■ハイエンドストレージの運用を簡素化するFAST■
ハイエンドストレージの運用は非常に難しい。たとえば、ストレージの構成変更に関してはブラックボックス化しており、少しの変更でもベンダ頼みになっていることが多い。また、通常の管理においても継続的なサービスレベルを提供することは非常に難しい。特に、統合レベルが進んだ環境では、性能とコストの両立が難しくなる。そのためには、リソースを最適に配分するためのデータ収集や分析が重要になってくるが、複雑化した現代のシステムでは作業負担が大きく、サービスレベルの管理自体がきっちりできていないことが多い。
たとえば、I/O負荷低減のためにEFDを導入したとしても、EFDに移動するボリュームをどれにするか? また、そのボリュームを作業に影響を与えないように確実に移動するにはどうすればいいか? ということが正しく確立されていなければ、せっかく導入したEFDも意味がなくなってしまうのだ。
EMCでは、このようなハイエンドストレージの運用の難しさを解消するためにFAST(Fully Automated Storage Tiering)の利用を提案する。FASTを使えば、GUIを使って作成したポリシーに従って、ボリュームの分析からストレージ構成組み替えまでを自動化できる。
■サービスレベル管理の簡素化する階層化自動管理機能FAST■
FASTは、仮想LUNテクノロジーを利用した階層化自動管理機能だ。この機能を使えば、ポリシーに基づいて最適なサービスレベルを自動的に提供することができる。しかも、一定期間のディスクI/Oの変化を分析する機能も搭載されているので、時間軸によって変動する需要変動に合わせて、最適なディスク環境を提供できることも大きな特徴だ。これによって、管理作業はポリシーでサービスとストレージグループを関連付けるだけで済み、あとはFASTが常に最適な状態を保ってくれる。
FASTが他の管理ツールと大きく違うのは、一番手間のかかる情報の収集と分析を自動的に行うことだ。これによって、ユーザーの管理作業を大幅に軽減することができる。分析は、性能情報に合わせて何を移動するかを決める作業だ。分析期間はワークロードのサイクル合わせて1時間〜4週間まで自由に設定できる。ここでは、I/O数、サイズ、レスポンスタイムなどを検出して分析を行う。分析が終わったら移動のタームに移る。移動方法は、移動先に十分な空き容量がある際に、空きスペースにデータを移動する「Move」と、使用率が高まった際に、ストレージ間でデータを交換する「Swap」の2つがある。
FASTの設定はSMC(Symmetrix Management Console)のFASTパラメータで行う。設定内容は、まずFASTの有効・無効、データの移動開始を自動にするか手動にするかを指定する。つぎに、初期分析期間、ワークロード分析期間を指定する分析スケジュール設定を行う。最後に、分析対象時間帯や移動・スワップ可能時間帯といった、I/Oの負担にならない時期を設定できる、移動スケジュール設定を行う。
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