サーバ仮想化環境に適した情報管理環境 : バックアップ編 | ストレージ最新技術解説 Vol.8

EMCジャパン株式会社

2009-06-02

■情報保護:VMwareに対応したバックアップ■


バックアップは企業の情報を保護する上で、非常に大きな要件であり、当然ながらVMwareの環境においても考慮しなければならない。しかし、仮想環境では1つのサーバ上に複数の仮想サーバが動いていることから、CPUやメモリ、ネットワークといった物理的なハードウェア・リソースを共有している。この環境に従来型の物理環境で適用してきたバックアップ手法をそのまま使うと、仮想化環境全体の性能に大きく影響してしまう。アプリケーションの処理とバックアップの処理が複数走り、処理の競合を引き起こすのである。 従って、VMware環境ではいかに処理を競合しないようにして遅延を起こさないようにするかが重要になる。また、仮想環境とはいえ、バックアップに関しては従来型の環境と同様に行いたいというニーズもあるだろう。EMCでは、このような要望に対応するバックアップツールを複数用意しているが、ここではストレージのスナップショット機能を活用したバックアップを行う「Replication Manager」と、データの重複除外に対応したバックアップ・ソリューションの「EMC Avamar」について紹介しよう。


Replication Managerによるバックアップ


Replication Managerはスクリプトを書かずに自動的にアプリケーションとの整合性を保ちながらスナップショットが取れるバックアップツールだ。このツールの特徴として、一度ストレージ全体のスナップショットを取って、リストアはファイル単位で行うことが可能なことがあげられる。また、スナップショットの特徴を活かし、リストアを瞬時に完了でき、いざという時のリストアも安心だ。また、テープなどの2次バックアップを行う際には、本番環境とは切り離された環境で2次バックアップを実行できるので、バックアップ・ウインドウの不足に悩まされることなく運用可能となる。さらに、スナップショットのデータを使うことから本番業務に一切影響を与えることなくバックアップが可能な点も大きな特徴といえるだろう。


VMware ESXサーバでのデータの持ち方はいくつか種類があり、それぞれの持ち方の応じた最適なバックアップ方法を選択する必要がある。


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