株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:山本 二雄/以下、日立ソリューションズ)は、Microsoft Azureを利用してフルクラウド化をめざす企業に向けて、オンプレミスにあるアプリケーションの認証をAzure Active Directory*1(以下、Azure AD)に変更し、認証基盤の移行や統合を支援する 「ITモダナイゼーション向け認証拡張サービス」 を9月21日より提供開始します。
事業環境の変化に柔軟に対応したIT環境をめざして、多くの企業がオンプレミスとクラウドのハイブリッド利用から、フルクラウド化への移行を検討しています。オンプレミスからクラウドへの認証移行先としてAzure ADの利用が拡大していますが、Azure ADは利用できる拡張属性情報に上限があるため、アプリケーションによっては、これまでと同様の認証や認可を実施できなくなるという問題が発生します。
本サービスは、Azure ADに保持できない拡張属性情報を格納するためのデータストアと認証用APIを提供します。これにより、アプリケーション改修範囲を最小化して、認証先をオンプレミスからAzure ADに変更することができるため、企業はAzure ADへのスムーズな移行や統合が可能となります。
日立ソリューションズは、日立グループを含むさまざまな企業のAzure AD移行や、認証基盤の統合支援実績、これまで培った知見とノウハウで、システムのフルクラウド化を幅広く支援します。
*1 Microsoft 365や Dynamics 365をご利用のお客さまに標準で提供されるクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービスであり、2023年10月1日から Microsoft Entra IDに名称変更予定です
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■背景
近年、より迅速かつ革新的なビジネス展開やDXを実現するため、多くの企業ではITシステムのクラウドシフトに取り組んでいますが、オンプレミスの資産があるために環境の変化に柔軟に対応できない企業も多く存在します。それらの企業は、「リモートワークの際、オンプレミスにアクセスする必要があるため、ネットワークに負荷がかかる」「多要素認証が実現できないのでセキュリティに不安がある」「オンプレミスとクラウドのハイブリット利用でシステム運用管理が複雑化する」などの課題を抱えています。これらの課題を解決するため、全てのITシステムをオンプレミスからクラウドに移行するフルクラウド化をめざす企業が増加しています。
オンプレミスからクラウドの移行先としてAzureの利用が拡大しています。その際の認証はActive Directory/LDAPからAzure ADに変更されますが、Azure ADでは認可を行う際に利用できる拡張属性情報に上限があるため、アプリケーションによっては、これまでと同様の認可を実施できなくなるという問題が発生します。
日立ソリューションズは、日立グループを含むさまざまなお客さまのAzure AD移行や認証基盤の統合支援で培った知見やノウハウを元に、フルクラウド化を推進する企業の上記の問題を解決する「ITモダナイゼーション向け認証拡張サービス」の提供を開始します。
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■ 「ITモダナイゼーション向け認証拡張サービス」の特長
1. オンプレミスのActive Directory/LDAPで保有していた拡張属性情報をクラウドのデータストアで保持
2. 認証用APIを利用することで、アプリケーションの認証先をAzure ADに容易に切り替え可能
3. データストアと認証用APIの利用でアプリケーション改修範囲の最小化と移行や統合時のコスト削減を実現
■提供開始日
2023年9月21日
■「ITモダナイゼーション向け認証拡張サービス」について
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■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
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