New Relic社と提携し、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」の提供開始

　NTTデータ先端技術株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：木谷 強、以下：NTTデータ先端技術）は、2023年6月7日、New Relic株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：小西 真一朗、以下：New Relic社）と、New Relic社の提供するオブザーバビリティ（可観測性）プラットフォーム「New Relic」のお客様への導入において協業することで合意しました。
　また、NTTデータおよびNTTデータ先端技術が協力し、NTTデータグループの開発環境「統合開発クラウド」で行われる開発プロジェクトに対して「New Relic」の導入・活用支援サービスの提供を開始しました。

【背景】
　昨今、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進をはじめとした、デジタル技術を核に企業の競争力を向上させる取り組み、ソリューションへのニーズが高まっています。その中で、システムの状態に関連するすべての情報を観測、調査し、システムの稼働状況を示すパフォーマンスデータを一元化してリアルタイムに可視化し、障害発生の際に迅速な問題の特定と根本原因の発見・解決が可能となる「オブザーバビリティ」への注目が高まっています。
　NTTデータ先端技術では、プラットフォームの設計・構築・運用や、ソフトウエア開発、セキュリティといった、多岐にわたる領域でお客様のDX推進をサポートしてきました。一方、New Relic社はクラウドベースのエンドツーエンド・オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」の開発・提供を行っています。
　この度、オブザーバビリティに関するお客様の理解促進を通じ、当社マネージドサービスビジネスの拡大を図ることを目的に、NTTデータ先端技術とNew Relicは協業することに合意しました。

【協業の概要】
　「New Relic」は、NTTデータ先端技術として初めて販売するクラウドベースのオブザーバビリティ・ソリューションです。NTTデータ先端技術はこの度の協業により、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」のお客様への提供に加え、お客様の環境への導入・活用支援サービス「INTELLILINK マネージドサービス オブザーバビリティオプション」の提供も6月7日より併せて開始します。
　両社は、「New Relic」の提供を通じ、ハイブリッド環境で多種多様なワークロードが併走する大規模システムでの開発・運用工程において、障害発生時に迅速な問題の特定と根本原因の発見・解決を通じ、お客様のデジタルビジネスを支援します。

【「統合開発クラウド」利用プロジェクト向けに導入支援開始】
　この度の協業の開始に先立ち、NTT先端技術の支援のもと「New Relic」は、NTTデータグループのシステム開発環境内のプライベートクラウドである「統合開発クラウド」で利用できるオブザーバビリティプラットフォームの一つとして導入いただきました。NTTデータ先端技術では、「INTELLILINK マネージドサービス オブザーバビリティオプション」の開始に先駆け、「統合開発クラウド」の開発環境で行われる各開発プロジェクトへの「New Relic」の導入支援を開始しました。NTTデータグループの顧客企業のシステム開発・運用工程からオブザーバビリティ活用を促進、システム開発工程の効率化と高品質化を実現することで、顧客企業の競争力の維持および価値向上に繋げることを目指します。

【「New Relic」製品概要】
　「New Relic」は、クラウドベースのオブザーバビリティプラットフォームです。「New Relic」を利用することにより、アップタイム（システムの稼働時間）とパフォーマンスの向上、規模と効率の向上、また開発段階での障害発生時に早期に原因特定ができるため、市場投入までの時間の短縮を実現できます。「New Relic」には、組織がオブザーバビリティを実現するために必要なすべての機能が含まれています。

・Telemetry Data Platform:
ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができます。これは、すべての運用データの単一で正しいソースとなるように設計されています。

・Full Stack Observability:
APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで簡単に分析し、トラブルシューティングを行います。

・Applied Intelligence:
インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスが備わっています。

【今後について】
　NTTデータ先端技術では、「New Relic」の販売だけでなく、お客様の開発・運用工程における問題の特定、解決を行うPoC（※）支援サービスの開始を検討するともに、オブザーバビリティの需要拡大を見込み、オブザーバビリティエンジニアの育成プログラムを開始し、今後グループ全体で100名のオブザーバビリティエンジニアの育成を検討しています。

【会社情報】
■New Relicについて
● 会社名：New Relic株式会社
● 所在地：東京都港区
● 代表取締役社長：小西 真一朗
● 設立：2018年（米国本社設立2008年）
● 事業内容：オブザーバビリティ（可観測性）プラットフォームの提供
● URL： (リンク »)

※PoC：Proof of Conceptの略。導入前の実機検証。
＊「New Relic」は、New Relic, Inc.の登録商標です。
＊その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

■製品・サービスに関するお問い合わせ先
NTTデータ先端技術株式会社
基盤ソリューション事業本部 テクノロジセールス事業部
営業推進担当
Mail: tech_sales_info@intellilink.co.jp