ビジネスの世界では、時として「事実は小説よりも奇なり」な大逆転劇が起こる。
ネットカフェとしては日本最大級の広さを誇る「ビッグボックス高田馬場店(500坪)」。ネットブース、ダーツ、ビリヤード、卓球にカフェテリア……当時の最先端コンテンツをこれでもかと詰め込んでも、まだ床が余っていた。
荻野正之介
余ったスペース、どうする?
私たちは、近隣の大学祭に潜入し、24時間ぶっ続けのストリート調査を敢行した結果、弾き出した答えは「麻雀」。部屋数にして27部屋。「日本最大級の麻雀店を作ろう!」と意気揚々と警察署へ営業許可を取りに行ったものの、無情にも却下。
こうして、いわば「消去法」によって、27部屋の巨大カラオケエリア計画が動き出した。
忍び寄る「デスマーチ」の足音
すでにカラオケ店の運営経験があった社内には、「まあ、簡単にできるでしょ」という楽観的な空気が流れていた。しかし、これだけの規模だ。フロントを分け、専用のPOSシステムを組む必要がある。
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