■ITの課題■
変化の激しいビジネス環境において、その変化へ対応できるIT、コストを削減すると同時にサービスレベルを向上できるITが求められている。これまでの統計では、IT投資はその70%以上が既存環境の維持・管理のための費やされているという。また、ITインフラはアプリケーションや部門毎に個別に構築されること多く、個々に空いているリソースがあるにも関わらず、有効活用できない。そのため、ビジネスを多角化する程、その投資と実需要の格差が拡大する傾向にある。では、需要にあった利用効率の高いリソースを運用し、変化とコストとサービスレベルの要件を満たすには、いったい何が必要なのだろうか。
■次世代ITのキーは物理と時間の制約の排除■
そのためには、技術モデル、運用モデル、利用モデルの3つが重要なポイントとなる。まず、利用効率を悪化させる要因であった、個々のアプリケーションやサービス要求、部門等と物理インフラの間の制約を排除するための技術モデルがキーとなる。物理的な制約を取り除き、リソースを共通プール化することで、個々のサービス要求に対するリソース利用を相互に平準化させながら、必要なときに必要なサービスレベルに応じてリソースを使い回す、つまり、最低限のリソースの所有で個々のサービス要求に動的に対応することができるようになる。この動的対応により時間の制約をも排除することが可能となる。この共通プール化されたリソースの動的利用と最適化を可能とする「仮想化」と「自動化」が最初のポイントとなる技術モデルである。
この技術モデルはすでに、ITインフラの各レイヤで展開が進んでいる。サーバー環境では、仮想化により、物理ハードウェアとOS、アプリケーションの間の制約を排除し、物理リソースを消費するOSとアプリケーションのセットである仮想マシンを利用状況に応じて動的に最適な物理リソースに再配置することでリソースの自動最適化が可能である。VMwareではDRS、VMotionといった機能でこれを実現しているが、これらの機能により、リソース利用効率を向上し、仮想化率を上げる程大きくコストを削減することを可能としている。サーバー仮想化によりI/Oの動的な変化への対応が求められるネットワーク環境では、ファイバ・チャネルをイーサネット・フレームでカプセル化することで、10Gbイーサネットの中にSANとLANのトラフィックを統合し、QoSに応じてネットワーク帯域を利用するユニファイド・ネットワークのための FCoE(Fibre Channel Over Ethernet)技術が標準化され、すでに対応スイッチが導入期に入っている。では、ストレージではどうだろうか。ストレージでリソースを消費するのは、データとそのデータに対するI/Oである。つまり、保存リソースと処理リソースをそれぞれ共通プール化し、データとI/Oを最適なリソースに動的に再配置することが必要となる。これはサーバー仮想化におけるVMware DRS及びVMotionをストレージに適用したモデルであり、物理ストレージを仮想ストレージへ進化させ、サーバー仮想化の効果をストレージにもたらすための基盤技術である。
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2012-10-31

