■導入背景
竹原市は、「竹原市デジタル田園都市国家構想総合戦略」を策定し、「元気と笑顔が織り成す 暮らし誇らし、竹原市。」の実現に向けて、市政におけるDX推進を強化しています。特にクラウドサービスの積極的な活用に向けて、三層分離におけるセキュアなαモデルを堅持しつつ、ローカルブレイクアウトを実現するα´モデルの環境整備を目指していました。市職員からの要望で最も大きかったのは快適なオンライン会議の実現であり、安定したクラウドサービスの利用とセキュリティ対策強化の両立を、より良いコストパフォーマンスで実現することが求められていました。他自治体での導入実績が豊富であり、LGWAN接続系端末から容易にローカルブレイクアウトが実現できるセキュアなソリューションとして、統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」の採用を決定しました。竹原市では2025年(令和7年)2月にA10 Thunder CFWの本格稼働を予定しています。
■見込まれる導入効果
竹原市では冗長化したA10 Thunder CFWを経由して、LGWAN網からローカルブレイクアウトすることにより、ZoomやMicrosoft Teamsといったオンライン会議システムを中心に、350名の市職員がクラウドサービスを利用できるようになります。これにより、これまで課題となっていたオンライン会議専用端末の利用に関する煩雑なオペレーションから解放されるとともに、会議における長距離移動が不要となるほか、関係者とのコミュニケーション活性化や、クラウドサービスを活用した事務作業の効率化が実現します。A10 Thunder CFWの導入によってクラウドサービスの利用にともなうトラフィックの増加にも対応できることから、将来的にはMicrosoft 365などの新たなサービス活用も検討しています。A10 Thunder CFWはあらゆるクラウドサービスの導入に対して柔軟に対応可能なことから、A10は引き続き竹原市のDX推進に貢献してまいります。
■竹原市のネットワーク構成図
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■A10 Thunder CFWについて
A10 Thunder CFWは、企業や自治体のクラウドサービスの活用促進に必要となるさまざまなネットワーク・セキュリティ機能を統合したセキュリティプラットフォームです。通信制御の機能では、クラウドサービスのドメイン名を基に、通信を柔軟かつ正確に振り分け、ネットワークの逼迫にも対応します。また、A10 Thunder CFWは自治体のαモデルのネットワーク環境において、LGWAN接続系の端末からの通信を集約し、Microsoft 365の通信を直接インターネットに振り分けるとともに、インターネット回線の負荷分散も担い、レスポンス低下やアクセス遅延を防ぎます。さらに、不定期に更新されるMicrosoft 365ドメインの自動更新にも対応しているほか、日本語による分かり易いGUIにより運用の負荷軽減にも寄与します。
■A10 Networks / A10ネットワークス株式会社について
A10 Networks は、オンプレミス、ハイブリッドクラウド、エッジクラウド環境における、セキュリティ、インフラストラクチャの課題を解決するソリューションを提供しています。大手グローバル企業や通信、クラウド、Webサービス事業者まで7000社以上のお客様に導入いただいており、ビジネスに不可欠なアプリケーションやネットワークの安全性、可用性、効率性を高めています。A10ネットワークスは2004年に設立されました。米国カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、世界中のお客様にサービスを提供しています。
A10ネットワークス株式会社はA10 Networksの日本子会社であり、お客様の意見や要望を積極的に取り入れ、革新的なアプリケーションネットワーキングソリューションをご提供することを使命としています。
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※A10 ロゴ、A10 Networks、A10 Thunderは米国およびその他各国におけるA10 Networks, Inc. の商標または登録商標です。
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