■仮想デスクトップの方式とは■
今、仮想化の新しい形として仮想デスクトップが注目を集めている。先日も、ニュースでNECが東京海上の3万台のクライアントをシンクライアント化しすることが紹介されていた。他にも小さなものから大規模なものまで、数多くの事例がある。仮想デスクトップを実現する方式の一つとしてシンクライアント・ソリューションがあるが、IDCの調査によると2012年には現在の倍以上の約7万台にまで達すると予測している。
では、シンクライアント・ソリューションは、なぜ今注目を集めているのだろうか? まず、PCの管理性能を向上させるというメリットがある。中でもセキュリティに関しては、非常に重要視されている。つぎに管理コストが下がることも大きな特徴だ。しかも、先ほどのセキュリティ強化と管理コストの削減が同時にできることが、シンクライアント・ソリューションの大きな特徴になっている。これにより、エンドユーザーに対するサービスレベルは上がり、デスクトップの業務継続性は維持できるのだ。シンクライアントは前からあったが、ここに来て注目されているのは仮想化の普及に伴い、仮想デスクトップ方式が登場したからだ。これは、データセンター側にクライアントOSが置いてあるシステムだ。ユーザーはインスタンスを管理する必要は無い。また、バックエンド側はすでに安定性が実証されているVMwareのESXサーバ上で動いていることから、堅牢性やクラスタプロテクションも実現されており、どこからでも安心して使うことができる。
ここでシンクライアント・ソリューションの方式について紹介しておこう。まず、真っ先に思い浮かぶのはサーバベース方式だろう。この方式は、サーバとシンクライアントで構成し、複数のシンクライアントがサーバの資源を共有する形態だ。低帯域でも利用できるので、WAN環境では非常に便利に利用できる反面、ユーザーのアプリケーションがそのまま使えなかったり、運用管理が難しかったり、コストが高いという欠点も持っている。別の方式としてブレードPC方式がある。データセンターにたくさんのブレードPCを並べて、ユーザーはそのブレードPCに対して1対1でアクセスする方式だ。この方式は移行が簡単で、高負荷業務に対応できるものの、1対1接続であるため効率が悪いという欠点がある。仮想デスクトップ方式は、これら既存のシンクライアント・ソリューションのいいところを取ったソリューションだ。この方式ではデータセンター側でユーザーが使っているWindowsなどのOSやアプリケーションが動いている。接続は基本的に1対1だが、1対多でも接続することも可能だ。課題としては新しい方式なので、実績がまだ豊富ではないということがある。VMware環境でこの方式を利用した場合、ブレードサーバ1台に対して約50台のデスクトップを収容できる。このことから一般の企業では4ラックあれば、すべてのデスクトップの収納が可能となる。
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