■導入背景
甲州市では、人口減少、少子高齢化及び自治体DX推進計画に対応するため、新行財政改革大綱に基づき「DXを通じた“業務そのもの”や“プロセス”の変革」を基本目標とし、ICTを活用した効率的な行政運営への転換を目指しています。そこでデジタル技術を活用して業務効率化と行政サービスの向上を図るため、自治体情報システム強靭性向上モデルに準拠した環境下(LGWAN)でのOfficeアプリケーションのクラウド活用を見据えたMicrosoft 365での運用を検討してきました。
選定においては県内企業である株式会社 YSK e-comの支援の下、ローカルブレイクアウトの先行事例、豊富な導入実績及び導入リスクを最小限に抑えるためのノウハウがある、A10の統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を2023年2月に採用することを決定しました。
■見込まれる導入効果
A10 Thunder CFWはシングル構成で導入され、ローカルブレイクアウトによりLGWAN系からMicrosoft 365向けの通信を独自のインターネット回線に振り分けています。これにより、410名の職員がα´モデルでMicrosoft 365 Apps for enterpriseを安全に利用することができるようになります。また、Microsoft 365の導入により、Officeと連携する最新のASPサービスをリスクなしで活用することが可能になります。今回導入したA10 Thunder CFWは2024年3月に稼働を開始しており、導入初期段階では主にMicrosoft 365のOffice製品を利用します。A10 Thunder CFWを導入したことにより、今後はMicrosoft 365以外のクラウドサービスも低コストで環境構築できる見込みであることから、A10も引き続き同市の業務やプロセスの変革に貢献していきます。
甲州市のネットワーク構成図
(リンク »)
■A10 Thunder CFWについて
A10 Thunder CFWは、企業や自治体のクラウドサービスの活用促進に必要となるさまざまなネットワーク・セキュリティ機能を統合したセキュリティプラットフォームです。通信制御の機能では、クラウドサービスのドメイン名を基に、通信を柔軟かつ正確に振り分け、ネットワークの逼迫にも対応します。また、A10 Thunder CFWは自治体のαモデルのネットワーク環境において、LGWAN接続系の端末からの通信を集約し、Microsoft 365の通信を直接インターネットに振り分けるとともに、インターネット回線の負荷分散も担い、レスポンス低下やアクセス遅延を防ぎます。さらに、不定期に更新されるMicrosoft 365ドメインの自動更新にも対応しているほか、日本語による分かり易いGUIにより運用の負荷軽減にも寄与します。
■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks は、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
詳しくはホームページをご覧ください。
URL: (リンク »)
X(旧Twitter): (リンク »)
Facebook: (リンク »)
※A10 ロゴ、A10 Networks、A10 Thunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
※その他上記の全ての商品およびサービスの名称はそれら各社の商標です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。