リンク »)
■ 株式会社ブリスコラについて
株式会社ブリスコラは、デジタルテクノロジ(ビッグデータ、IoT/M2M、センサークラウド、AI等)を活用した幅広いアプリケーションやサービスを実現するために鍵となるAPIソリューションに特化した事業支援会社です。Kong製品の提供とともにAPI利活用に関わるコンサルテーションやAPIプラットフォームの構築支援についても多くの実績があります。
(リンク ») (ブリスコラAPI事業専用サイト)
(リンク ») (企業サイト)
■ Briscola API Management Service (BAMs) について (リンク »)
BAMsは、Briscola API Management Serviceの略であり、ブリスコラが提供するAPI事業における製品・サービス・ソリューションからなる全ポートフォリオの総称です。特に世界で最も採用されているOSSのAPIゲートウェイである「Kong」を中心に、APIの設計開発から公開運用にいたるまでのフルライフサイクルAPI管理を実現した「BAMs Series」をサブスクリプションサービスとして提供しています。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
【当製品に関するお問合わせ先】
株式会社ブリスコラ TEL:03-6441-2614 (リンク »)
プレスリリース提供:PR TIMES (リンク »)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。